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奄美自然観察記

高のフィールドより

結構花が咲いていた  ドクダミ

2025-06-16 17:23:12 | 植物

今朝も気温26度でよく晴れて、蒸し暑い一日です。南部の林道脇でドクダミの花が咲いていました。ドクダミ科の多年草、ドクダミがあるのに気付いたのはつい最近のことで、どれぐらい前からあったのかは分かりませんが、おそらく栽培種などが逃げ出したもので、自生種ではないと思われます。葉は同じ科のハンゲショウにも似ていますが、花の形は結構違い、白い花びらのように見えるのは苞で、その上に小さな花が集まった細長いのが総状花序です。ドクダミと言っても毒はなく、古くからお茶などに利用されています。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうひかんまだか気温26度あてぃ、むる晴れぃてぃ、ほむぇきゅん一日だりょっと。ふぇ方ぬ林道ぶちじドクダミぬ花ぬ咲しゅりょうたが。ドクダミ科ぬ多年草、ドクダミぬあんち判たんや近頃あてぃ、でぃんっとべりむぇ-らあたんかや分かりょうらんじゃが、きっとぅ栽培しゃんむんぬ、ひんぎぢゃしゃんむぬんあてぃ、むとぅむとぅあたんむんやあなんち思われぃっと。葉や同じ科ぬハンゲショウとぅも似しゅりょんじゃが、花ぬだっかやて~げ違てぃ、しるかん花びらにしにゃあれぃんや苞あてぃ、うんうーじいなさん花っくゎぬ集またん細長さんが総状花序だりょっと。ドクダミち言しんもどぅっくやねんてぃ、昔ら茶ちんきゃち使わってぃちゃんあんぶぇだりょっと。

 

 


小さくも独特の形で美しく  ヒメシラヒゲラン

2025-06-15 23:34:08 | 植物

今日も早朝から気温26度と蒸し暑い。毎年この時期になると気になるのが、この小さな野生ラン、ヒメシラヒゲランです。最初に見たときは、その独特の形にすっかり魅せられたのですが、以降この時期になると観たくなってしまいます。小さいので白っぽい花が開かないと、なかなか探すのは困難ですが、今回は3株だけ確認できました。奄美大島の限られた場所にのみ分布していて、いつかなくなってってしまわないかと心配にもなります。それでも、今季も数株が花を咲かせてくれたので、がんばってくれ、と心で願いながら写真を撮らせてもらっています。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうだかひかんまふぇっさら気温26度ち、むるほむぇきゅりょっと。毎とぅしくん時期なれぃばしわなりゅんが、くぅんいなっさん野生ラン、ヒメシラヒゲランだりょっと。初むぇてぃにしゃんとぅきや、うん独特ぬだっかに、むるひきゃさったんじゃが、うっからくぅん時期なれぃば、むるにいしゃかなりょんちよ。いなさししるぶっとぅしゅん花ぬあかんば、なかなかとぅむぃんくぅとぅや難しゃりょんじゃが、きゅうや3株だけにっきりょうたっと。わきゃ島ぬいくちかぬどろじしかねんてぃ、いちかねんなてぃしまわんかいち、しわなりょっと。がしゅんば、くぅんじきいくちかぬ株じ花ば咲かしくれぃたんかな、きばれぃよぉ、ちきむ心し願いがてぃな、写真ば写さしむらいかただりょっと

 

 


やっと出会えました  ヒメスイカズラ

2025-06-09 23:32:16 | 植物

沖縄は早くも梅雨明けしたようですね。今日まで徳之島です。朝から天気に恵まれました。地元の方のご案内で、以前から観たかったヒメスイカズラに出会うことが出来ました。花まで咲いていて、そのかわいらしさにすっかり魅了されてしまいました。スイカズラ科スイカズラ属ヒメスイカズラは、スイカズラの変種で、徳之島や沖縄などに分布しています。葉は卵形~長楕円形で対生で艶があり、葉腋に付く花は最初は白く次第に黄色くなっていくので、白と黄色の花が混在しているようで、とても美しくかわいらしい。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

