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死は終わりではなく>生でも死でもない「第3の状態」が生物には存在する【研究結果】

2025年06月23日 03時03分12秒 | 医学と生物学の研究のこと
 
 
生でも死でもない「第3の状態」が生物には存在する【研究結果】 
 
生でも死でもない「第3の状態」が生物には存在する【研究結果】
© 提供元:https://tabi-labo.com/310207/wt-third-state-between-life-and-death

 
「黄泉がえり」「死者の蘇生」などは、超常現象やSF映画の話だと思うだろう。しかし、そのような非科学的なことが、現実に起こり得るかもしれないらしい。


生と死を超えた


「第3の状態」が存在すると判明


これまで、生物の状態は生と死の2つしかないと思われてきた。ところが、最近の研究では、生でも死でもない「第3の状態」の存在が明らかになってきたという。研究者たちによると、「第3の状態」は死んだ生物の細胞が死後も機能し続けることで発生するとのこと。しかも、生きている間にはなかった新たな能力を獲得し、多細胞生物として"蘇る"場合もあるそうだ。


この「第3の状態」に関する実験は、カエルの細胞を使って行われたとのこと。死んだカエルの皮膚細胞を別の環境に適応させると、自発的に「ゼノボット(xenobots)」と呼ばれる多細胞生物になった。ゼノボットは髪の毛のような構造を使って周囲を移動できるうえ、自己の修復や複製もできるそう。これらは、本来の生物学的な役割を遥かに超えた行動だという。



同様の現象は、人間の肺細胞でも見られたという。人間の肺細胞が自己組織化すると「アンスロボット(anthrobots)」という多細胞生物になり、これはゼノボット以上の能力を持っているとのこと。移動や自身の修復に加えて、付近の細胞の治癒もできるそうだ。


「第3の状態」が


死の概念や医療を大きく変える可能性


「第3の状態」の解明が進むと、死の定義が大きく変わるかもしれないと研究者。死は生命の終わりだとされてきたが、じつは"新たな始まり"である可能性も考えられるという。


また、「第3の状態」は医療に革命を起こす可能性も秘めているとのこと。例えば、人間の生体組織から作られるアンスロボットを活用すれば、免疫反応や拒否反応を引き起こすことなく治療ができるようになるかもしれないそう。しかも、アンスロボットのような多細胞生物には寿命があり、4〜6週間後に自然分解されるため、有害な細胞が増殖するリスクを抑えられるとも。


まだまだ謎が多い、「第3の状態」。しかし、解明が進むと、生と死の概念や生物の在り方が大きく変わるかもしれない。


Reference: "Third state" of existence between life and death confirmed by scientists

 
 
 
 
 
 
 
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進化の法則>で新型コロナウイルスが弱毒化する可能性

2025年06月19日 00時03分19秒 | 医学と生物学の研究のこと
物質なのに自然淘汰が働く?

強毒性ウイルスは感染した人を殺してしまうので人が死ぬときに、体内のウイルスも消滅してしまい強毒性ウイルスは途絶えていく。一方、弱毒性ウイルスは、感染した人を殺すことは少ないので、自然淘汰・選択の結果、生き残ることになる。


5・8・2020
 
 ウイルスは、他の生物の細胞を利用して、自分を複製させる物質である、とよく言われる。これは間違いではないが、ウイルスの説明としては不十分だ。正確には、ウイルスは、他の生物の細胞を利用して、自分の複製をたくさん複製させる物質である。もしも、自分が消滅して、代わりに複製を1つ作るのならば、それはウイルスにならない。なぜなら、その場合はウイルスが増えないので、自然淘汰が働かないからだ。

【写真】ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧

 生物には自然淘汰が働くが、物質には自然淘汰が働かないことが普通である(もちろん生物も物質でできているけれど、本稿では「物質」は「非生物」という意味で使うことにする)。ところがウイルスは、物質なのに自然淘汰が働くめずらしい存在なのである。
     
写真:現代ビジネス        
 


物質とウイルスの境界
 
 ここでウイルスを物質と言ってしまったが、ウイルスを生物とするか非生物とするかは、人によって意見が異なる。ウイルスは、生物と非生物の中間的な存在だからだ。ただ、ウイルスを生物とすると、生物と非生物の境界は、かなりあいまいになる。ウイルスのもっとも単純な形は、ただのDNAだからだ。

