質問・大学を卒業してから１０年以
上福祉関係の仕事を転々としています。
昨年一番最初の福祉施設で知り合
った男性と結婚しました。
実は私は、社会福祉士、精神健康福
祉士、介護福祉士、ケアマネージャー
と福祉関係の資格をいろいろ持ってい
ます。
福祉施設の現場で働いているうちに、
いろいろと興味が拡がり、福祉で働く
友人や学校のネットワークで知り合っ
た人から誘われて転職を繰り返しまし
た。
同じ福祉現場でも精神福祉や障がい
者福祉施設と老人介護施設では全く専
門性が違うんです。
｢あなたに来て欲しい｣と言われるま
まに転職を繰り返し、それなりに仕事
がこなせるので専門を掘り下げること
なくここまできました。
この結果、専門分野の勤続年数が短
いために給料も低くなり、もともと安
い同世代友人たちより薄給です。
生活にあまり余裕がなく、夫からも
｢いろいろ資格があっても一つの分野
を深めないと便利屋で終わる｣と先日
言われました。
私は人に誘われると断れない性格
です。どうしたらいいでしょうか。
叡空・器用貧乏という言葉がある
ように様々な才能のある人は『極め
て稀な一部の例外を除き力が分散す
る』。
このため｢どっちつかずの状態｣に
なるから、満足な成果に出逢えない。
こうもりが｢ある時には鳥、ある
時にはネズミ｣と見られるように。
特に、多才で優しい人ほど貧困に
なる可能性が高い。
優しい人は｢人に頼まれて自分が
できそうだと思うと引き受けてしま
う｣からだ。
今のあなたのように。
たくさん『人のために』良いこと
をすることは、賞賛と感謝で『マイ
ンドは満足する』。
だが、ハートの声に耳を傾けなか
った｢つけ｣がやがて、あなたの魂を
蝕むこととなるだろう。
金箔を少しづづ剥がしながら人々
に分け与えた幸福の王子のように。
一つひとつは｢人のためになる良
い行為と思える｣ものでも、
ハートに刻まれた役割・自己の
『使命に繋がらない行為はいずれ
自己矛盾を感じる』。
マインドの満足は『一時的』だが
ハートの『歓びに限界はない』。
無我夢中の行為だから。
『自分を消え、賞賛も感謝も他人
に求めることのない』愛の世界に在
る次元に飛翔している。
あなたが『行ってきた行為や仕事
に、もし後悔が生じている』なら、
『それ』は｢わがまま｣に、生を
謳歌していない証拠。
つぼみのまま『存在の開花を忘れ
た』花のまま。
だから、あなたは他人のためと
｢思うこと｣なく『自己が楽しみと
歓びを｢感じる｣』ことに。
『結果的に』自分の才能が他人に
役立つこと『だけを意識』しながら
行動しなさい。
人には誰しも『その人｢だけにし
かできない歓びを感じる行為｣が
存在する。
本人が自分勝手でない幸福のなか
に｢あり｣ながら、あなたの周りに永
続的な愛を分かち合うものが。
だから、あなたはハートに耳を澄
ましながら『魂に刻まれた地図を、
｢わがまま｣に進みなさい。
『自分がやらなくていいことは
やらない』愛の錬金術とともに。
合掌