人生つれづれなるままに

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苦手な言葉。

2007年03月11日 20時32分27秒 | Weblog

今日、日曜日も仕事。 零細自営業は辛い。
そんな中、現場で仕事に対してのちょっとした会話で
昔の嫌な事を思い出してしまった・・・。


苦手な言葉。 それは「信用してるよ」
この言葉を聞くと僕は思わず固まってしまう。

信用してるよ。普段何気なく使われる言葉だけど。。。
あまり多用する言葉ではないと僕は思う。

信用してるよ。相手を安心させる意味?の言葉かもしれないけど
信用してるよ。ってわざわざ言葉に出すものなのかなぁ。

「信用してるよ」なんて言葉に出されたら、僕なら逆に
信用されていないなぁって感じてしまう。

信用してるよ、って言うのは相手の事を信用できないから、
心配だからそれを牽制する意味で使うんじゃないかって僕は思う。


人に信用されるのは難しい、でも信用するのは良くも悪くも簡単。
そう、ただ黙って任せるだけ。見守るだけ。信じるだけ。
余分な言葉はいらないと思う。

もし黙って任せて、見守って、それでも残念な結果となったなら、
それは仕方ない、自分の見る眼がなかったと諦めよう。


僕自身が「信用してるよ。」って言葉に疑念を抱いたのは
ちょうど3年前、仕事で関係のあった人と、共同で会社を
新たに立ち上げる事になった時の事。

その人とはそれまでに5年ほど仕事で付き合いがあり、
何でも頼んだり頼まれたりする仲で、信頼関係も出来ていた。

営業力のある人で人脈もあるひとだったので、この人となら。と
共同出資で株式会社をつくった。

その人は、とある会社の取締役で多忙な人だったので
会社立ち上げの手続きはすべて僕が代行した。

会社は無事に登記され、ハローワークで人材の募集もかけ
会社業務がスタートした。 ここまではよかった。

会社業務の役割分担として営業はその人がメイン
僕は営業もするけど、事務雑務や経理の仕事を任された。

2ヶ月もしたころか、その人は僕と会うたびに、

「○○君、事務や経理、いつもありがとう。信用してるからね。」
という口癖が始まった。

そんな口癖はやがて
「僕は○○君の事を信用してるから、仮にお金持って逃げられても仕方ない」
などと発展、冗談のつもりか多用するようになった。

何より嫌だったのは、一緒に飲みに出かけても、他の人の前でそれを
平気で言うその人に、僕はみるみる不信感が沸いてきた。

そんな言葉が2ヶ月(電話もかけてきた)も続いたある日、僕はついに
我慢が出来なくなり、事務所でその人に「会社の経営から降りる」と告げた。

僕の突然の言葉に、当初は狼狽も見せたその人だったが
そんな事はもうかまう余地はなかった、それまでにも何度となく
牽制はしてきていた、でも真には受け止めてもらえなかった。
それが残念でならない。。。

言いたい事を言った僕は、長居は無用と事務所を出た。 
悔しくて涙がこみ上げてきた。
帰りの車中、家に着くまでずっと涙で視界がぼやけていた。

それ以来かな、僕が「信用してるよ」って言葉に疑念を抱くように
なったのは。

今日は他人の会話を傍らで聞いていただけだったけど
ふとそんな昔の事を思い出した、今日の1日。