沖縄やきっさふぇっさ梅雨明けしゃんあんぶぇだりょうりや。きゅうがれぃ徳之島だりょっと。ひかんまら、いい天気だりょっと。地元ぬちゅぬ案内し、前らにいしゃかあたんヒメスイカズラちおおゆんくとぅぬ、でけりょうたっと。花がれぃ咲しゅてぃ、むるもぞっさぬ、いいだっかだりょうてぃ、ほおらっしゃりょうたっと。スイカズラ科スイカズラ属ヒメスイカズラやスイカズラぬ変種あてぃ、徳之島んきゃ沖縄っきゃじありょっと。葉や卵形~長楕円形あてぃ対生し艶ぬあてぃ、葉ぬぶちち付きゅん花や、初むぃやしるかしゅてぃ、だんだん黄ーかなてぃいきゅんから、しるとぅ黄ーかん花ぬ混ざとぅんにししゅてぃ、むるきょらっさし、もぞっさりょうっと。

 


大きく開いた花  タカツルラン

2025-06-08 23:20:23 | 植物

観察会仲間と徳之島へ行ってきました。植物を中心にいいろいろと観てきましたが、特に印象深かったもののいくつかを紹介いたします。まずはこの菌従属栄養植物のタカツルラン。奄美大島でも観ているのですが、花が大きく開いていてちょっとびっくりしました。これまで観てきたものは、大半が半開きと言うか、ちょっとしか花は開いていないものばかりでした。観た時期や時刻を含めて、タイミングが良かったのかもしれません。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

観察会ぬどぅしんきゃとぅ徳之島ち行じきょうたが。主に植物ばあれぃくれぃ、にしきょうたんじゃが、とぅっくにいっちゃあたんむんば、いくちかにゃあしおっせりょうろ。まずぃやくぅん菌従属栄養植物ぬタカツルラン。わきゃ島じもにしゅりょんじゃが、花ぬふうかあっしゅてぃ、なありうどぅるっきょたっと。なまがれぃもにしきょうたんむんや、たいがいが半開きち言しゅんか、なありっくゎしか花やあっしゅらんむんべえりだりょうたっと。にしゃん時期んきゃ時刻だかいってぃ、いいだっかおおてぃうたんかもわかりょうらんど。

 


白花が群落  シロバナコモウセンゴケ

2025-06-07 16:54:30 | 植物

早朝から気温23度で、昼頃は28度ぐらいまで上がり、かなり蒸し暑くなりました。南部へ行った帰り道、道路脇の法面に赤く見えていたのは、コモウセンゴケの群落でした。近づいてい観ると、通常はピンク色の花なのにみんな白花でした。コモウセンゴケは食虫植物で、ロゼット状に広がる根生葉には腺毛が密生していて、粘液を出して虫を捕えます。今日観られた白花も5弁花で、花茎の頂部にほとんどは1、2個の白花を付けていました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさら気温23度あてぃ、ひんま頃や28度べりがれぃ上がてぃ、いころほむぇきゅんにしなりょうたが。ふぇ方ち行じゃん帰り道、道んぶちぬ法面じ、はーかにゃあとぅたんや、コモウセンゴケぬまぐんだりょうた。近ゆてぃにしゃっとぅ、普通や桃色ぬ花あんば、全部しる花だりょうた。コモウセンゴケや食虫植物あてぃ、ロゼット状ちひるがりゅん根生葉にや腺毛ぬいっぱいむぇとぅてぃ、粘液ばいじゃし虫ばかってぃむっと。きゅうにしゃん白花だか5弁花あてぃ、花ぬしんぬ一番うーじ、ほとんどちいちたあちぬしる花ばちきとぅりょうたっと。

 

 


たくさん実にふわふわの綿  トッキリキワタ

2025-06-05 17:41:46 | 植物

久しぶりの早朝から日が射して、青空が広がりました。この冬に美しい花をあちこちで咲かせたアオイ科アオイ属のトックリキワタは、ブラジル、南米中南部原産の落葉高木で、奄美でも観賞用にあちこちで植栽されています。今年は特にたくさん花を観てきましたが、今日はその花からたくさんの実を付け、実が割れて多くの種を包んだふわふわした綿のようなものが飛び出していました。和名は幹が徳利(トックリ)のように膨らむことからこの名が付いていて、アルゼンチンなどではヨッパライノキ(酔っぱらいの木)とも呼ばれているようです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

