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今年も咲きました

2024年08月31日 06時06分12秒 | 生き物のこと
この時期に同じ場所に咲きます

金色いろの彼岸花!

8/17/2020
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「玄関開けたらクマ」住宅に籠城5時間、住民語る恐怖

2024年06月24日 19時07分24秒 | 生き物のこと

「玄関開けたらクマ」住宅に籠城5時間、住民語る恐怖(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース 





「玄関開けたらクマ」住宅に籠城5時間、住民語る恐怖
6/20(木) 20:12配信




テレビ朝日系(ANN)
「玄関開けたらクマ」住宅に籠城5時間、住民語る恐怖


クマの出没が相次いでいます。福井県では過去最多を更新。こうしたなか、クマが立てこもった家では「玄関を開けたらクマがいた」、驚きの証言です。


【写真】福井市でクマが住宅に立てこもり 侵入した痕跡


■住宅の庭にクマ…福井で出没件数 過去最多に
住宅の庭に現れたクマ。目撃した住民がその時の様子を語りました。


自宅でクマと遭遇 山本義實さん(76)
「ドドドドンと音がしたので、またイノシシかなと思って見たら、クマや、これは大変。クマ、クマ、クマ、クマがいる!」


福井県では、クマの出没が4月から今月にかけて、過去最多を更新しています。


■クマが住宅に立てこもり 異例の“散弾銃発砲”
「すぐ近くにクマがいます。ドア、シャッターを閉めて家の中に入ってください」。
福井市の中心地から近い住宅街では、18日、市街地の住宅の中にクマが侵入。5時間にわたり立てこもりました。


リポーター
「時刻は3時14分です。いま非常に大きな音がしました」


猟友会が住宅に向け、散弾銃を発砲する異常事態に。


自宅でクマに遭遇した女性(70代)
「クマの鳴き声が聞こえて、電話もできないくらい動揺していた」


住民が玄関を開けると、目の前にいたのはクマでした。 許可を得て住宅の中を撮影させてもらうと、生々しい痕跡が残っていました。


■黒い犬が迷いこんだと思ったら…体長1m超のクマ
住宅のすぐ近くに出没するクマが相次いで目撃されている福井県。


近隣住民
「まさか、こんなところでクマが出るとは驚き。クマがこの辺りで出ること自体が前代未聞」


クマが現れたのは、北陸新幹線が通る福井駅から約2キロの市街地です。近くには小学校や中学校、高校もあります。


クマが侵入したのは住宅の玄関です。


クマはガラスを突き破り、家の中に入ってきました。


午前10時前、自宅の居間にいたのは70代の女性。庭に黒い動物がいることに気付きます。


黒いラブラドルレトリバーが迷い込んだと思い、玄関の扉を開けると…


目の前にいたのはなんと体長1メートル10センチのクマ。突然、立ち上がったといいます。


自宅でクマに遭遇した女性(70代)
「あんなに心臓がバクバクしたのは、生まれて初めて」


女性はすぐに扉を閉め居間に避難。ところが…


自宅でクマに遭遇した女性(70代)
「逃げている最中にバリンと音がした」


クマは扉の横のガラスを突き破って、家の中に侵入してきたのです。


石川県立大学 大井徹特任教授
「ばったり出くわしたので、クマが興奮状態になって攻撃的になったと考えられる。(クマは厚さ)3~4ミリの鉄筋を簡単に曲げるので、かなり強い力を持っている」


通報を受け警察官や猟友会が到着。住民が家の外に避難した後、クマは、約5時間、住宅に立てこもります。


警察の許可を受け、猟友会が住宅の庭から散弾銃を発砲します。


すると、洗面所近くにいたクマに命中。クマは駆除されました。


■“籠城”クマ どこから来た?
リポーター
「銃声が鳴ってから10分ほど経過しています。クマが立てこもっていた民家の中から多くの人が出てきました」


駆除されたクマは、メスの成獣でした。


近隣住民
「銃と聞くと日本国民として慣れていない。 周囲の安全性を確保した上で使用することは、警察も踏まえていると思うので信頼するしかない」


近隣住民
「街の中にクマが出るなんて。どこからやってきたのか不思議」


市街地の住宅に侵入したクマは、どこからやってきたのでしょうか?


