アイ!サラマッポ in バギオ

フィリピン人介護者のケアを受けながらの、フィリピンでのインディペンデント・リヴィング…、心の赴くまま、ここに記します。

ラス・ピニャス市のバンブー・オルガン

2008-12-07 18:58:08 | 音楽

 フィリピンで聴きに行ったクラシックの演奏会は、この十年間で二度目です。一度目は、2001年2月の「バンブーオルガン音楽祭」でした。

以前住んでいたラス・ピニャス市内には、世界最古で、現存する唯一の竹製のパイプオルガン(Bamboo Organ)を備えた、通称「バンブーオルガン教会」(セント・ジョセフ教会)があります。毎年二月に、やはり弦楽オケを招いての音楽祭があり、オルガン協奏曲などが演奏されます。石のブロックと竹で造られた教会内に、実に柔らかで荘厳な音色が響きます。その竹のパイプで作られたオルガンは、トーンも正確で、二百年もの間ずっと大切に保護されてきたのです。  

<写真> バンブーオルガン教会の竹で作られたパイプオルガン
    (2001年2月撮影)


バギオ国際音楽祭2008「♪ハーレルヤッ…」

2008-12-07 17:50:13 | フィリピン-バギオ

 昨夜は、3日から四晩にわたる、バギオ大聖堂での「バギオ国際音楽祭2008」の最終日でヘンデルのオラトリオ『メサイヤ』が演奏されました!

 これは、キリストの生涯を楽曲にしたもので、このクリスマスの時期、『第九』とともに世界各地で演奏されますが、バギオにオーケストラ(弦楽だけでも)がやって来るのはめずらしいことのようです。(小澤征爾さんが浦上天主堂でマーラーを振るくらいすごい!?)

 バギオへ来られたばかりの友人ご夫妻、介護者ジェニーと運転手のレオとで聴きに行きました。30分遅れで始まった『メサイヤ』、久しぶりに耳にする生の弦の柔らかな音色が、大聖堂の高い天井に、残響とともに響き渡りました。30人ほどの編成の弦楽オケは、マニラのサント・トーマス大学から、指揮者は多分ヨーロッパから招き、合唱団は地元バギオの大学やクラブの皆さんでした。当日までずい分練習を重ねてこられたのでしょう。想像以上の素晴らしい出来に聴き入ってしまいました。以前、金沢のアマチュアオケでベース(コントラ・バス)を弾いていた小生、ベースの方に目をやりながら、遠い昔を思い出していました。

『♪ハレルヤ』コーラスは、演奏が終わった後、アンコールのような形でもう一度演奏され、その時に聴衆のほとんどが立ち上がって一緒に歌いました。

 バギオ市百周年のプレ・イベントとして、バギオ大聖堂で、初めての国際音楽祭が開催されたそうです。ちなみに私の席はB席で二百ペソ(約四百円)でした。

<写真> 昨日、リハーサル中に許可を得て撮影。

 コンサート後、大聖堂の上には半月がポッカリと…。

放射冷却で「さむーっ…」。帰宅はちょうど10時でした。

 

おっと、こんな写真が…!(^0^;)

25年前の私です…(真ん中)。R. Wagner『ニュルンベルグの…』