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理研が「量子コンピュータ研究センター」開設 実用化向け加速

2025年02月10日 03時05分31秒 | 科学のはなし
理研が「量子コンピュータ研究センター」開設 実用化向け加速



 理化学研究所は1日、複雑な計算を超高速で実行できる量子コンピューターの開発拠点「量子コンピュータ研究センター」を埼玉県和光市の理研内に開設したと発表した。


 量子技術の研究開発に関する国の指針「量子技術イノベーション戦略」に基づいたもので、開発、実用化に向けた研究を加速させる。

 理論的に汎用(はんよう)性があるとされる「ゲート方式」というタイプの量子コンピューターの開発に加え、実用化に向けたソフトウエアの研究にも取り組む。
 実現すれば、新しい薬や素材の開発、資産運用などに活用できると期待されている。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

 毎日新聞 4/1(木) 21:19 2021


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物質と「反物質」の違い測れる技術を開発 国際チーム

2025年02月01日 00時03分53秒 | 科学のはなし
 
 
 宇宙の成り立ちの謎に迫る、物質と「反物質」の違いを実測する技術の開発に日本人研究者らの国際研究チームが成功し、3月31日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 
人工的につくれる反物質「反水素」の原子を絶対零度近くまで冷やし、その性質を水素原子と超精密比較できる技術だ。将来、水素と反水素の違いを測定できれば、ノーベル賞級の発見となる。
 
 
4・3・2021
 
 
 【写真】容器の中を通るレーザー(紫色)で冷却されている反水素原子1個の軌跡=カナダTRIUMF研究所のChukman So氏によるシミュレーション映像から  
 
宇宙誕生を説明する現在の理論では、宇宙の始まりでは物質と反物質が同量あったとされる。だが現在、反物質はほとんど見つからず、宇宙は事実上、物質だけでできている。 
 
 物質と反物質では性質に何らかの違いがあるためと考えられ、それぞれが吸収する光の色の違いでわかるはずとされるが、温度が高いと違いが隠れてしまう。そのため絶対零度に極めて近い温度まで冷やして観測する必要がある。最も簡単な物質である水素では「レーザー冷却」と呼ばれる方法で実現しているものの、その反物質である反水素ではできていなかった。
 
 
 
 
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東工大と医科歯科大の統合、新名称は「東京科学大」

2025年01月16日 03時03分49秒 | 科学のはなし
東工大と医科歯科大の統合、新名称は「東京科学大」…学内外からの提案を参考

なんでも、医科歯科大では人員削減が進行中で、若手の研究者が整理されているとか、なんとも、しょぼい話ですね





1/19(木) 5:02配信2023

174コメント174件
東京工業大学のキャンパス=読売ヘリから

 2024年度の統合を目指す国立の東京工業大(東京)と東京医科歯科大(同)は、新大学の名称を「東京科学大学」とする方針を固めた。複数の関係者への取材でわかった。きょう19日に公表する。国立大が統合し、新たな名称となるのは

 【図表】東工大と医科歯科大の統合スケジュール

 両校は昨年11~12月、学内外に新大学名の提案を募集。提案を参考にしながら、新大学の目指す姿や組織文化にふさわしいかを検討した。その結果、新名称を「東京科学大学」とし、略称は「科学大」とすることにした。

 両校は将来の統合を前提に「国際卓越研究大学」の認定を目指している。認定が実現すれば、政府の10兆円規模の「大学ファンド」から年に数百億円の支援を受けられ、研究環境の整備が飛躍的に進む。


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英ネイチャー誌の編集長が今年のノーベル賞に感じた「曇り」

2025年01月13日 10時03分48秒 | 科学のはなし

英ネイチャー誌の編集長が今年のノーベル賞に感じた「曇り」 




インタビューに答える英科学誌ネイチャーのマグダレーナ・スキッパー編集長=東京都港区で2024年10月10日、新宮巳美撮影


 今年のノーベル自然科学3賞は人工知能(AI)分野の受賞が続いたことに注目が集まったが、受賞者7人は全員が男性で、女性研究者の名前はなかった。英科学誌「ネイチャー」のマグダレーナ・スキッパー編集長に受け止め方を聞いた。【聞き手・大野友嘉子】


