奄美自然観察記

高のフィールドより

毒キノコでもうまい?  オオシマイマイ

2009-10-31 19:12:10 | その他




県は今月に入って毒キノコ摂食による食中毒が3件発生したとし、
注意を呼びかけています。まだ薄暗い林道で、テングタケ科のキ
ノコ(多分毒キノコ)の根元を、オオシママイマイが食べていました。
県の食中毒回避の呼びかけのひとつに、昔からの「迷信」を信用
しないというものがあります。つまり、「縦に裂けられるキノコや、
ナメクジが食べているキノコは大丈夫」というのも「迷信」とのこと
です。このオオシママイマイが食べているキノコも、食べると危な
いと解したほうがよさそうです。夜が明けると、オオシママイマイは
そそくさとキノコから離れて行きました。

【島口バージョン】(キシゆむた)
県や今月なてぃっからどぅっくナバばかでぃ食中毒なたんくとぅぬ3
くゎいあたんちし、注意すぃれぃよ~ちいしゅんち。まだ薄暗かん山
道じ、テングタケ科ぬナバ(て^げどぅっくナバ)ぬにぐりば、だいば
んチンジャマ(オオシママイマイ)ぬkどうりょうたが。県ぬ食中毒な
らんにしいしゅんくとぅぬちいちなん、昔らいやっとぅんくとぅばすぐ信
用すぃんなよ~ちいゅんむんぬありょんちよ。すなわっち、「縦ち割
られぃんナバんきゃ、ナビルぬかどぅんナバやかまれぃん」ちいゅん
や間違いだりょんちど。くんチンジャマぬかどぅんナバだか、かまら
んちかんげたんほうがいちゃんにししゅりょっと。ゆぬほぇたっとぅ、
チンジャマや、すぐナバら離れぃてぃいきょうたっと。
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ハラビロカマキリを捕らえた  チョウゲンボウ

2009-10-30 17:52:14 | 鳥類






秋晴れの上空で、チョウゲンボウがヒラヒラとホバリングしています。
数回地上へ猛アタックするのですが、なかなか獲物を捕らえることは
できません。何度か失敗したのち、ついにバッタのような獲物をつか
んで舞い上がりました。(写真4枚目)よく観ると、どうやら茶色タイプ
ハラビロカマキリのようです。あとはお気に入りの枯れ木の上に運
んでいってお食事です。猛禽類のチョウゲンボウでも、いつもネズミ
が捕らえられるとは限りません。手軽に捕らえられる大型の昆虫類も
餌として日常的に利用しているようです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
秋晴れぃぬてぃんなんてぃ、チョウゲンボウぬヒラヒラちとぅまたんまま
うりょうたっと。何回か地ちひったむかてぃきょうたんじゃが、なかなか
かみむんばとりゅんくとぅやでけりょうらんど。何回か失敗しゃんあと、
やっとかしガッタにししゃんばかっつむてぃとぅび上りょうたっと。(写真
4枚目)ゆんみにしゃとぅ、て~げ茶色ぬイッショタマエにししゅりょっと。
あとやすきなん枯れきぃぬうーちむっちいじ、ひばばんだりょっと。猛禽
ぬしじょぬチョウゲンボウあたんち、いちんけんネィズィンばちかみゅん
ちや限らんど。簡単しつかまりゅんだいばん虫きゃも、かみむんちしい
ちんけんちかどぅんにししゅりょっと。
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【新川シリーズ19】  川のすぐそばにやってきた ズアカアオバト

2009-10-29 18:55:57 | 鳥類




名瀬の街の中を流れる新川、その下流付近東側の一部は山に
面しています(写真1)。そこではアコウの木が新芽を出していて、
数羽のズアカアオバトが、その新芽や残っている実を食べていま
した。写真2枚目と3枚目には3羽写っていますがお判りでしょうか。
奄美では、街のすぐそばでも森林性の野鳥も含め様々な鳥たち
をみることができます。特にこれから12月にかけて、多くの冬鳥た
ちがやってきますので、ぜひ自宅周辺にも目を向けてみてください。