まれぇまれぇ、てぃだんぬ射しくぅでぃ、おおさんてぃんぬ、ひるがりょうたが。くぅん冬きょらさん花ば、あまくぅまじ咲かしゃんアオイ科アオイ属ぬトックリキワタや、ブラジル、南米中南部原産ぬ落葉高木あてぃ、わきゃ島じもながむぇんたむぇ、あまくぅまじ植ーらっとぅりょっと。くぅとぅしや、とぅっくにいっぱいぬ花ば、にしきょうたんじゃが、きゅうやうん花らいっぱいぬ実ぬなてぃ、実ぬ割れてぃいっぱいぬ種ばちんだんふわふわしゅん綿にししゅんむんぬ、とぅびじゃしゅりょうたっと。和名やしんぬ徳利(トックリ)ぬし膨れぃんくとぅら、くぅん名ぬ付ちゅてぃ、アルゼンチンきゃじやヨッパライノキ(酔っぱらいの木)ちも言ゃっとぅんにししゅりょっと。

 


虫こぶではなかった  マテバシイ

2025-06-02 23:23:55 | 植物

今日は早朝から一日中雨模様の梅雨らしい天気です。昨日の請島池地の大山ミヨチョン岳でのことです。山頂近くの突き出た大きな岩場から、請島の遠くまで展望できて感激したものですが、すぐ下を観ると若葉の出たマテバシイが見えました。よく観ると、終わりかけの花のそばにブツブツした、いかにも虫こぶらしいものが付いています。帰ってから調べてみると、これはどうも虫こぶではなくドングリの赤ちゃんらしい。マテバシイのドングリは「2年型」で、この虫こぶのようなものは、去年の夏に花からドングリの赤ちゃんになりそのまま冬を越し、この夏から冬にかけて立派なドングリに成長するようです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうや、ひかんまふぇっさら一日中あむぃ模様ぬながしらしゃん天気だりょっと。きぬぬ請島池地ぬ大山ミヨチョン岳じぬくとぅだりょん。頂上近さぬ突きじゃしゃんどっころ石ら、請島ぬとうさがれぃにゃあてぃ、むるゆるくみょうたんば、すぐしゃーばにしゃっとぅ若ーさん葉ぬいじたんマテバシイぬにゃあたっと。ゆんまにしゃっとぅ、なぁ終わろっちしゅん花ぬぶちじブツブツしゃん、きっとぅ虫こぶじゃが思われぃんむんぬ、くっかとぅりょうたが。帰てぃから調ぶぇてぃにしゃっとぅ、くぅれぃやどうも虫こぶやあなんてぃドングリぬのくゎっくぁにししゅりょっと。マテバシイぬドングリや「2年型」あてぃ、くぅん虫こぶにしゅんむんや、くぅずぃぬ夏、花らドングリぬくゎっくゎなてぃ、うんまま冬ばくぅし、くぅん夏ら冬がれぃち、いいだっかぬドングリち、ほでぇてぃいきゅんあんぶぇだりょんちど。

 


大山ミヨチョン岳  ウケユリなど

2025-06-01 23:34:23 | 植物

今日から6月ですね。植物仲間と一緒に、請島の大山やミヨチョン岳に行ってきました。ご存じのように、こちらには貴重な野生動植物が生息し、その保護のため入山申請が必要で、かつ入山するには地元「みのり会」の方の同行が必要なので、案内してもらって行ってきました。運よくウケユリが結構咲いていて感激。さらにりっぱなナゴランも観ることが出来ました。こうした貴重な植物が残っている請島の自然、大切にしたいものです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうら6月だりょうりや。植物どぅしとぅまあじん、請島ぬ大山んきゃミヨチョン岳ち行じきょうたが。しちゅりょんにし、くぅまや宝ぬ生きむんきゃ植物ぬあてぃ、うれぃばまもりゅんたむぇ入山申請ぬいっち、また入山しゅんにや地元「みのり会」ぬちゅぬまあじん行かんばいかんかな、案内しむらてぃ行じくようたが。運ぬいっちゃたんくぅとぅにウケユリぬて~げ咲しゅてぃ、むるほおらしゃりょうたっと。うっからむるいいだっかぬナゴランだかにゅんくとぅぬ出けりょうたっと。かしゅん大事な植物ぬ残とぅん請島ぬ自然、大切にしらんばいきょうらんが。

 


湯湾集落ウォーキング観察会  サクラランなど

2025-05-25 16:18:14 | 植物

今日は宇検村湯湾(ゆわん)の集落を散策する「湯湾集落ウォーキング観察会」を行いました。梅雨に入っているものの雨はほとんど降らず、それほど蒸し暑くもなく、結構気持ちよく散策を楽しむことが出来ました。たくさんの植物や生物を観ることが出来ました。そのごく一部ですが、道路脇の上に方に垂れ下がって咲いていたサクララン(写真2枚目)、久しぶりでやはり美しい。人家の庭先で咲いていたのは、今や自生種はかなり少なくなっているタイワンツクバネウツギの花(写真3枚目)、山裾のブロック塀には早くも現れたバーバートカゲ(写真4枚目)でした。

