人生つれづれなるままに

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派遣について思う事。

2009年01月05日 23時58分09秒 | Weblog
今日、福岡に住む友人に遅ればせながら
年賀メールを送った。

仕事は派遣会社の営業。

派遣される側ではなく、登録しているスタッフの
派遣先を探す側だ。

今回の不況、みんな一緒だから大丈夫。と
茶化した内容のものを送ったら、

うちは事務職の派遣だから今のところは
関係ないよ~、と返事がきた。

そうかぁ、テレビでは毎日「派遣」という
言葉を聞かない日は無いけれど、同じ派遣でも
事務職と現場職では現状大きな違いがある事を
改めて感じた。

そんな話しを聞くと、福岡の隣大分で派遣業の
会社を経営するA社長を思い出した。

A社長からは年賀状に限らず、普段でも時々
おい、寝てないか!的なハガキを頂いている。

A社長の所は大丈夫なのかなぁ?
事務職よりも現場職が大勢を占める割合が多かった
ような気がするんだが、

この方の強いところは。。。全部強い(笑)

困難に直面しても弱音を吐かない、見せない。

それでいていつも周りの人を勇気づけるハガキを
送り続けている。

今回もらった年賀状にも、自分の仕事の事には
一切触れず、年末に僕が送ったお菓子の感想が
書かれていた、というような感じで隙が無い、

その強さにいつも頭が下がる思いだ。
A社長ならきっと大丈夫だ。



派遣について思う事。

昨年末に岡山へ出張した際、先方の社長との雑談で
出た話し。

派遣を打ち切られて仕事どころか住むところも失った。と
嘆く人が取材されているけれど、それはよく考えれば
初めから推測がつくこと、分かっている事、

手持ちのお金も何十円しかないんです。

という人には、それはいくら少ない給料でも
使ってしまうから溜まらないだけ、

オレなら金は無くても平気な顔してるよ。と社長。

お金が無い現状を訴えるのは、ある面、自分はバカです。
とテレビで白状しているようなモノだと厳しい意見、

派遣という立場をよく考えて、常に危機管理が
出来ていれば、それなりに対処はしたはずだ、と
これまた問答無用に手厳しい。


確かにそれはある、

今からあなたの就く仕事は3年で終了、更新は
ありません。と事前に言われていれば、誰しもがそれに
備えてきっと対応をしたはずだ。


しかし人間とは弱いもの、前述の社長のように
強い人ばかりではない、人は楽な方に流される。

それに今現在の仕事が順調なら、この先もずっと
このままの順調が続くと無意識に思ってしまう。
錯覚に陥ってしまう。(正社員でも)

すると一日一日が段々と緩慢になる、スキが出てくる
そんなスキのある生活に慣れた頃に・・・。


僕も含めて(哀)自分の人生や将来に夢や目的意識が
無い人、甘い人が陥りやすい、とこれまた一刀両断。


確かにその社長が言う事は正しいと思う。
社長自身も非常に厳しい状況から上り詰めてきた人だし。

しかし弱い人、人生の目的や夢が描けない人も大多数だ、
恐らく半数以上ではないだろうか。

また派遣と言ってもそこに行きつくまでのプロセスにも
違いがある、正社員で働いていた会社が倒産してしまい。とか
病気やケガが原因で、と言う人も少なくないはずだ。

誰もが好んで初めから派遣の道を選ぶ人は少ないと僕は思う。

人生の目標や夢、言葉にすれば簡単だが、具体的に
描くのは慣れないと難しい。
でもなんにでも始めの第一歩はある。

こんな状況になっては気持ちの余裕も生まれない人も
多いけど、でもなんとか歯をくいしばって頑張ってほしい。

そういう僕自身も他人事ではない、
仕事仲間と、雇用創出が出来るような事業を興したいね、
と未来の話しをしたばかり、社会の役に立てるような
そんな会社にしていかないと。


戯言。
人間は逆境に陥って初めてその本心、真価がわかる。