石川県立大学 大井徹特任教授
「出没した場所の東側と西側に大きな河川がある。河川の支流、あるいは飛び地にある緑地をたどって、周辺の山地からやってきたと考えられる」


先週には、青森県の国道沿いで、猟友会が茂みの中にいたクマに発砲。かつてないほどの異常事態が各地で起きていました。


石川県立大学 大井徹特任教授
「住宅に向かって発砲することは、これまでほとんど無かった。しかし、クマやイノシシ、人に危害を与えるような害獣が市街地に侵入することが、たびたび起こっている。住宅、身の回りにクマを引き寄せるような、エサになるようなものはないか点検して、あれば除去することが必要」








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スズメバチ「このままでは死ぬ」と駆除で100万円を請求 悪徳業者のトラップを防ぐたった一つのコツとは

2024年06月19日 10時05分14秒 | 生き物のこと







スズメバチ「このままでは死ぬ」と駆除で100万円を請求 悪徳業者のトラップを防ぐたった一つのコツとは

5/21(火) 11:31配信




AERA dot.
夏に向け、スズメバチは巣作りを行う(写真はイメージです/gettyimages)


 害虫駆除をめぐるトラブルが急増している。昨年度、全国の消費生活センターなどに寄せられた相談件数は過去最多。夏に向けて活動が活発化するスズメバチの駆除で、「今すぐ駆除しなければ命が危ない」と、100万円を請求された人もいる。


【写真】軒下にできた巨大すぎるスズメバチの巣を駆除するプロ


*   *   *


「ウチにスズメバチの巣があるなんて」


 東海地方に暮らす50代の女性は昨年秋、自宅の庭木に大きなスズメバチの巣がついているのを発見。大慌てで、ネットで駆除業者を探した。


■「見積価格700円」で釣って100万円を要求


 すると、「24時間365日対応」「最短10分で到着」「見積もり無料」という業者を見つけた。ネット上で簡易見積もりをすると、「参考見積価格約700円~」と表示された。電話で相談すると、「今すぐにそちらに向かう」とのこと。


 やってきた業者は、スズメバチの巣を見るなり、「早く駆除したほうがいいです」。女性がためらっていると、「このままではハチに刺されて死ぬ」「近所の人が刺されて死ぬと裁判になって大変な費用がかかる」「今なら約150万円を約100万円にする」と、畳みかけた。


 女性は不安にあらがえず、その場で契約書にサインした。作業内容には「サービス一式」とだけ記載されていた。駆除作業は数日間にわたって行われ、巣は確かに取り除かれた。


 ところが、冷静に考えると、業者の話は変だった。100万円という金額も高すぎる。幸い、代金はまだ払っていなかったので、地元の消費生活センターに相談した。


■業者のネット検索に要注意


 国民生活センターによると、インターネットで見つけた業者に依頼し、トラブルに巻き込まれるケースは多い。業者の言うままに料金を支払ってしまったケースが大半だという。


 近畿地方在住の70代男性も、自宅の庭でスズメバチの巣を見つけ、ネットで駆除業者を検索した。「追加料金一切なし」「料金は約600円から」と大きく表示されたサイトを発見。電話で駆除を依頼すると、自宅に業者がやってきた。


■合計請求額は11万円


 業者は現場を見て、「殺虫スプレーを使用するので3千円かかります」と言った。男性は「3千円くらいなら」と了承。だが、作業を始めると今度は「駆除剤として4万円」と、追加料金を要求してきた。話が違うと思ったが、駆除の途中で帰ってもらうわけにはいかないと、男性は渋々受け入れた。


 ところが、それで終わりではなかった。作業後、手渡された請求書には「巣の除去費」などが加算され、合計請求額は約11万円。納得できなかったが、駆除は完了したので仕方ないと思い、料金を支払った。


■まずは自治体の相談窓口へ


 国民生活センターは、悪徳駆除業者にだまされないために、ネット検索に頼るのではなく、自治体の相談窓口か、害虫駆除の業界団体「公益社団法人 日本ペストコントロール協会」の窓口を利用してほしいという。同協会は全国47都道府県に地区協会を設けている。


