ムネオの厠

後期高齢者の平凡なブログですが、何か…?

§53 昼下がりの出来事・・!😅

2005-06-06 23:34:00 | 旅行記

federal_hotel 

クアラルンプール(KL)のある暑い暑い昼下がりの事でございます。
日曜日の午後、私はフェデラルホテルの部屋の中でヤルことも無く、ボケ~っと時間を持て余していたのでございます。
昨夜の深酒が祟り、体調も良くありません。😅

気だるい体を無理やり起こし、やっとベッドからはいずるように起き上がったのでございます。
飲みに出るにはまだ早過ぎるし、食欲もあまり無いし・・。
私は暇つぶしのつもりで、ホテルの地下にある”マッサージセンター”へ行ってみる事にしたのでございます。

受付で10M$支払い、私はロッカールームへと案内されました。
服を脱ぎ、腰にバスタオルを巻いてスチームバスのドアを開け、中へ入ったのでございますが、中は湯気が充満し何も見えません。
私は壁に手を当てながら、恐る恐る奥へ進みベンチに腰掛けました。
中には先客が何人かいるようで、英語やら中国語の会話が聞こえておりました。
どうやら日本人は私一人のようでございます…。

スチームバスはサウナと違い、ジットリと湯気が体に絡みつき、今まで経験した事の無い異常な蒸し暑さでございます。💦
体の芯から汗が吹き出てくるのをジット静かに耐えておりました。
10分ほど経ったでしょうか、頭がボーッとして息苦しくなり、私は先客より先に逃げ出したのでございます・・。😅
シャワールームに入り、冷たい水を頭から被り、火照った体を冷やし、やっと“ジトジト熱熱地獄”から解放されました…⁉︎

3回ほどスチームバスとシャワーを交互に繰り返してから、私はロッカールームに戻ったのでございます。
時計を見るとまだ30分しか経っておりません。
もう一度入ろうかなぁと考えていたところ、フイに後ろから声を掛けられたのでございます・・。

「Would you like to massage?」(マッサージはいかが?)

私に声を掛けてきたのは、店のボーイでした。
私は反射的に「Oh!Yes.」と返事をしておりました。
するとボーイは直ぐにたたみかける様に私に聞きました。

「Do you want soft or medium or hard?」

私はマッサージの揉み方の強さを聞いていると思い、
「Soft please.」と答えました。

ボーイは意味深な薄笑いを浮かべながら、
「Please this way.」と言って、
私を別室に案内してくれたのでございます。(何か怪しいなぁ・・w)

案内された部屋は6帖ほどの小さな小部屋でございます。
部屋の中央にはビニール製のマッサージ台が置かれ、部屋の隅にはバスタブとシャワーがありました…⁉︎😅

ボーイが出て行った後、独り残された私は部屋の中をぐる~りと見渡してみたのでございます。

o(・_・= ・_・)o キョロキョロ
天井のペンキはアチコチが剥がれ落ち、壁の白いタイルは黄ばみ、そしてひび割れておりました。
照明も裸電球が1個ぶる下がっているだけで、薄暗い不気味な部屋でございます。|||-_||| コワッ
何処からか今にもキョンシーが出そうな部屋でございます。w

何か怪しいなぁ・・⁉︎

しばらくして、中国系の27、8歳の美人が、手にジャスミン茶を持って、にっこり薄笑いを浮かべながら現れたのでございます。
彼女のスタイルは、日本のサウナのマッサージ嬢と同じようなノースリーブの白のブラウスと白のショートパンツ姿でございます。😅

私は何だか勝手にヨカラヌ事を想像していたようで、予想外に健全なマッサージ嬢が来たことで、ちょっぴり戸惑ったのでございます。w
だよなぁ、ここは老舗のホテルの中だもんなぁ、
そんなことやあんなことがあるワケ無いよなぁ。と・・。w😅

彼女は私が日本人であることに気付き、ニコニコして英語で話し掛けてくるのでございます。  

(*∠_*)エイゴヘタネー
私もジャスミン茶を飲みながらヘタな英語で応じると、少し緊張した雰囲気も無くなってきたのでございます。
5分ほど他愛も無い話をいたしまして、いよいよマッサージの開始でございます。