 ウイルスは一生(ウイルスの一生をサイクルと言う)のあいだに、いろいろな形に変化する。たとえば、ラムダファージというウイルスは、タンパク質の殻の中にDNAが入った構造をしている。このラムダファージは細胞に吸着すると、内部のDNAを細胞の中に注入する。注入されたDNAは、元からある細胞のDNAに組み込まれる。そして、しばらくは、組み込まれたまま過ごすのである。

 ラムダファージが組み込まれてからも、細胞は分裂を続ける。そのたびに細胞は、自分のDNAだけでなく、ラムダファージのDNAも複製して、分裂後の2つの細胞に受け継がせる。つまり、細胞が分裂して増えていくにつれて、ラムダファージも一緒に増えていくわけだが、このときのラムダファージは、ただのDNAにすぎない。

 DNAは地球上にたくさんある高分子化合物で、私たちの遺伝子もDNAでできているし、小さなDNAなら、そこら辺の空気中にだって漂っている。しかし、これらのDNAのほとんどはウイルスではない。ウイルスとして働くDNAは、ほんの一部である。

 DNAがウイルスかどうかは、核酸の塩基配列による。しかし、ややこしいことに、同じ塩基配列の核酸でも、ウイルスである場合とウイルスでない場合がある。

 ウイルスは、他の生物の細胞を利用して、自分を複製させるが、利用できる生物の種は決まっていることが多い。つまり、感染する種が決まっていることが多い。

 たとえば、ヒトにしか感染しないウイルスがいたとしよう。そして、そのウイルスのもっとも単純な形は、単なるDNAだったとする。さて、このDNAがウイルスである理由は、ヒトに感染して自分を増やすことができるからだ。

 それでは、もしもヒトが絶滅したらどうなるだろう。そのDNAには、もはや感染する相手がいない。自分を増やしてくれる細胞はない。つまり、そのDNAは、もはやウイルスではない。塩基配列が同じDNAでも、つまりまったく同じDNAでも、周囲の環境によって(この場合はヒトが絶滅するかどうかによって)ウイルスになったりならなかったりするのである。

 さて、ラムダファージの場合は、サイクルの一部にただのDNAになる時期があるのであって、普通のウイルスの時期もある。つまり、タンパク質の殻がDNAを包んでいる時期もある。しかし、ウイルスの中にはずっとDNAだけ、あるいは、ずっとRNAだけのものもいる。

 細菌などには、プラスミドと呼ばれるDNAをもつものもいる。プラスミドは、本来の細菌のDNAとは別のDNAで、わりと簡単に外から細菌に入ったり、あるいは出たりする。プラスミドは単なるDNAなので、それ自体では複製を作ることはできないが、細菌の中で細菌の仕組みを利用して、複製を作るのである。プラスミドは細菌に対して、ほとんど何もしないこともあるし、抗生物質への耐性を与えることもある。

 また、植物の細胞には、ウイロイドと呼ばれるRNAをもつものもある。ウイロイドは単なるRNAなので、それ自体では複製を作ることはできないが、細胞の中で細胞の仕組みを利用して、複製を作るのである。ウイロイドは植物に対して、ほとんど何もしないこともあるし、病気を引き起こすこともある。

 プラスミドやウイロイドのことは、通常ウイルスとは呼ばないけれど、ウイルスとの間に明確な線を引くことは難しいだろう。

  このように、ウイルス、プラスミドやウイロイド、そして非生物である物質は、連続的なものだ。ウイルスと物質のあいだのどこかに、はっきりとした境界線を引くのは無理である。
ウイルスと生物の境界
 
 21世紀になると、巨大ウイルスが発見された。巨大ウイルスのいくつかは、一部の細菌(細菌は明らかに生物である)よりも大きく、また、一部の細菌よりも多くの遺伝子をもっていた。それでも巨大ウイルスが、細菌でなくウイルスとされるのは、自分でタンパク質を作れないからだ。

 タンパク質は、さまざまな生命現象を実際に行う分子であり、生物が自分を複製することができるのも、タンパク質のおかげである。このタンパク質を作るための構造が、細胞の中にはあって、リボソームと呼ばれている。ウイルスにはこのリボソームがないので、タンパク質を作ることができないのである。

