このブログを読んでくれているかたの中で、興味があるかたがいるのかいないのか、私には全く判らないのだが、
昨年から、少しばかり関わりを持ち始めたので宣伝しておこうと思う。
「中岡迂山記念全国書展」出展作品募集中
【募集締切日】
一般の部:平成24年8月31日(金)
高等学校の部:平成24年9月8日(土)
【応募先】 中岡迂山展実行委員会
〒781-6441 安芸郡北川村柏木140
TEL0887-38-8600
※詳細お問い合わせは実行委員会まで。
「迂山」は中岡慎太郎の号。
武市半平太が瑞山であるから、弟子筋の慎太郎は迂山。
この対比を嶋岡晨は、その小説『中岡慎太郎』(光風社出版)でこう表現している。
武市半平太への光次の傾倒ぶりは、間もなく、
〈迂山〉
と、みずから号したことからも、知れる。
「武市先生は、瑞山-青くさわやかに、めでたく秀でた山。わしのほうは、ただ、北川郷あたりにくねくねとつらなる山、すなわち迂山、ですらァ」
しばらくぶりに間崎滄浪に会うと、光次は報告した。
「なるほど迂には、うとし、にぶし、の意もあるきに-お前(まん)らしいのう」
間崎は、よろこんで、光次の号を酒のさかなにした。
「迂闊、の迂山。ゆかい、ゆかい」
光次は、少しも悪びれない。
膝を叩いて、豪快にわらい、
「鈍物、路遠し、です」
と応じた。さっぱりしたものだ。
(P.47~48)
ということで、中岡迂山記念全国書展、通称「迂山展」。
出展作品募集中、ひとつよろしく、なのである。