 東京都ペストコントロール協会の会長で、スズメバチの駆除を手掛ける「ヨシダ消毒」(練馬区)の清水一郎代表取締役は悪徳業者による被害の現状を嘆く。


「自宅など身近な場所でスズメバチの巣を見つけると、普通の人はパニックになってしまう。一刻も早く駆除したいが、どうすればいいのか、わからない。ネットで検索すると、怪しい業者に引っかかってしまうケースも多いんです」


■駆除の相場は5万円前後


 スズメバチの駆除料金は、業者によって異なるが、相場は5万円前後だという。前述のケースの「600円から」は、業界の常識では考えられない額だが、一般の人は目安を知らない。ネット広告を見比べても、まともな業者とそうでない業者の見分けがつかないのだ。


 清水さんは「スズメバチだけでなく、ゴキブリやトコジラミなど、害虫で困ったら、まず自治体に相談してほしい」と訴える。


 スズメバチの場合、無料で駆除を行ったり、駆除に補助金を出してくれたりする自治体がある。今の時期であれば、一般の人でも比較的簡単に駆除できるため、駆除用の防護服を貸し出してくれるところもある。自治体に相談すれば、保健所などを通じて最寄りのペストコントロール協会の窓口を教えてくれる。


「東京の協会の場合、住まいに近い会員業者を3つ紹介します。そこに電話して見積もりをとり、納得したうえで、駆除を依頼してください」



■10万円を超える金額は「ぼったくり」


 会員業者には駆除内容と金額を協会に報告する義務があり、行政もそれを監査する。


「10万円を超える金額は明らかに『ぼったくり』です。もし仮に、協会にそのような業者がいた場合は排除します」


 ヨシダ消毒の場合、電話で相談を受けた際、状況の詳細を聞いて、見積額を伝える。


「現場を見た後に金額が変わることはまれです。家屋の内部に巣がかかっていて壁の一部を撤去せざるを得なかったり、巣が聞いていた状況よりもずっと高い位置にあったりする場合などだけです」


■「ここがヘンだよ」テレビ番組


 スズメバチの駆除に、危険で大変なイメージを持っていないだろうか。バラエティー番組で「スズメバチが飛んできました、危ない!」「ディレクターが刺されました」など、緊迫のシーンを見たことがある人も多いだろう。


 ところが、清水さんによると、「ここがヘン」なのだという。


「まともな業者であれば、スズメバチを暴れさせるようなことはしません。我々が駆除する際は、スズメバチ一匹巣から出すことなく、あっという間に作業を終えますから、『えっ、もう全部取っちゃったんですか』と言われる。テレビの『絵』にはならないんです(笑)」


■ネット広告で「コールセンター」へ誘導


 ネットで暗躍するスズメバチの駆除業者について、「実態のない会社ばかりです」と、清水さんは指摘する。ネット広告の業者の電話番号にかけると、コールセンターにつながることが多い。


「これが、いわゆる元締め業者。さまざまな害虫駆除だけでなく、『鍵をなくした』『トイレの水漏れを直してほしい』など、緊急性のある仕事の依頼を受け付けている。そこがかなりの金額を中抜きしたうえで、実際の業者に発注しているようです」


 清水さんの元にも、そうしたコールセンターから依頼の電話がかかってくることがあるという。


「もちろん、すべて断ります」


 元締めのコールセンターから仕事を受ける業者は、所在地も不明だったりする「得体のしれない」事業者が多いという。


「スズメバチの巣を見つけたら、対策をスマホで検索する人は多い。でも、巣に気がつくのは昼間ですよね。であれば、行政機関の窓口も開いていますから、まずは行政に相談してほしい。それだけで悪徳業者にだまされずにすみます」


(AERA dot.編集部・米倉昭仁)

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謎に包まれていた蝶の起源が判明!「蝶は1億年前に北アメリカで誕生した

2024年06月10日 11時05分03秒 | 生き物のこと




蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Butterfly tree of life reveals an origin in North AmericaINSECT

Butterfly tree of life reveals an origin in North Americahttps://www.floridamuseum.ufl.edu/science/butterfly-tree-of-life-reveals-an-origin-in-north-america/
A global phylogeny of butterflies reveals their evolutionary history, ancestral hosts and biogeographic originshttps://www.nature.com/articles/s41559-023-02041-9