 それでは、リボソームの有無で、生物とウイルスは明確に分けられるのだろうか。

 キジラミという、小さなセミのような昆虫がいる。このキジラミの細胞の中に共生しているカルソネラ・ルディアイという細菌は、リボソームを作る遺伝子の一部を失っている。そのため、自分だけではリボソームを作ることができない。したがって、タンパク質が作れず、自分の複製を作る(つまり細胞分裂をする)ことができない。複製を作るためには、共生しているキジラミの細胞に頼らなければならないのである。

 カルソネラ・ルディアイのような細菌もいるので、生物とウイルスのあいだに、はっきりとした境界線を引くのは難しそうだ。そして、さきほど述べたように、ウイルスと物質のあいだに境界線を引くのも難しそうである。

 ということは、生物と非生物のあいだは連続的で、その中間にいるのがウイルスなのだろう(ちなみに私は、ウイルスを生物に入れても、あるいは無生物に入れても、どちらでもよいと思う。しかし、どちらかに決めなければならないときは、私はウイルスを生物に入れないことにしている)。

  とはいえ、まったく境界線が引けないわけではない。もしも、境界線を引くとすれば、それは自然淘汰が働いているかいないかの間だ。つまり、ただのDNAやRNAと、(たとえ他の生物の細胞の力を借りるにしても)自分の複製をたくさん作れるDNAやRNAの間だ。たとえウイルスを物質と呼ぼうとも、ウイルスは自然淘汰を受けて進化する存在なのである。


感染予防対策は進化的にも有意義
 
 それでは最後に、ウイルスの感染拡大の防止について、進化の側面から考えてみよう。

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が、世界中で深刻化しつつある。この感染拡大を抑えるために、水際対策や大規模な集会の禁止などの対策が取られてきた。おそらく、これらの対策には一定の効果があり、感染が広がるスピードが抑えられたと考えられる。

 しかし、スピードは抑えられても、感染自体はゆっくりと広がり続けている。そのため、こんな意見を耳にするようになった。

 「どうせ最終的にはウイルスが広がってしまうのであれば、感染拡大を防ごうとする努力なんか無駄ではないのか」

 いや、そんなことはないのである。感染症の拡大が遅くなれば収束も遅れるけれど、一定の期間で区切って考えれば、患者の数は少なくなる。そのため、医療機関がパンクすることを防ぐ意味がある。しかも、それだけではない。

 毒性の強いウイルスは、短期間の間に感染した人を殺してしまうので、素早く別の人に再感染しなければならない。そうでなければ、感染した人が死ぬときに、体内のウイルスも消滅してしまうので、そのウイルスの系統は途絶えてしまうからだ。

 一方、毒性の弱いウイルスは、感染した人を殺さないし、もし殺すとしても長い時間がかかる。そのため、人から人へ感染するペースが遅くても、その系統はなかなか途絶えない。

 つまり、感染するペースを遅くすればするほど、毒性の強いウイルスの系統は途絶えやすくなり、ウイルスは弱毒化に向かって進化する可能性が高いのだ。ウイルスの進化はかなり速いので、実際に1~2年で弱毒化した例もある。感染拡大を防ぐ対策は、ウイルスを弱毒化して、死亡者を減らす効果があるのだ。

  もちろん、ウイルスの進化は偶然にも左右されるので、感染を防ぐ対策をしても万全ではない。強毒化してしまう可能性もゼロではない。ゼロではないけれど、それでも対策をすれば、ウイルスを弱毒化する可能性が高くなるのは確かである。


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『世界で一番長生きした人』って誰?何歳まで生きたの?

2025年06月14日 21時05分12秒 | 医学と生物学の研究のこと


【ギネス記録】『世界で一番長生きした人』って誰?何歳まで生きたの? (msn.com) 


『世界で一番長生きした人』って誰?何歳まで生きたの?


>256歳まで生きたという「李青曇(りせいどん)」さん ↑


現在の世界全体の平均寿命は73.3歳!