 ――今年のノーベル物理学賞は、脳の神経細胞網を模した「ニューラルネットワーク」でAIの基礎を築いた2人が、化学賞はAIによるたんぱく質の構造予測などで3人が選ばれました。


 ◆ニューラルネットワークはAIの根幹をなすもので、これがなければ私たちが現在使っているAIは存在しなかったでしょう。たんぱく質の構造予測も、たんぱく質を理解し、操作し、創薬などの標的にできるようになりました。信じられないような発見、信じられないような努力をした受賞者たち、チームに心から祝福を送りたいと思います。



 ただ私にとって、今年のノーベル賞には一つだけ「曇り」があります。それは、受賞者がすべて男性であるということです。


 ――ノーベル賞にジェンダーギャップが存在するということでしょうか。


 ◆ノーベル賞は創設時から、女性の受賞者が非常に少ないという問題がありました。自然科学系3部門の女性受賞者は2023年まで延べ26人で、受賞者全体の4%に過ぎません。


 ネイチャー誌は今年のノーベル賞発表を前に、過去の受賞者の統計を分析した記事を配信しました。タイトルは「ノーベル賞の取り方」です。記事では、男性であり、かつ欧米を拠点に研究している、というだけでノーベル賞を受賞する可能性が大幅に高まるという事実について書いています。もちろん、これは皮肉で、ノーベル賞における多様性の欠如を指摘したのです。


 ――女性研究者が少ないことで、研究現場や成果にどのような影響が生じるのでしょうか。


 ◆技術革新やエンジニアリングなどの研究が主に男性によって行われ、男性の視点からしか語られてこなかった歴史があります。


 人間の原型的なイメージは、つい最近まで男性でした。生理学的に男性と女性は当然異なるのに、です。例えば、医薬品の臨床試験の対象が男性だけだったため、商品化された薬品が女性には最適化されていない、といった問題が指摘されています。


 問いを投げかけ、研究をする人々に多様性がなければ、その答えは特定の集団に関わるものに偏ってしまいます。これは性別のみならず、あらゆる年齢、あらゆる民族の人々にも言えることです。


 ――女性研究者を増やすにはどのような取り組みが必要なのでしょうか。


 ◆まずは意識改革が必要でしょう。よく言われることですが、女性の育児に対する支援は非常に重要です。同時に、彼女には家庭を持つパートナーがいて、これは男性であることが多い。彼らへの支援も必要です。女性の家事、育児の負担を軽減させるためには、男女問わずサポート体制を構築することが求められます。


 格差是正のために一定の割合を女性に割り当てる「クオータ制」はもちろん大切ですが、いったん役職に就いた女性をどう継続的に支援するか、ということも考えなければいけません。


 ネイチャー誌には「ネイチャー・アワード」と呼ばれる賞があります。女性の成果が十分に評価されていないという問題に立脚した賞で、科学に顕著な貢献をしている女性研究者や、若い女性への科学の普及に貢献した人たちを対象としています。受賞者たちが他の女性、少女たちにとって、素晴らしい模範となればと思っています。


Magdalena Skipper


 1969年生まれ。英ケンブリッジ大で遺伝学の博士号を取得。英王立がん研究所研究員などを経て、2001年に「ネイチャー・パブリッシング・グループ」入社。18年、女性初のネイチャー編集長に就任した。







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UFOや死後の魂を即否定する人は「本物の科学者」とは言えない

2025年01月07日 22時03分33秒 | 科学のはなし


あなたはUFOや死後の魂といった奇妙な現象を信じるだろうか。中部大学特任教授で工学者の武田邦彦氏は「本物の科学者は『UFOはいない』とは絶対に言わない。『頭で考えられないこと』を否定するのは科学的な態度ではない」という――。 