2023.05.24 WEDNESDAY

謎に包まれていた蝶の起源が判明!「蝶は1億年前に北アメリカで誕生した」

>現在のように昼間に飛び回り花の蜜を吸う「最初の蝶」は今から1億年前の北アメリカで、夜行性の「蛾(ガ)」から分岐したことがわかりました。

蝶の「発祥の地」と「誕生した時期」の両方が明らかになりました。
米国のフロリダ大学(FU)で行われた研究により、蝶は今から約1億年前、恐竜たちがまだ大地を歩き回っていた白亜紀中期ごろに、現在の北アメリカ中西部で誕生したことが示されました。


その後、蝶たちは海や大陸を超えて世界各地に進出し、1700万年ほど前に最終的にヨーロッパに辿り着いたようです。

また今回の研究では、最初に誕生した蝶の幼虫が何を食べていたも突き止められました。

蝶たちはいかにして誕生し、どんな経路で世界中に広がっていったのでしょうか?
研究内容の詳細は2023年5月15日に『Nature Ecology & Evolution』にて公開されました。




ナゾロジーチャンネル動画公開中
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目次
  • 蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明!



蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明!
蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部

近年の急速な遺伝子分析技術の進歩により、数多くの種の進化の道筋や起源が解明されるようになってきました。

遺伝子分析というと難し気な印象を持ちますが、基本原理自体は極めて簡単で、異なる種の遺伝子を比較し、それらがどれほど似ているかを調べることがメインになります。

遺伝子が似ていれば似ているほど、近縁の種であることを示しており、異なる種に分岐したのも比較的最近であると考えることが可能です。

ただ基本原理が単純であっても、実際の分析は大変な作業です。
調査対象となる種の確保、遺伝子の採取、解読、分類と非常に多くのプロセスが必要となるからです。

そのため私たちの身近にいる種であっても、その起源が解明されていないどころか体系的な調査すら行われていない、ということがあり得ます。

「蝶」もそんな解明が遅れている1つであり、蝶の進化の起源は多くが謎に包まれていました。

そこで今回、フロリダ大学の川原氏を中心に蝶の起源を調査が行われることになりました。

調査にあたって研究者たちは世界各国の博物館でコレクションとして収容されている2300種の蝶の標本を対象に391個の遺伝子について分析を行いました。
蝶の種類は1万9000種ほど知られていますが、分析対象となった蝶には既知の全ての「属」の92%が含まれていました。

(※属は種よりも1つ上の分類で科の下に位置しています)
ただ蝶がどこで誕生し、どのような経路で世界中に拡散したかを突き止めるには、それぞれの蝶の生息地や幼虫がエサとする植物についてなど、現実世界のデータも必要でした。

しかし残念なことに、研究者たちが必要としていた情報はデジタル化されておらず、多くが市販される「昆虫ガイド」や昆虫好きな個人が運営するウェブページなどに存在しており、使われている言語も多岐にわたりました。
しかし研究者たちは諦めませんでした。

研究者たちは膨大な量にのぼる書籍や博物館の資料を可能な限り調べ、世界各地のウェブサイトを丹念に翻訳する作業を繰り返し、ついに包括的な蝶のデータベースを作り上げることに成功します。
加えて研究者たちは、分析対象に11種類の蝶の化石のデータを組み込みました。

これらの化石のデータは起源に遡る系統樹予測が正確かを調べるチェックポイント(校正点)として利用することができました。
そうして組み上げられたのが以下の系統樹になります。



蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Akito Y. Kawahara et al . A global phylogeny of butterflies reveals their evolutionary history, ancestral hosts and biogeographic origins . Nature Ecology & Evolution (2023)

この系統樹の情報によれば、現在のように昼間に飛び回り花の蜜を吸う「最初の蝶」は今から1億年前の北アメリカで、夜行性の「蛾(ガ)」から分岐したことがわかりました。

幸いなことに、最初の蝶がうまれた時期には既に、ミツバチと甘い蜜を作る花の関係が確立されており、蝶たちはその関係に滑り込む形で第一歩を踏み出したのです。

そしてすぐに蝶たちもすぐにミツバチと同じように花粉媒介者として植物たちにとってなくてはならない存在になりました。

これまでアジアの蝶は多様性が高いことを理由に「蝶の起源はアジア」とする仮説が一般的でしたが、遺伝子分析、現実の蝶の分布データ、そして化石的証拠を組合わせることで、北アメリカ起源説がより説得力を持つものとなりました。

蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Akito Y. Kawahara et al . A global phylogeny of butterflies reveals their evolutionary history, ancestral hosts and biogeographic origins . Nature Ecology & Evolution (2023)
その後、蝶たちは生まれ故郷の北米から南米に拡散し、まだ太平洋を越えてオーストラリアに到着します。

一方、北アメリカに残っていた蝶たちは太平洋の北側にあるベーリング海を西に向けて横断し、現在のアジアに到着し、東南アジア、中東へと拡散し東アフリカに到着。

そして当時アフリカ沖にあったインド島に辿り着きました。
しかしヨーロッパだけは蝶の到着が大きく遅れていました。

ヨーロッパに続く西アジアの端にいた蝶たちは何らかの理由で実に4500万年にもわたり拡散を停止させていたからです。

そのためヨーロッパに最初の蝶たちがたどりついたのは今から1700万年前と比較的最近となりました。

蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Butterfly tree of life reveals an origin in North America

興味深いことに、研究ではこの「ヨーロッパへの到達遅延」の影響は1700万年後の現在にも残っていることが示されています。

到着してからあまり時間がたっていないということは、種の多様性を増加させる時間的猶予も少ないことを示します。

(※種の多様性形成において時間的要因はその1つですが、他にも多くの要因が存在します)
蝶は1億年前に北アメリカで誕生したと判明! / Credit:Akito Y. Kawahara et al . A global phylogeny of butterflies reveals their evolutionary history, ancestral hosts and biogeographic origins . Nature Ecology & Evolution (2023)
そのためヨーロッパは世界の他の地域と比較して蝶の種類が少なく、生息している蝶たちの多くがアジアやシベリアなどと被っていました。
さらに蝶と植物の関係性を調べていたところ、ほとんどすべての蝶はマメ科植物を食べていた(幼虫時代)先祖をもつことがわかりました。
しかし蝶は世界中に拡散すると、植物とともに急速に多様化し、恐竜が絶滅した6600万年前には、現在みられるほぼ全ての蝶の仲間が出現するに至ります。
最初の蝶は蛾(ガ)から分岐した非常にマイナーな種でしたが、花粉を媒介する役割を通して植物たちとの共進化が成し遂げられ、現在の蝶は昆虫のなかでも屈指の存在感を持つようになりました。
植物と一緒に繫栄するという戦略は、人間でも蝶でも「大当たり」であったと言えるでしょう。







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ジンベエザメが水深2000mで過ごせる秘密は?…微弱な青い光キャッチ、視覚独自に進化か

2024年05月26日 06時05分20秒 | 生き物のこと




ジンベエザメが水深2000mで過ごせる秘密は?…微弱な青い光キャッチ、視覚独自に進化か

2023年04月23日 11時15分読売新聞




ジンベエザメ視覚独自進化か
2023年04月22日 13時25分読売新聞


微弱な光を活用できるよう視覚が進化したとみられるジンベエザメ

=海洋博公園・沖縄美ら海水族館提供

 世界最大の魚類ジンベエザメは、深海にわずかに届く青い光を感じ取れる目を持つことが分かったと、国立遺伝学研究所や大阪公立大などのチームが発表した。海面付近と深海を行き来する生態に合わせて視覚が独自に進化した可能性があるという。論文が米科学アカデミー紀要に掲載された。

 ジンベエザメは最大で体長10メートル以上に成長する。海面近くでプランクトンを食べる一方、水深約2000メートルまで潜ることが知られているが、光が届きにくい深海でどう過ごしているかはほとんど分かっていない。



 チームは、暗い場所で働くセンサーの役割を担う網膜のたんぱく質に着目。このたんぱく質をDNAの情報をもとに合成し、どんな光に反応するか実験した。その結果、深海に最も届きやすい青い光を効率良く受け取れることがわかった。

 チームの工樂樹洋(くらくしげひろ)・同研究所教授(動物分子進化学)は「他の生物にはない方法で深海の光を活用しているようだ。今後もDNAの情報を駆使し、謎の多い生態に迫りたい」と話す。


 河村正二・東京大教授(進化遺伝学)の話「ジンベエザメの目のセンサーには、暗くても暖かいと適切に働かないような変化が起きている。暗く低温の深海に適応した結果と考えられる。進化の柔軟さを示す興味深い成果だ」



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