【島口バージョン】(キシゆむた)
名瀬ぬ街ぬ中ば流れぃてとぅん新川、しゃーぼてぇぬ東ぶちや山
なとぅりょっと(写真1)。うまなんてぃやアホギィぬむぅだちぬいじと
ぅてぃ、いくちかぬオーバトくゎぬ、うんむだちんきゃ残とぅん実んき
ゃばかどぅりょうたっと。写真たあち目とぅみいち目じやみい写とぅ
んじゃが判りょっかい。島じや、街ぬすぐぶちじだか山ぬとぅりだか
いってぃあれぃくれぃぬトゥリぬにゃれぃっと。とぅくぅに12月ぼてが
れぃやいっぱいぬ冬ドゥリんきゃぬきょんかな、ぜぇひどぅぬやー
ばてぇんきゃちだか、むぅば向けてぃにんしょれ。
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夜明けの風景  マングローブ

2009-10-28 20:05:26 | 風景





昨日に続いて秋晴れの天気が続いています。住用(すみよう)町の
マングローブでは、朝霧が立ち込めていましたが、だんだんと朝日
が昇るにつれ、見晴らしもよくなってきました。潮の引いた干潟には
朝日が差し込んで、無数の小さなカニたちが動き回っています。小
さなメヒルギの幼木も、塩分の含まれた厳しい環境でわずかずつで
すが、長い年月をかけて着実に成長していきます。早朝の朝日の風
景には、いつもながら心が癒されます。

【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬら同じ秋晴れぬ天気ちなとぅりょっと。住用(すみよう)町ぬマング
ローブじや、ひかんまらくもとぅりょうたんじゃが、だんだんティダンぬさ
しきょうたとぅと、ながむぇねいちゃなてぃきょうたっか。しゅぬひちゃん
どろ地ちディダンに差しくぅでぃ、ぎっしりぬいなさんガンぬどぉげぇとぅ
りょっと。いんさんメヒルギぬくゎぎくゎだか、ましゅぬいちゅんむつかし
ゃんどろなんてぃ、なありくゎぢち何年ちかあてぃほでぇてぃいきょっと。
ひかんふぇっさぬティダンにさしゅんどろばにいいば、いちんけんあん
ばきむ心ぬやすまりょっと。

ドングリ運びで大忙し  ルリカケス

2009-10-27 21:18:22 | 鳥類






台風も足早に過ぎ去って、今日は秋晴れのすがすがしい天気となり
ました。森では、アマミアラカシのドングリも実り、ルリカケスたちはド
ングリをのどに4~5個詰めては、お気に入りの場所に運び地中や
木の根っこの隙間などに埋め込んで蓄える作業を繰り返しています。
もちろん、これからの厳しい冬の備えてのことです。「備えあれば憂
いなし」とは、人間だけでなくルリカケスたちにとっても同じようです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
てーふぬふぇっさいじぃ、きゅうや秋晴れぬ気持ちいちゃん天気なり
ょうたが。山じや、カンギィぬドングリだかふっさなてぃ、ヒューシャ
きゃやドングリばぬどぅちゆうちらいひちべりつむぃてぃや、どぅぬす
きなどろちはこでぃ、地ぬ中んきゃキィぬにぐりぬええだちんきゃうっ
さてぃたむぃん作業ば繰り返しゅりょうたが。あたりまえあんじゃが、
なまらきゅんむちかしゃん冬ぬたむぇだりょっと。「備えあれば憂いな
し」ちば、にんぎんだけやあなんてぃヒューシャんきゃだか同じにしし
ゅりょっと。
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ハマキタケが焼け焦げた?  マメザヤタケ

2009-10-26 19:17:17 | 菌類




昨日のハマキタケをみた後、同じような朽ちかけた倒木で黒い
色の似た形のキノコをみました。これは、一見ハマキタケが焼
け焦げたような格好をしていますが、マメザヤタケという同じ属
のキノコで、表面は黒くても髄層(中身)は白い色をしています。
菌類(キノコなど)の世界は、顕微鏡でその菌などをみて分類
や生態などを調べるまでもなく、肉眼で見るだけでもとても不思
議で興味深いものがあります。