【ギネス記録】『世界で一番長生きした人』って誰?何歳まで生きたの?© シュフーズ

医療の進歩や健康に関する注目度が上がっていることなどから、年々世界の平均寿命は延びています。

現在、世界全体の平均寿命は73.3歳です。男女別に見てみると、男性が70.8歳、女性が75.9歳と女性の方が5歳長生きであることがわかります。

世界の平均寿命ランキングを通してみると、全体的にヨーロッパの国々が上位にランクインしていることから、ヨーロッパの人々は健康に対して注目度が高い傾向にあると考えられています。

日本人の平均寿命は84.3歳で世界トップ

長寿国として有名な日本の現在の平均寿命は、なんと全体の73.3歳を大幅に超えて84.3歳でした!調査対象となった198ヵ国中、第1位です。これは日本の和食文化や医療レベルの高さが関係していると考えられます。

ちなみに、健康寿命ランキングは74.1歳でしたが、こちらも198ヵ国中、第1位という結果になりました。日本は健康的に長生きできる年齢も高いようです。


ギネス記録認定!『世界で一番長生きした人』とは?

ギネスブックには、『世界で一番長生きした人』という項目があることをご存知ですか。現在、ギネス記録に認定されている世界で一番長生きした人はどこの誰で、何歳まで生きたのでしょう。


ギネス記録認定!122歳で逝去した「ジャンヌ・カルマン」さん

現在、「世界で一番長生きした人」としてギネス記録に認定されているのは、フランスにお住まいだったジャンヌ・カルマンさんという女性です。なんと122歳までご存命だったのだそうです!

ジャンヌ・カルマンさんはとても明るく思いやりに溢れた女性だったようで、くよくよせず人生を楽しんでいた方だったことが窺えます。

具体的な例として、なんと亡くなる2年前までタバコを愛煙していたと言います。タバコをやめた理由は健康の問題ではなく、目が悪くなり、タバコに火をつけてもらうのが申し訳なかったから、という付き人に対する配慮から来るものでした。


次いで長生きしたのは日本人の「田中カ子(かね)」さん

ジャンヌ・カルマンさんに次いで長生きした人物として知られるのは、日本人女性の田中カ子(かね)さんです。田中さんも119歳まで生きたという脅威の記録を持つ女性です。

生まれは明治時代、逝去されたのは令和といくつもの時代を渡り、さまざまな経験をされてきたと想像できる田中カ子さんは、晩年まで大好きなコーラやチョコを食べていたのだそうです!


男性最高齢記録は116歳で日本人の「木村次郎右衛門」さん

世界で最も長生きした人、次いで長生きした人はどちらも女性でした。しかし、男性も負けてはいません。男性最高齢記録は116歳で、こちらも日本人の木村次郎右衛門さんという方です。

明治30年に生まれ、平成25年に亡くなった木村さんは、明治、大正、昭和、平成と4つの時代を超えてきた男性ということになります。ヨーグルトを好んで食べていたという木村さんは、最新の研究によって判明した「和食に乳製品を取り入れる健康食」を無意識に実践していたそうです。



真相不明…256歳まで生きたという「李青曇(りせいどん)」さん

さて、現在公式に認定されているご長寿の皆さんをご紹介してきましたが、中国には256歳まで生きたという伝説級の男性「李 青曇(りせいどん)」さんがいます。

中国では大変有名な方のようですが、真相は不明のようで伝説の人として語られている部分が大きいのだとか…。伝説級のお話としては、23回の結婚を経て、子どもは200人いるなんて話も語られている方です。これは驚愕ですね!

250年以上前は今ほど正確に個人の情報が管理されていなかったため、生まれた年や没年などが誤って記載されてしまった可能性はあります。しかし、伝説として語られていることから、実際に当時の人々に比べると長寿であったことは間違いないのかもしれません。


驚異的に長生きな人に共通する点は?

【ギネス記録】『世界で一番長生きした人』って誰?何歳まで生きたの?© シュフーズ

これまで紹介してきた長寿として認定されている人たちには、どのような点が共通しているのでしょうか。ご家族や近所のお住まいだった方々の話から、共通する点をピックアップしてみました。

・遺伝的要因

・くよくよしない楽観的な性格

・打たれ強くストレス耐性が高い

・高齢期に入っても活動的

・自分が好きなように生きている

やはり医学的には遺伝的な要因も大きいようです。

しかし、本人のくよくよせずストレス耐性の高い楽観的な性格や、高齢期に入っても自分の好きなことをし続ける活動的な生き方などが大きな影響を与えているとのこと。これらを意識することで必ず長寿になれる、幸せになれるとは限りませんが参考にしたいですね!


長生きの秘訣は自分らしく楽しく生きること!

