誰も期待していない当ブログの龍馬伝役者シリーズ。
今回は”乙女ねえやん”である。
ワタシにとっての”乙女ねえやん”はなんといっても、子供のころに見た水谷良重さんだったのだが、寺島しのぶさんはもっとイイ。
”乙女ねえやん”にしては色気があるのが、またイイ。
「坂本乙女は巨女だったのにイメージが違う」とかいう声は放っておけばいい。
寺島しのぶという役者が演じる”乙女ねえやん”がイイのだから、そんなことはどうでもいいことなのだ。
ワタシは、寺島しのぶさんのファンでもなんでもないのだが、気の強い女性を演じるときの彼女はいつの場合もよくて、その一方で、「剣客商売」で武家の奥方を演じている彼女はあまりイケてなかったりする。
もちろんそれは、演技がどうとかこうとかいうようなことではなく、単純にワタシの好みを言っているにすぎないのだ。
ちなみに、ワタシにとって坂本乙女との出会いは、この一文だ。
例によって”日本の青春”『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)である。
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「乙女姉さん、足ずもうをやろう。こどものときから二人でやってきたんだから、お別れはこれがいちばんいい。それとも、坂本のお仁王様といわれたほどの姉さんが、逃げますかね」
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「よし」
乙女は、盛装のすそをめくり、白いはぎを出して両手でかかえた。あられもないかっこうになったが、竜馬はこどものころから、この姉のそういう姿をみなれている。
十分ばかり、姉弟は秘術をつくしてあらそったが、勝負がつかない。最後に乙女の足が、竜馬の内またをはねあげようとしたとき、
「乙女姉さん、・・・・・・・御開帳じゃ」
「えっ」
さすがに乙女はおどろいて足をつぼめたとき、竜馬の足がすばやくすくいあげ、乙女をあおむけざまにころがしてしまった。
(P.15)
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とまあ、ワタシのなかで”乙女ねえやん”というのは、おっかない人というよりは、どこか可愛げのある女性というイメージなのである。
だからというわけでもないが、
あの顔の汚れはなんとかならないのだろうか。
ベッピンのおネエサンがたの顔があれじゃあ、いくらなんでも、あんまりじゃありませんか。
ネエ。
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土佐の日差しは強いそうで
こんがり小麦色にしているそうです。
まっことワヤにしちゅうぜよ。