 

今回は湯湾集落の歴史や文化にも学び合いました。湯湾城(グスク)跡に造られたという忠魂碑、昔の水汲み場や移民の方々が故郷を守るため出資して造られたという、当時(昭和29年)としては珍しいコンクリート製のブラジル橋(写真上)、集落の共同納骨堂(写真下)と最近建設されるに至った経緯などなど・・・。いろいろと知らなかったことが多く、勉強になりました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 


林道脇に大きな群落  カクチョウラン

2025-05-22 18:56:58 | 植物

今日も朝から雨模様で、昼頃はしばらく晴れるパターンです。久しぶりに通った林道脇に、たくさんのカクチョウランが咲いていました。ここは毎年のように咲く場所ですが、やっぱり大きなランだけに迫力があります。美しい花ですが、結構あちこちでみかけるので希少価値が劣るのか、盗掘に遭うことはあまりないようです。国内最大のランとも言われているだけに、普通に林道で観ることができるのは、すばらしいことです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

後ほど掲載します、すみょうらん。


ポツポツと咲き出していた  シマウリノキ

2025-05-21 17:49:47 | 植物

午前中は小雨もようで、昼前から晴れ始め気温30度を超えて暑くなりました。昨日は小雨の中、今度の日曜日に予定されている「湯湾集落ウォーキング観察会」の下見に行ってきました。下見を終わった昼過ぎに、帰ろうとすると車が全く動かず、近くの整備工場の方に直してもらいました。その整備工場の横に大きなシマウリノキがあって、よく観ると、たくさんぶら下がっていた蕾のうち、いくつかポツポツと花が咲き出していました。久しぶりに観る花で、とても美しかった。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまや小雨もようあてぃ、ひんまむぇーら晴れぇ始むぃてぃ気温30度ば超えてぃ、むるあちかなりょうたが。きぬや小雨ぬ中、今度ぬ日曜日しゅんつもりぬ「湯湾集落ウォーキング観察会」ぬしゃー見が行じきょうたっと。しゃー見ぬ終わたんひんま過ぎ帰ろっちしゃっとぅ、車ぬ全然どぉげらんてぃ、近さぬ整備工場ぬちゅに、のおしもらゆりょうたっと。うん整備工場ぬ横じ、だいばんシマウリノキぬあてぃ、ゆんまにしゃっとぅ、いっぱいぶら下がとぅたんすぼみっくゎぬうち、いくちかポツポツち花ぬ咲きじゃしゅりょうたんちよ。まれぇまれぇにゅん花あてぃ、むるきょらさりょうたっと。

 


紅く熟していた実  サルカケミカン

2025-05-18 23:24:40 | 植物

喜界島での話です。百之台を散策していると、サルカケミカンを観ることが出来ました。ミカン科サルカケミカンは、石灰岩地帯に生える半つる性の低木です。名のとおり、小さなミカンのような実を付けます。最初は緑色で、熟すとオレンジ色のミカンのようになっていました。ちょっと食べてみると、ちょっとアマミザンショウのようなピリッとした辛味があり、ミカンのような甘味は全くありません。茎には下向きの鋭い刺がたくさんあるので、注意が必要です。奄美大島では見たことはなく、喜界島、沖永良部島、与論島などの石灰岩質の島にあるようです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

喜界島じぬ話だりょっと。百之台ばあっちゅたっとぅ、サルカケミカンばにゅんくとぅぬ、でけりょうたっと。ミカン科サルカケミカンや、石灰岩ぬどろじむぇとぅん半つる性ぬ低木だりょっと。名ぬとうり、いなさんクゥヌグにししゅん実ばちきりょっと。初むぃや緑色あてぃ、熟むぃば橙色ぬクゥヌグにし、なとぅりょうたっと。なありっくゎかでぃにしゃっとぅ、なありアマミザンショウにしピリッちしゅん辛味ぬあてぃ、クゥヌグにししゅん甘味や全然ありょうらんたっと。しんじしゃー向きぬむるとぅがとぅんとぅぎぃぬいっぱいあんかな、注意しらんばいきょうらんど。わきゃ島じや、にしゃんくとぅやねんてぃ、喜界島、沖永良部島、与論島きゃ石灰岩ぬ島じ、あんにししゅりょっと。

