goo blog サービス終了のお知らせ 

答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

『我らイワケン株式会社 第2巻(除雪編)』(そのだつくし、岩手県建設業協会)を読む

2021年11月17日 | 土木の仕事

 

名作『我らイワケン株式会社』が帰ってきた。

 

(岩手県建設業協会HPより)

 

地域建設業者が日常行っている仕事や、最新技術、災害対応について紹介した前作につづく第2巻のテーマは「道路除雪」。

まるっきり個人的な感想だけで言えば、南国高知に住む身ゆえに詳しいことは知らなかった「除雪」という仕事を描いている分、今回の方がインパクトがあり、心に迫ってくるものがあった。

 

 

(同上)

 

 

「知らなかった」と言えば、無知な自分を恥じ入ったことがひとつ。

ちょうど一年ほど前のこと。福島県土木部県北建設事務所が企画した『地域の安全安心を守る「雪みちの守りびと」(除雪作業従事者)へ心温まるエール募集』という取り組みで、エールの例文として『あなたへのエール』と題されたみじかい文があった。

 

 

 

 

その小文に感激したわたしは、勝手に情景を想像し、ブログにつづって独り悦に入った。

******

真夜中、湯気が立ちのぼる台所で大きなにぎり飯をつくる妻。

それを持たされ、出動する夫。

温かかったおにぎりも、除雪車のなかで彼がほおばるころには冷たくなっている。

朝、凍えた身体で帰ってきた彼を、誰もいない家でむかえてくれるのは、熱いお風呂とあたたかい味噌汁。

そのころ妻は、仕事場へと向かっている。

ふと彼女は立ち止まり、心のなかでつぶやく。

「あなた、いつもありがとう」

夫が除雪した道路を、昇りはじめた朝日があかるく照らしていた。

******

 

じつは「除雪車の中は夏並みで、汗だくになるほど暑い」。これは今回このマンガを読んではじめて知ったことだが、考えてみれば容易に想像がつくことではあった。

単純に「北国」→「冬」→「雪」→「夜中」→「寒い」→「凍える」と連想して、極寒の作業だと勘違いしていたわたし。ここに重大な誤認があった。

いやあ、知らぬこととはいえ、恥ずかしいったらありゃしない。

とはいえ、あとの祭りだ。

潔く白状して、『我らイワケン株式会社(除雪編)』へのエールに換えたい。

 

 

ここからPDF版がダウンロードできます。

(一社)岩手県建設業協会『いわけんブログ』

 

 


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。