【島口バージョン】(キシゆむた)
きぬぬハマキタケばにしゃん後、同じにしくされぃかけたんキィじ、
くるかんいるぬにしゃんだっかぬナバばにょうたっと。くぅれぃや、
ぱっとぅにいいばハマキタケぬ焼けてぃくるひしんなたんにししゃ
んだっかだりょうんば、マメザヤタケちいゅん同じしじょぬナバあ
りょうてぃ、こーやくるかしゅてんも中やするかんいるだりょっと。
菌ぬしじょ(ナバんきゃ)や、顕微鏡しうん菌きゃばにしぬーがぬ
分けたり、きゃしん意味ぬあんがぬ調べたりしらんてぃもく、どぅ
ぬむぃしにゅんだけしも、むるうとぅまらかんぬむじらっしゃんち思
われぃと。


森の中でちょいと一服?  ハマキタケ

2009-10-25 19:47:24 | 菌類




南方へ過ぎ去るかと思われた台風20号、また引き返して近づいて
きました。ここ数日は雨の日が続きそうです。深い森の中で、雨に
喜んでいる木々やシダ植物たち、ふと目を下にやると、倒木から
ニョキニョキと棒状のキノコが・・・。その形からすぐに納得できる
ハマキタケです。雨で朽ち始めた倒木は、こうした菌類たちが分
解して土にかえしてくれるからこそ、それを養分にまた植物たちが
種子を落として再生していくという森の循環が続いていきます。そ
れにても、最近はなぜか葉巻をくわえた人を見かけなくなりました。

【島口バージョン】(キシゆむた)
ふぇぼてぇちいきゅんち思わったんて~ふ(20号)、また島ぬめぇ
ち戻てぃきょうたっと。いっとぅきあむぃべりにししゅりょっか。山奥
ぬ中じ、あむぃぬふてぃゆるくどぅんきぃんきゃ草んきゃ、ちゅいき
し、しゃーばによぅたっとぅ、とぉれぇとぅんきぃら、ニョロニョロちぐ
いにししゃんナバぬ・・・。うんだっからすぐわかりゅんハマキタケだ
りょっと。あむぃしくされぃはじめたんきぃや、かししナバんきゃぬく
ずぃくずぃなし地ちかえしゅんかな、うれぃば栄養なしきぃんきゃぬ
また種ばうとぅし生ちいかってぃ、じゅんぐりもおりしいきょうっと。
うがしやしゅんじゃが、近頃やぬががぬ葉巻ばくぅとぅちゅばにゃん
にしなりょうたや~。
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根株から顔を出し始めた  ユワンツチトリモチ

2009-10-24 19:05:42 | 鳥類



湯湾岳にみられる奄美固有のユワンツチトリモチ、こぶのような
根株(寄生根)からイチゴのような赤い頭を出し始めていました。
一見キノコのようにも見えますが、イジュなどの根に寄生する双
子葉植物です。こぶのような根茎をすりつぶしてとりもちに使った
ことなどから、「ツチトリモチ」の名が付いています。冬には赤い
花茎が伸びてイチゴのような頭に「肉穂花序」呼ばれる小さな花
をぎっしり付けます。もちろん食べてもおいしくないので、間違っ
ても食べたりしないように。

【島口バージョン】(キシゆむた)
湯湾岳じあてぃ島じしかねんユワンツチトリモチ。がぶにししゅん
株(寄生根)ら、イショビにしはーかしゅんかまちばいじゃし始むぇ
とぅりょうたっと。ぱっちにいばナバにししゅんじゃが、イジュんき
ゃぬにぐりちくっかりゅん双子葉植物だりょっと。がぶにししゅん
ばすりつぶし、やまむちにしちかたんくとぅら「ツチトリモチ」ぬ名
ぬつちゅりょっと。冬にやはーかんしんぬぬでぃイショビにししゃ
んかまちち「肉穂花序」ちいゃっとぅんいなさん花ば、ぎっしりちき
りょっと。とーぜんかだちまぁくねんかな、かみんしょんなよぉ~。
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冬羽でも飛んだらやっぱり白鷺  アカガシラサギ