彼女は私に腰に巻いたタオルを取って、台の上にうつ伏せになれとおっしゃるのでございます。

( ゜∀℃( `Д´)マヂデスカ!?
このタオルを取っちゃうと、私はまる裸でございます。
彼女は服着ているのにオレだけ素っ裸ってぇのはちょっと不公平だし、健全なマッサージを受ける自信がございません。^^;)
w|ι´Д`|っ<だめぽ

私はしばらくモジモジしておりましたが、
「エ~イッ!旅の恥はかき捨てだい!」
とばかり、スッポンポンでマッサージ台に上がったのでございます。😅
(/ω\)ハズカシーィ

彼女はオイルマッサージの用意をしており、なかなかマッサージを始めません・・。
私は素っ裸のうつ伏せ状態のまま、これからどうなるのか、またまたヨカラヌ想像が頭の中をよぎりはじめたのでございます。
緊張のため、やや萎縮状態の我がムスコが“やや大きめ状態”に変化し始めたのでございます。🤣

このままの状態が最も望ましいのでございますが、親の心配をよそに、ドンドンと一方的に成長していくのでございます・・。^^;)

すると彼女は私の心の中を見透かしたようにニヤリと笑い、ヒンヤリした特性オイルを背中にタラ~リと流し始めたのでございます。
(:;´.ω.`;:)

ワタクシは、オイルマッサージは始めての経験でございます。😅
ヌルリとしたミョ~な感触と心地良い圧迫感が微妙に絡み合い、ゾクゾクとたまらなく中心部を刺激するのでございます。w
私の愚息はもうとっくに「ワシ絶対にヤルけんね!」的な状態に突入でございます。w 

Σ(`エ´;) シャキーン

約20分の背中と脚のウラ側のマッサージが終わり、今度は仰向けになれとおっしゃるのでございます。💦
私はもう女性にはチョットお見せ出来ない状態でございまして、又してもモジモジするしか無いのでございます。(/ω\)ヤメレ・・
すると彼女は私の肩に手を回し、起こそうといたします。
油まみれの私は、抵抗むなしくツル~ンとひっくり返されたのでございます。        

(/ω\)ミチャッタノネ?

もう私が何を想像してマッサージを受けていたかバレバレミエミエでございます。       

(/ω\)ドウニデモシテ
彼女は私の中心部にチラっと目をやり、
「ワタシのテクニックにかかったら、普通でいられるワケ無いアルヨ・・。」とばかりにニヤリと笑ったのでございます・・。

タオルを体の中心に掛け、更に20分のマッサージ攻撃でございます。太もものマッサージは背中の比ではございません・・。
もうゾクゾクアヘアヘのこれでもか~っ!と連続秘技の大サービスでございます。       

(/ω\)モウスキニシテ
タオルはとっくにズレ落ち、哀れな姿を晒しておるのでございます。😅

それでも彼女は手を緩めず、私はとうとう“ビンビンカチカチ状態”に仕上げられたのでございます。

(/ω\)ナントカシテオネガイ・・
そして彼女はニヤリと笑いながら言いました…。

「Do you want TinTin-massage?」

私はやっと気が付いたのでございます・・。
さっきボーイがニヤ付きながら私に聞いていた、
「ソフト、ミデアム、ハード」の意味が・・。w

私は途中で設計変更を申し出て・・・、

結局ハードを選択してしまったのでございます・・。(/ω\)ハンセイシル

外はまだ暑い”昼下がりの出来事”でございます・・^^;)

※もうとっくの昔にマッサージセンターは廃止されました。

コメント (6)
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§52 お通夜

2005-06-06 00:36:56 | 日記・エッセイ・コラム
今日、お通夜に行って来ました。

東京から僅か7人の列席でした。

東京から約3時間掛かる所だったので、致し方ないのでしょうか・・。

奥様やお子さん達の落胆振りを見ていると・・・、
どんなに疲れていようと、どんなに忙しかろうと、
彼と最後のお別れでございます。

たった2時間の滞在でしたが、行って良かった、会えてよかった、
顔を見れて良かった、線香を上げられて良かった・・、
と心から思うのでございます。

奥様のご挨拶も本当に立派でした・・。

涙がこみ上げてくるのをこらえ切れませんでした。

彼との約束を守れませんでしたが、少し救われた気がしました。

久し振りに会った元会社の同僚達と飲み明かす覚悟をしておりましたが、今日はその気になれず、黙って帰って来たのでございます。

 心よりご冥福をお祈りいたします。



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