長寿の人々の生き方を見ると、長生きの秘訣は自分らしく楽しく生きることで、過度なストレスを溜めないことだとわかります。皆さんもネガティブな考えばかりを引きずるのではなく、ポジティブな思考を意識して生活してみてはいかがでしょう。












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国内大腸がん、5割が細菌原因か 毒素で変異、若年発症増に関係も

2025年05月29日 21時03分29秒 | 医学と生物学の研究のこと

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c04b5f5dcc4c9c131f977562caf5e0464e4d386

 

国内大腸がん、5割が細菌原因か 毒素で変異、若年発症増に関係も
5/21(水) 16:35配信


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共同通信
一部の腸内細菌によって大腸がんになる仕組み(イメージ)

 世界11カ国で大腸がんのゲノム(全遺伝情報)を調べたところ、日本人患者の約5割で、一部の腸内細菌が分泌する毒素が原因となる固有の変異が見つかったと、国立がん研究センターなどのチームが21日、発表した。増加傾向にある若年層の大腸がん発症に関わっている恐れがある。

【写真】酒に「がんのリスク」表示を、米国の医務総監が勧奨 大腸がんなど7種類のがんを引き起こすと指摘

 チームは日本人28人を含む計981人の大腸がんゲノムを分析。がんの原因となる変異のパターンを調べた。

 すると大腸菌など一部の腸内細菌が分泌する「コリバクチン毒素」による変異が、日本人患者の約5割で見つかった。他の国の平均より2.6倍多い。毒素が大腸の細胞のDNAを傷つけ、がん発症につながる変異を起こすとみられる。

 この変異は、50歳未満の若年患者に多く、70歳以上の高齢患者の約3.3倍だった。患者から毒素を分泌する腸内細菌が検出されない例も多いため、以前に毒素にさらされたと推定される。

 成果は英科学誌ネイチャーに掲載された。

 

 

 

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若くても「脳が萎縮する人」と年を取っても「脳が若い人」、一発でわかる「見た目の違い」とは?

2025年05月24日 23時01分10秒 | 医学と生物学の研究のこと
 
若くても「脳が萎縮する人」と年を取っても「脳が若い人」、一発でわかる「見た目の違い」とは?(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース 
 
 
 
 
 
若くても「脳が萎縮する人」と年を取っても「脳が若い人」、一発でわかる「見た目の違い」とは?
1/31(金) 6:02配信




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ダイヤモンド・オンライン
東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授


 約16万人の脳MRIを読影、解析した東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授によると、「見た目と、脳の健康には相関がある」といいます。具体的に「見た目の違い」とは何なのか。「見た目」を整える簡単な方法と、その意外な効果とは?ジャーナリストの笹井恵里子さんが聞きました。(東北大学加齢医学研究所教授 瀧 靖之、ジャーナリスト 笹井恵里子)


【同じ60歳でも脳はこんなに違う!衝撃の比較写真はこちら】


● 脳の健康に悪影響を及ぼす 「社会的孤立」


 これまでの多くのご高齢の方々を対象とした研究から、人に会うと、その人の脳が見えるような気がします。「見た目の印象」と「脳の健康度」は一致しているように感じるのです。


 脳の健康に悪影響を及ぼすものとして「社会的孤立」が挙げられます。これは物理的な孤立、つまり独居を指すのではありません。普段何か嫌なことや、楽しいことがあったときに、それを話せる相手がいるかどうか。


 ですから一人暮らしをしていても、家族や友人、仕事仲間、近所の方々などと会えるタイミングがあったり、コミュニケーションをする時間や機会があれば、社会的に孤立していません。一方でたとえ家族と暮らしていても、コミュニケーションがほぼない状態の人は社会的孤立の状態に近いといえるでしょう。


 いろいろな人とコミュニケーションをする、科学的に言うと「社会的な交流」は、全身の健康を維持する上でとても大切です。私の専門である「脳」においても、社会的交流が活発で、身なりがきちんとしている人は脳の若さが保たれている傾向にあります。反対にヨレヨレの格好の人は、実年齢より10歳以上年を取っているのではないかと思うほど脳萎縮が見られることがあります。


 もちろん、身なりに頭を働かせるから脳が健全なのか、その逆なのか、両方の要因があるように思います。しかし身なり(見た目)と、脳の健康に相関があるのは事実。同年代でも驚くほど脳画像に差が出るのです。画像で実例をお見せしましょう。