2009-10-23 19:04:14 | 鳥類




大島南部の農耕地で、久しぶりに冬羽のアカガシラサギをみました。
アカガシラサギは春の渡りの時期に、夏羽の頭部が鮮やかな赤茶
色のサギとして渡来することが多いのですが、飛翔する姿は翼が真
っ白に目立って意外に思うことがあります。今日は少し地味な冬羽
でしたが、やっぱり飛ぶと真っ白い翼が目立って、まさに白鷺でした。

【島口バージョン】(キシゆむた)
島ぬふぇぼてぬはてじ、まれぃまれぃ冬羽ぬアカガシラサギばにょう
たっと。アカガシラサギや春ぬ渡りぬ時期、夏羽ぬかまちぬきょらさ
ん赤茶色ぬサギとぅしきゅんくとぅぬふうさんじゃが、とぅびゅんとぅきや
羽ぬ真っしるかほっかいわかてぃ、うとうまらか思ゆんくとぅだかありょ
っと。きゅうやなあり目立たん冬羽ありょうたんば、やっぱしとぅびゅん
とぅきや真っしる羽ぬ目立ち、やっぱし白鷺だりょうたっと。
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たまには眺めのいいところでお食事  バン

2009-10-22 19:45:49 | 鳥類




はるか南方にある台風20号の影響もあって、今日は朝から雨模様
でした。秋名の水田一帯では、幼鳥も含めて多くのバンをみること
ができます。普通は湿地を歩いて採餌するのですが、なぜか1mほ
どの高い所に3羽ほどいます。よく観ると、一帯に繁茂しているクサ
ネムの枯れかけた実を食べていました。これまでも、稲の穂先に上
がって二番穂をついばんでいるバンをみたことがあります。いつも
は地上ばかり歩いているバンですが、たまには眺めのいい所での
お食事もきっとおいしいのでしょうね。

【島口バージョン】(キシゆむた)
むるふぇぼてぇなんてぃあんて~ふ(20号)ぬたむぇだかあてぃ、きゅ
うやひかんまらあむぃありょうたっと。秋名ぬ他袋じや、わあさんトゥリ
だかまぜてぃいっぱいぬクゥムルぬにゃれっか。普段やじめじめしゅ
んどろべりあっちむんとぅむぃしゅんじゃが、ぬががぬ1mべりたあさ
んどろじみいちうりょうたっと。ゆんまにしゃっとぅ、うんぼてぇなんいっ
ぱいめぇとぅんクサネムぬ枯れろっちしゅん実ばかどぅりょうたが。な
まがれぃだか、にぃぬ先ち上がてぃ二番穂ばかどぅんクゥムルばにし
ゃんくとぅぬありょうたっと。いちんけん地べりあちゅうんクゥムルだか
たまにや眺むぇぬいちゃんどろなんてぃむんかみしゅんだか、きっとぅ
まっさりょうろや~。

【レポート7】 鮮やかな赤い実の「サネンバナ」トリオ  ゲットウほか   

2009-10-21 19:35:46 | 植物

以前、梅雨に咲く花「サネンバナ」トリオの花を紹介したことがあり
ます。今日では、いずれも鮮やかな赤い実をつけています。そこで、
これら3種のよく似ている実を比べてみることにしました。


路傍でよく目立っているのが、このゲットウです。ほかの2種に比べ
実が大きく、20~30個の実をつけています。


実の表面には、すこしザラザラ感があり、縦筋が目立ちます。熟して
時間が経って、縦筋のところから割れて種子がのぞいているものも
ありますが、野鳥や昆虫にはあまり食べられていないようです。


こちらは同じショウガ科で、ゲットウより少し実が小さいクマタケラン
です。実の表面はなめらかで、縦筋もそれほど目立ちません。すで
に、実のいくつかは落ちてしまったようです。


同じくショウガ科のアオノクマタケランの実です。最も実が小さく
きれいな球形で、表面も縦筋もなくなめらかです。上記2種が、
どちらかというと平地に多くみられるのに対し、このアオノクマタ
ケランは山地にみられる自生種です。


上記「サネンバナ」トリオの実を並べてみました。一番上のゲットウの
実が最も大きく直径が約2cmほどあります。その左下が次に大きい
クマタケランの実で、少し縦筋模様が残り形もいびつです。下右側が
一番小さいアオノクマタケラン実で、表面に縦筋は全くなくなめらかで
きれいな球形です。