【この記事の画像を見る】  ※本稿は、武田邦彦『武器としての理系思考』(ビジネス社)の一部を再編集したものです。

2021/03/31 ·

 ■UFOが飛んでくる可能性というのは「ある」 

 世の中にはUFOを目撃したという話はたくさんあります。航空自衛隊のパイロットやアメリカ空軍のような空を飛んでいる人たちが、随分とUFOを目撃しているらしい。そのうちのいくつかは写真なども撮られていて、それらを目にすると「いったいどういうことなのだろう」と思います。 

 こういった話題になると、科学者の多くは「そんなことはないよ」「だいたいUFOが飛んでくるとなれば相当程度の文明の高い星が近くになければならないのに、そんな星はないよ」と言います。 

 確かに、地球から100光年あたりのところの星で文明のありそうなところはほとんどありません。1万光年ぐらいになって、ようやくそうした可能性のある星が少しある程度です。

  1万光年離れたところから飛んでくるためには光の速さで1万年かかります。通常の宇宙船の速さだと5万年、10万年とかかる。10万年もかけて地球の探索にくるなどというものはまったく無駄なことですし、そもそも無理だ――とUFOを否定する人たちは言います。  

だからUFOの目撃情報にしても「恐らくは何か光の加減であるとか、パイロットが空を飛んでいるうちに幻想を見たのではないか」と反論するのです。 

 これは一見科学的な意見のように見えるかもしれません。しかし、この科学者たちは実は間違っています。ここに科学の落とし穴があるのです。  

UFOが飛んでくる可能性というのは「ある」のです。それはどうしてかと言えば、光よりも速い移動手段が「ない」と決まったわけではないからです。  

「光がいちばん速い」と言っているのは、今の私たちの科学の常識の範囲内でのことに過ぎません。ですから、私たちの知能の及ばないようなものがあるかと言えば、それは「ある」のです。

 ■なぜ、紫式部は飛行機を天狗だと言うのか  

そのことは過去を見ればわかります。 

 人間が誕生したのは600万年も前のことです。しかしわずか1000年前、1000年前というと人類誕生からの600万年のわずか6000分の1です。 

 その1000年前、たとえば平安時代の紫式部に飛行機をみせて「あれは何だと思いますか? 」と尋ねれば、きっと紫式部は「空を飛んでいるのなら天狗ではないか? 」とでも言うでしょう。

  なぜ紫式部が飛行機を天狗だと言い、今の人は飛行機だと考えるのかと言えば、人間は目に見たものを、今の自分の知識の範囲で判定しようとするからです。

  もちろん紫式部のいた平安時代には飛行機はありませんから、あんな巨大なものが空を飛ぶなんて考えもしません。ならば、それは天狗のような怪物の類ではないかと考える。  

このように、私たちはいつも自分の頭の中に入っている知識の中から正解を探すという癖があるのです。

■我々は光より速いものを知らないだけ  

科学者が「光よりも速いものはない」と言うのは、アルベルト・アインシュタインが今から100年ほど前に「光がいちばん速い」という理論を構築した、世に名高い「相対性理論」を論拠としています。

  相対性理論はその後の量子力学などに発展して、学問的にたいへん大きな功績があったことに間違いありません(物理学的には、相対性理論と量子力学は相いれないところもある)。  

しかし、アインシュタインは「光がいちばん速いのだと考えて整理をするとこの世の中をうまく整理できる」ということを言っているだけで、「光よりも速いものがない」と証明したわけではありません。  

アイザック・ニュートンによる「ニュートン力学」だけでは説明しきれない不思議なことがあったので、それを整理するためには「光がいちばん速いものである」と定義して、それでいろいろなことを考えるとうまく説明ができると言っているに過ぎないのです。 もちろん、光がいちばん速いということを後押しするいろんなものがあります。有名な「E=mc2 」という式がありますが、これによれば現在の核兵器なども全部説明ができて矛盾がありません。

 ところが、最近では「実は、光よりも速いものがあるのではないか」との説も出てきています。 

 アインシュタインの時代には、「真空」は本当に何もない空間だと考えられていましたが、現在では真空にはヒッグス粒子といわれる素粒子がぎっしり詰まっているというのが正しいのだという理論も出てきました。

