今日の会社は定期健診。
普段より少し遅目に家を出た私は、いちど出社したあと、モネの庭へ。
きのう、イソベの庭の睡蓮に癒されていた私だ、どうしても本家の、朝の睡蓮が見たかったのである。
青い睡蓮の開花には、少しばかり早かったようだが、
温帯性の睡蓮は咲き始めていた。
「ああ、いいね、開園前のこの空気。これも村人の特権ってもんかね」
なんて独り言ちながら歩く水の庭。
じつは今年、睡蓮の花の数が極端に少なく、
それでも「町内会的に」、モネの庭の悪口は書かないでおこう、と決めている私は、
「なんだかねえ」なんて思いながら、その事実を胸にとどめて、じっと我慢の子であったのだが、
どうやらそれも回復の兆しが見えてきたようで、
そうなると、
「今年の睡蓮は、開花が遅く少なかったのですが、どんどん咲き始めてきたようですよ~」
「これからが見どころ、出来るだけ早い時間に見に来てくれるといいですよ~」
なんてなことを、正面切って言ってみたりするのだ。