なんとなく独り言。

自分の希望や目標が達成されること、
それはとっても素晴らしい事。

今まで願っても、なかなか叶わなかった夢。
それが努力やチャンス、タイミングなどによって
晴れて叶う事が出来たら、それは本当にすばらしい。

でも、願いが叶う、希望が通る、欲しいものを
手に入れる、っていうのは表現を変えれば

非日常が日常になるということ。

よく、この願いがかなったら死んでもいい。
なんて表現をするけど、
実際に願いが叶って満足して、死んだ人は
いるのだろうか？


人間とは貪欲な生き物、何かひとつを手に入れると
また次のモノが欲しくなる。

これで最後、と言いながら最後であったためしが無い（苦笑）

そう、まったくキリがない。


人が本当に楽しい！と感じるのは、
願いや希望が叶った瞬間、欲しいモノを手に入れた
瞬間まで、じゃないかと僕は考える。

本当に楽しいのは、そこに至るまでのプロセス、

ボクシングの選手が、チャンピオンになれたら
何かが変わる、そう信じて上り詰めたチャンピオンの座、
しかし実際にはそこには何もなかった。
という話しを以前聞いたことがある。

なかなか届かぬがゆえ、
もし実現したら、叶ったら、手に入れたら、と
思いを巡らせ膨らませる、そのプロセスが
本当は一番楽しく素敵なものではないだろうか。

思いが届いたとたんにそれは非日常から日常へと変わる。

あれほど叶えたかった夢や希望、憧れのモノなのに、
日常化する事により色褪てしまう、魅力がなくなる。

ともすると悪い面さえ見えてきたりする。

こんなはずじゃなかった。なんて。

うーん、それってどうなんだろう。