上記と同じ位置で、実の中の種を出してみました。実を割ると3種
類とも、葉と同じ独特の香りがして昔から食べている「カシャムチ」
(これらの葉でくるんだヨモギモチのようなもの)を思い出します。
一番上のゲットウは、一つの実に約30個ほどの種が入っていて、
最も実の数が多いようです。左下のクマタケランと右下のアオノク
マタケランは、いずれも4~8個ほどでした。


実の大きさを測ってみました。一番左側のゲットウが一番小さく
約4mmほどで、次が真ん中のクマタケランで約5~6mmほどで
す。一番右側のアオノクマタケランの種が一番大きく約6~7mm
ほどでした。つまり、実が一番大きいゲットウは、小さな種子が
たくさん入っていて、実が一番小さいアオノクマタケランのほうは、
大きな種子が少しだけ入っているということが判りました。種子の
色もそれぞれ微妙に違うようです。う~ん、なるほどね。
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【ゆりむん 4 】 かわいい千鳥のイメージ  コゲチドリダカラ

2009-10-20 19:01:26 | その他の生物





無人島・須子茂離(すこもばなれ)で、初めて西側の海岸へ行った
とき、ビーチコーミングを思い出し、目をタカラガイモードにしてゆっ
くりと歩いてみました。約30分ぐらいの間に小さなタカラガイを拾い、
最も多かったのがこのコゲチドリダカラでした。長さが1cmちょっと
のものから約1,7cmまで8個も拾い、いい宝物になりました。チドリ
といえば、コチドリやシロチドリなど小さな鳥たちを思い出しますが、
小さな貝の前後端がつぼまって、プクッとした感じが何んともかわ
いい。つい、まあるく並べて眺めてみました。

【島口バージョン】(キシゆむた)
ちゅぬうらん島・須子茂離(すこもばなれ)じ、初めてぃいりかたぬ
浜ちいじゃんとぅき、ゆりむんひらいばおめぇじゃし、むぃばゆりむ
んひらいぬむぃちなしよおりよおりあっちにょうたっと。て~げ30分
べりぬええだしぃ、いなさんムックひらてぃ、一番ふっさあたんがく
んコゲチドリダカラだりょうたっと。長さぬ1cmあまりぬむうらて~げ
1,7cmがれぃやあちもひらてぃ、いい宝むんなりょうたっか。チドリ
ちいいば、コチドリんきゃシロチドリきゃいなさんトゥリくぁばおむぇ
じゃしゅんじゃが、いなさんムックぬめぇーくっしぬ先ぬすぼまてぃ、
プックラちしゅんだっかぬ、ぬーとぅんしれらんもぞさりょっと。あげ
あげぇ~、まるか並ぶぇてぃにいかただりょっと。

今回はゴイサギの肉片を食べていた  ドブネズミ

2009-10-19 18:19:49 | 哺乳類




去年の須子茂離で、初めてドブネズミの存在を確認し、その時は
波打ち際にいたツノメガニを食べていました。今回は一晩で2匹
のドブネズミを確認し、1匹はゴイサギ(幼鳥)の羽に付いている
肉片を食べていました。(ちなみに、もう1匹は私のテントの中に
入ってきたので、追い出しました。)食べていたゴイサギは、おそ
らくハヤブサが捕食した後のおこぼれにあずかっているのでしょ
う。無人島でも、日々生きものたちの様々なドラマが展開してよう
です。

【島口バージョン】(キシゆむた)
くずぃぬ須子茂離じ、初めてぃニィズン(ドブネズミ)ぬうんくとぅぬ
わかてぃ、うんとぅきや波ぬきゅんどろなんてぃうたんガン(ツノメ
ガニ)
ばかどぅりょうたんじゃが。今度やちゅ晩したあちぬニィズン
ばにっきてぃ、ちいちやサギ(ゴイサギ幼鳥)ぬ羽じくっかてぉうん
肉ばかどぅりょうたっと。(うっとぅ、なぁちいちやわんテントぬ中ち
ほっちゃんかな、ういじゃしゃが。)かどぅたんサギや、て~げハヤ
ブサぬかだん後ぬ残りむんばかどぅたんだろ。ちゅぬうらん島じも、
毎日生きむんきゃぬあれぃくれぃぬさばくりぬあんにししゅりょっと。
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鳥も通う加計呂麻島  メジロ

