切る、という選択

大きなイチョウの木。

新しい若葉が目にまぶしい。

たっぷりとある時間を使い、今日は大きなイチョウの木を
眺めながら仕事のことで考えた。

そしてとある取引先との決別を決めた。

現在主要な取引先である某社には月々の
売り上げで大きな割合を賄わせていただいている。

しかし何かと問題も多く、根っこも深い。
問題解決に対しての糸口も見えてこない。

こんなご時勢なので目先の売り上げだけでも
出来れば追いかけたいのは正直な所。

それにここを切れば最悪、損益分岐点を
割ることにもなりかねない。

でも決めた。
取引を止めよう。

自分の仕事（売上）に自ら破壊行為を行うに等しい
事だけれど、でも今の自分に大切なのは目先の仕事や
お金だけじゃない、

「ハート」

自分は本当はどうしたいの？への答え。

実は半年前にも自問自答した案件だけれど
その時には目先の安心を求めて思いとどまった。

でも今回は思い切って、自分は本当はどうしたいの？の
答えに素直に従ってみようと思う。

結果はかなりキツイかも、

でも気になっている問題をいくら先送りにしても解決できない。

忘れてるフリをして日常に戻っても、同じことの
繰り返しじゃ、同じ結果しか得られない。

何だかんだ言い訳を振り回し、自己防衛的な解釈をしたとしても
それは結局臆病な虚飾に他ならない。

最高の答えはやはり、自分はどうしたいの？
そこから導かれる問いに間違いはないはず。

せっかくの決意、臆病風が帰ってこないうちに
早速相手先の担当者に電話した。
５月一杯での取引中止のお願い。


大丈夫、きっと何とかなりますって。