  そのように現在でも、毎年ということはないにせよ10年に1度ぐらいは新しい現象が発見されているのです。

 ■100年後にUFOを説明できる可能性  

1000年前の紫式部は飛行機を理解できず、スマートフォンなどは明治の乃木希典大将にも理解できなかったかもしれません。「この小さいものでどこにでも電話ができるとか、汽車に自由に乗ることができるとは、いったいどういうことなのだ」と言ったに相違ありません。  

そうしてみると、今から1000年後どころか100年後でも、今の知識がそのまま通じるとはとても考えられないのです。 

 100年後にUFOを見れば「あれはどうだ、こうだ」ときちんと説明できるかもしれませんから。

  このように、私たちの頭脳が正しいとか間違っているということを判断するときに、現在の知識で説明できることは「正しい」と、知識にないものは「間違っている」と判断してしまうのです。

  これも、フェイクニュースに騙されることを防ぐ一つの考え方です。

■不勉強な科学者ほど「霊魂」の存在を否定する 

 UFOの問題と並んでよく質問を受けるのが「魂」についてです。 

 お墓で何かもやもやとしたものが立ち上がっていたとか、戦争で亡くなった兵隊さんの慰霊式を行うと、そのとき何か魂のようなものが見えるとか、さらにそれが写真に撮られて「こういうものが写っている! 」などと言われることがあります。  

そういったものを科学者にみせると、その多くはやはり「死んだ人の魂なんてあるはずがない」と言うでしょう。 

 なぜかと言えば、人間の思考というのは大脳新皮質で司られていて、人が亡くなって頭に血液が流れなくなり、大脳の皮質が朽ちてしまえばそのまま意識も全部なくなると考えるからです。だから死んだ人は呼びかけに答えない。  

しかし、人間は死んだら何もなくなるというのは寂しいので、それで魂が存在するというような話をつくり出したのだというのがごく普通の回答です。 

 中途半端な科学者というと非常に失礼なのですが、あまりじっくりと科学をやったことのない、もしくはおっちょこちょいの科学者というのはきっとそのように言うでしょう。 

 しかし、このような答えは、科学的ではありません。  

科学というのは自分の考え得る範囲で「こうだ」と思うこと以外に、それとは異なるものが世の中に存在することを発見しようとしているからです。 

 科学者は、今まで自分たちの頭の中にないものを発見しようと思って研究し、だから実験というものが必要になるのです。

 ■死体から出る「記憶を持った」気体状の物質 

 前述しましたが、もし自分たちの頭で考えたものがすべて正しいというのであれば、こう実験などはする必要はありません。今の知識からすれば、これから私の言うことは荒唐無稽に感じられるでしょう。しかし、本書の読者までが同じように現在の知識だけで考えてはいけません。

  たとえば、人間の魂は実は大脳旧皮質にはなくて、大脳新皮質の中のほうの小脳や延髄のほうにあると仮定します。人が亡くなると、脳の血液は滞留するので大脳新皮質の機能はダメになりますが、小脳とか延髄にある人間の魂としてはこれまで生きてきた中で得た知見を失くすわけにはいかない。 

 なぜかというと生物はそれまでの知識を使ってだんだんと進化してきて、そういう生物が生き残ってきているわけだから、現在の生物は必ず死んだ後に自分の獲得した知識を残しているはずです。身体のつくりは明らかに自分が生まれる前の構造を知っているのですが、知識については知らないと現在の科学では仮定されているのです。

  では人間の場合、それはどういう形で残しているかというと、死体から記憶を持った気体状の物質を出して、それをとりあえず仮のところに貯蔵し、別の人間が生まれたときにはその体内に入っていくようになっている。  

その気体状のものを私たちは「魂」と呼んでいて、それは慰霊祭をやってくれるとか、肉親に会うだとか、そういうときに刺激されて何度でも出てくるようになっていて、だから魂は死後も残るのである……。

そのようなことが実証されるかもしれないのです。 

 ですから、本物の科学者であれば「死後の魂がみえる」ということに対しては、「そういう可能性もありますね」というふうに答えるわけです。



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