2009-10-18 18:59:18 | 鳥類




奄美の歌謡曲「加計呂麻慕情」の歌詞は、「鳥も通わぬ加計呂麻島
に・・・」で始まります。絶海の孤島ということを表現したのでしょう。
去年もそうでしたが、今回の無人島・須子茂離でも、東側に位置す
る加計呂麻島の山の上から朝日がさし始めるころ、メジロが数十羽
の群れをなし「チィチィチィ」鳴きながら、加計呂麻島方向の海上へ飛
び立っては引き返す行動を繰り返します。そしてそのうちの何羽かが
ついに加計呂麻島目指して飛び去っていくのを確認しました。この行
動は毎朝のように繰り返されます。つまり無人島・須子茂離と加計呂
麻島の間をメジロが毎日のように通っているのです。鳥にとって加計
呂麻島や須子茂離は、決して「絶海の孤島」ではなかったのです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
島ぬ歌ぬ「加計呂麻慕情」ぬ歌詞や、「鳥も通わぬ加計呂麻島に・・・」
し始まりょっと。くれぃやたるんくららん島ちいいしゃかあたんんだろ。
くずだかうがしあたんじゃが、今度ぬちゅぬうらん島・須子茂離じだか、
あがれぇなんてぃあん加計呂麻島ぬ山ぬうーらティダンぬさしきゅんと
ぅき、スィバムィぬとぅあまりまんぐんし「チィチィチィ」ち鳴きがちな、加計
呂麻島側ぬうんぬうーちとぅでぃいじや戻てぃきゅんば繰り返しゅりょっ
と。うがしし、うんうちぬいくちかぬ加計呂麻島ぼてぇちとぅでぃいきゅん
ばにょうたっと。くれぃや毎日ひかんましょんちよ。スィバムィやちゅぬう
らん島・須子茂離とぅ加計呂麻島ぬええだば毎日通てぃうたんじゃがな。
トゥリにしにいいば加計呂麻島んきゃ須子茂離きゃや、「絶対いからん
島」やあらんたんちいゅんくとぅじゃ。
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実はいまでも生きていた  ウシ

2009-10-17 17:39:04 | 哺乳類





無人島・須子茂離(すこもばなれ)には、かつてウシが放牧され
ていたが、今はいないという話を聞いていました。瀬渡し船の船
長さんも加計呂麻島の伊子茂(いこも)集落民が最後の1頭を
捕獲して売ったとも聞いていて、昨年上陸したときは尾根でかな
り古い糞をみつけ、確かにもういないと思っていました。ところが
今回初めて西側の浜に降りてみて水場を探しに山に分け入った
ところ、新しいウシの糞をみつけ、まだウシが生きていると確信
しました。案の定、しばらくして近くから1頭がいきなり逃げ去りま
したが、再び見つけ、やっと後ろ足の写真だけを撮影できました。
次回こそは、ぜひお顔を拝見したいものです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
ちゅぬうらん島・須子茂離(すこもばなれ)じや、まえウシばむちい
じゃんじゃが、まなやうらんちいゅん話ばきちゅりょうたっと。瀬渡
しぶにぬ船長さんだか加計呂麻島ぬ伊子茂(いこも)集落民ぬ終
わりぬちいちばとうてぃ売たんちきゅりょうてぃ、くずいじゃんとぅき
も山ぬうーじいころ昔ぬくすばにっきてぃ、きっとぅうらんち思てぅり
ょうたっと。がしゅんじゃが今度初めてぃいりかたぬ浜ちうりてぃに
しむじぬあんどろばとぅむぃてぃ山ちいっちゃとぅ、みいかんウシぬ
くすばにっきてぃ、まだウシぬ生きちゅんち思ようたっと。案の定、
いっとぅきしうんぼてぃらちいちぬウィぬあっただんま逃ぎてぃいき
ょうたんじゃが、なぁ1回再にっきてぃ、やっとくしはぎがけぬ写真
ば写しょうたっと。ちぎや、ぜひ顔ばにいしゃかんむんだりょっと。