先週の雨が町道に残した傷跡を踏査している途中、
台地の休耕田に咲くひまわりを発見。
一段下まで降りていき、ひときわ大きいやつを写真に収めると、同行のハタケ君が道の上から、
「やっぱりそれでしたか」と笑う。
「そうだよオレは、こいつのように明るいところを見つめ、顔を上げて生きていくんだ(少なくとも日中は)」
と応じたかったが、さすがの私もそんなこと、気恥ずかしくて言えたもんではない。
「しかしな若いしよ、気分転換のネタなんてその気にさえなれば、どこにだって転がっているんだぜえ」
とこれまた心のなかで(ワイルドに)つぶやきながら、少々ネガティブな自分自身を鼓舞する。
いやいやそんなことはどうでもいい、現場だ。
明日からの雨に備え今日出来ることを、役場の職員さんと話し合って準備する。
一つひとつの傷痕は小さいが、どれもこれも生活の道である。
応急処置をしておくにこしたことはない。
稼働中の現場にやりくりをつけてもらい、チームを編成。
今日中には作業完了の予定なのだ。