独り旅団

これは映画や本、独り旅を愛する寂しい生き物の記録です。オリンパスE-510とニコンD700で拙い写真を撮り始めてます。

MIHO MUSEUM 伊藤若冲

2009年12月13日 | SP AF28-75mm F2.8(A09NⅡ)

MIHO MUSEUMで開催されている「若冲ワンダーランド」を見てきました。

伊藤若冲の「象と鯨図屏風」が目玉であった。
ユーモラスな白象が印象的だけど、私の関心を引いたのは鯨のほうです。
その潮吹きの迫力と、海面から出ている体の一部と波飛沫でその雄大さを表現している画はまさに傑作。

ちなみにこの美術館は甲賀の山奥に建てられているものの、常設でエジプトのホルス像など素晴らしい展示物があり、遠方からも来客が多かったです。
初めて領事館ナンバーの車も見ました。

そんな素晴らしい美術館は神慈秀明会初代会主である小山美秀子のコレクションを展示しているという、つまり宗教がらみです。
職員は非常に物腰穏やかで、館内も広く、非常に良い施設ですが、その良く訓練された笑顔がもたらす心地よさがちょっと気持ち悪く、そんな気持ち悪さが少しおもしろいという複雑な心境(僕だけですかね・・・)を与えてくれました。
けど、館内にはまったく宗教臭いところは見当たらず、勧誘もされません。ご安心を。

設計はルーブル美術館のガラスのピラミッドで有名なイオ・ミン・ペイ。


D700 + SP AF28-75mm F2.8(A09Ⅱ)