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外遊びの記録

愛知県境を行く 26 カヤックで日本ライン下り 15.10.12

2015年10月13日 | 愛知県境を行く

豊川で端子が壊れたGPSは0.3㎜の真鍮板を入れることで家では復活した。振動が加わる実使用ではどうなるか?

県境を人力で踏破することを考えた時からネックだと思っていた日本ライン下り。

カヤックの腕はまだまだ未熟だが、豊川での勘が鈍らないうちにやっつけておくことにした。

化石林公園にカヤックをデポ。化石林とは渇水時にのみ現れる木の化石らしい。


桃太郎公園に移動した。この公園はキャンプもできるらしく多くのディキャンパーで賑わっていた。
木陰で読書に耽る人もいて、今度ゆっくりと過ごしたくなるところです。

9:55 桃太郎港をMTBで出発。橋を渡るため左岸を下流に向かった。
国宝犬山城を拝んだら右岸に渡り上流に向かう。

川を見るとすごい瀬がある。地図を確認すると富士ケ瀬のようだ。遠くから見ても迫力ある。こんなとこ本当に行けるのか?

その後も観音の瀬を見るがこちらは何とかなりそうだ。
道は堤防沿いの自転車道に変わり気持ちよく走る。

次に現れた瀬は大涛の瀬。ここもなんとかなるかな?
県境がある対岸を見ると垂直の崖。どこに弱点があるのか確認するが見当たらない。
川はトロ場のはずだから船の上から観察しましょうか。

道沿いには廃船になったライン下りの船が飾ってあってかっこいい。

気になる建物があったので堤防を下りて行ってみると太田宿中山道会館だった。
ちょっと覗いてみるといろんな資料があり興味深い。昔から鵜飼船や渡し船で栄えたようだ。
 
少しだけ太田宿を通行。

11:05 化石林公園に到着。川を見ると流れが速く緊張する。

11:30 緊張が取れないままカヤックスタート。
松ケ瀬では前方の岩がこちらに向かってきていると錯覚した。それくらいに流れが速い。
気田川や豊川とはスケールが違う。
カーブを曲がると大涛の瀬、西の保の瀬、鷺の瀬、可児合の瀬と続く。
大涛の瀬ではストッパーになった波に捕まり進めなくなった。ヤバイ!危うく転覆するところだった。
可児合の瀬でも大きな波が立っていて恐怖。それらをなんとか通過するともう放心状態。
しばらくトロ場で県境を確認しようと思っていたが、それすら忘れていた。
ここらはライオン岩など奇岩が目白押し。

もう、瀬を楽しむどころではないが、観音の瀬が現れた。波をかぶりながらもクリヤ。
ひと休みのあと、とうとう富士ケ瀬が見えた。ちょっと今までの瀬とは違う。一度陸から観察したい。
左岸に上がれる岩があり停泊。間近で見る瀬になんじゃこりゃ!
これは無理だ。絶対に沈だ。恐怖しかない。ポーテージしたいが歩けるところがない。
煙草で落ち着こうと思ったが、こんな時に限ってライターに火が着かない。これだからジッポは・・・。
左岸よりの岩を縫って行けばなんとかなるかも。

あっちこっちゴンゴンやりながらもなんとかクリヤ。
エディーでひと休みしながら本流を見るとさらに迫力アップ。富士ケ瀬の名の通り、波頭が白い。

13:00 富士ケ瀬の敗北感に包まれたまま桃太郎港に無事到着。これを克服するにはバディを見つけないと。

読書に耽る人はまだいた。こんなにのんびりと時間を過ごせるって羨ましい。僕は貧乏人らしくいつもせかせかと動いています。

これより下流の県境はもう自転車でいいかな。堤防沿いを走って県境を行ったことにしよう。


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