 さて具体的に「見た目の違い」とはどのようなものか。
 
● 「サイズ感と色合わせ」が 決め手になる


 これは高級ブランドを身に着けているということではありません。一言で表現するなら、脳が若々しい方は「シュッ」としているのです。


 特に男性の見た目では、「サイズ感と色合わせ」が決め手になります。自分の体形に合ったサイズを着ている人はシュッとして見えますし、サイズ感が合っていないとモッサリとした印象になります。


 日々仕事でさまざまな方にお会いしますが、どの業界でも一流として業務に取り組まれている方は男女問わずシュッとしていて、そこに秘めた自信がにじみ出ているように感じるのです。


 色合わせは鮮やかである必要はありません。ブルーと紺、茶のような地味な色でも、シンプルですてきな組み合わせがありますよね。色にまで配慮している方は若々しい印象で、社会的交流も活発であり、実際に健康状態も良い方が多い印象があります。


● 見た目を整えると 人に会いたくなる


 といっても、自分は人と会話をするのが好きじゃないし、別にそんなに社会的交流がなくてもいいよと思う方もいるでしょう。ところが逆説的ですが、ファッションでもメイクでも、自分の見た目を整えると、少しずつですが人に会いたくなる、あるいは外に出たくなるように感じると思います。


 これは「健康に良い行動変容」を外側から起こすことにつながります。


 私たちの生活の半分近くは「習慣」からできているといわれています。そしてその習慣を変える、自分の心身にとって良い、新しい行動を始めようと思っても、脳科学的にそれは簡単なことではありません。変化を避けて今のままでありたいという「現状維持バイアス」がかかるからです。


 例えば運動しようと思って筋トレを始めても、3日や1週間で終わってしまうことがよくありますよね。でもそれは普通のこと。


 かつて「ポケモンGO」(位置情報活用で、現実世界そのものを舞台としてプレーするゲーム)がはやったときには、ゲームをする上で「歩く」ことが必要になり、これまで運動しなかった人の運動量が劇的に増えたといわれています。このように新しい行動を起こすときには、ダイレクトではないほうが取りかかりやすいでしょう。
 
● まずは体形に合った服を 選んでみるのがお勧め


 ですから、まずはとにかく「自分の見た目」を整えてみる。


 その第一歩として「サイズ感が合った服を着ている人が脳が若々しい傾向にある」と述べましたが、体形に合った服を選んでみるのがお勧めです。今はオーダーメイドのスーツもお手頃価格で手に入りますから、仕事で使う服から変えてみるのも一案です。


 あまりファッションに興味がなくても、雑誌やアパレルショップで働く方の服装を見るなどして、そこですてきだなと感じたスタイルを安く模倣してみるのもいいですね。それだけで印象はガラリと変わりますし、自分にもっと自信を持てると思います。


 自分に合ったファッションを研究することは、脳の健康を維持する「好奇心」を高めることでもあります。好奇心が強い人は脳の萎縮が抑えられることが明らかになっているのです。


 つまり、身なりを整えていると好奇心が高まり、同時に人にも会いたくなって社会的交流が活発になるという、さまざまな方面から脳が健康になる好循環に入ります。


● 「会話」は最も簡単にできる 幸福感を高めるもの


 そして「リアルな会話」というのは、実は幸福感をも高めるのです。幸福感を高める方法はいろいろありますが、最も簡単にできるものが「会話」です。


 会話の本質は「情報交換」ではなく、「気持ち(感情)のやりとり」といわれています。対面で人と話すことは言語以外の情報を多く得ますよね。声の抑揚、身ぶり手ぶり、表情などで私たちはお互いの気持ちを伝え合っているのです。そして「自分の気持ちを相手に理解してもらえたとき」あるいは「相手の気持ちを理解したとき」に、人として幸せを感じます。


 ですから社会的交流が多い人は、主観的幸福感(主観的な幸福感)が高い、少なくとも低くはないといえます。主観的幸福感は、認知症や動脈硬化のリスクを下げることがわかっていますから、医学的にも健康を保つ重要な要素です。


 ビジネスパーソンの方は休み明けに「また会社に行く日々が始まるのか」と憂鬱(ゆううつ)になっている人もいるかもしれません。ですが職場や仕事上でのつながりは、いろいろな方とコミュニケーションができ、主観的幸福感を高められる場でもあるんですよ。


 ぜひ明日から出勤時の身なりを整え、人と会う時間を楽しみましょう。


瀧 靖之/笹井恵里子
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
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