 


わずかに残っていた花  ヒメタツナミソウ

2025-05-17 23:46:09 | 植物

植物仲間と一緒に喜界島に行ってきました。早朝は曇っていましたが、喜界空港に着くころには晴れてきました。まずは喜界町埋葬文化財センターに行って、喜界島についていろいろと説明を聞くことが出来ました。そして今回の目的の一つ、喜界島固有の花・ヒメタツナミソウを探しに出かけました。いくつのかの自生地を観たのですが、大半は実になっていたり閉鎖花だったりがほとんどでしたが、わずかに3~4個体に花が付いているものが残っていて、とても感激しました。小さくて真っ白で可憐な花でした。また小さなスプーンのような形をした実に、黒く熟した種が入っている個体も観ることが出来ました。時期的にもう遅いと思いつつ、来て良かったです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

植物どぅしとぅまあじん喜界島ち行じきょうたが。ひかんまふぇっさや曇とぅたんば、喜界空港ちちきゅんころや晴れぃてぃきょうたっと。まずぃや喜界町埋葬文化財センターち行じ、喜界島ぬくとぅば、あれぃくぅれぃ説明ば聞きゅんくとぅぬでけりょうたが。うがしし今くゎいぬ目的ぬちいち、喜界島じしかねん花・ヒメタツナミソウばとぅむぃが、行きょうたっと。いくちかぬむぇとぅんどろば、にしきょうたんじゃが、ほとんどや実なとぅたり閉鎖花あたりしゅんがほとんどだりょうたんじゃが、みちいゆうちっくゎだけ花ぬつちゅんむんぬ残とぅてぃ、むるほおらっしゃりょうたっと。いなし真っしるぬ、むるもぞさん花だりょうたが。うっからいなさん匙にししゅんだっかぬ実ち、くぅるか熟だん種ぬほっちゅんむんも、にゅんくとぅぬでけりょうたっと。時期とぅしやなぁ遅さんち思いかただりょうたんば、いじいっちゃりょうたっと。

 


咲き始めていた  ワダツミノキ

2025-05-16 16:50:03 | 植物

早朝から気温22度で湿度が高く、そろそろ梅雨入りかなと思っていたら、今日は「南九州が梅雨に入ったとみられる」との気象庁の発表、奄美や沖縄は例年より遅れるようです。昼頃は気温27度近くまで上がり、とにかく蒸し暑いので奄美も梅雨に入った気分です。さてそうしたなか、南部ではワダツミノキがたくさんの蕾を付けていて、1個だけ花が咲いていました。希少種だけに、いっぱい花が咲いてたくさんの種をまき散らしてほしいものです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさら気温22度あてぃ、むるふぉむぇし、なぁながし(梅雨)かいち思とぅたっとぅ、きゅうや「南九州が梅雨に入ったとみられる」ちぬ気象庁ぬ発表、わきゃ島んきゃ沖縄や、いちんけんぬとぅしんま遅かなりゅんあんぶぇだりょっと。ひんま頃や気温27度近さがれぃ上がてぃ、なぁむるふぉむぇきゅんかな、わきゃ島だか、ながし(梅雨)ちほっちゃん気むちだりょっと。がしやしゅんじゃが、ふぇ方じやワダツミノキぬいっぱいぬ花ぬすぅぼみっくゎば、ちきとぅてぃ、ちいちくゎだけ花ぬ咲しゅりょうたっと。むるいきらさんしじょかな、いっぱい花ぬ咲し、いっぱい種ばまき散らしほしゃんむんだりょっと。

 


路傍に群生  アオイゴケ

2025-05-14 15:48:39 | 植物

早朝はやや肌寒いくらいで気温15度でしたが、良く晴れて昼過ぎには26度まで上がり暑くなりました。海岸近くの路傍で見覚えのある丸っぽい葉が群生していて、しばらく考えたのちやっとアオイゴケと思い出しました。5年前観たときは、スモモ畑の中でポツポツ程度だったので、こんなに群生することもあるものだと、認識を新たにしました。地上を這う茎から3~4cmほどの柄を伸ばして葉を付けます。ヒルガオ科アオイゴケは、本州西南部、四国、九州、南西諸島などに分布しているようです。葉をかき分けてみると葉腋から長さ約3mmほどの小さな花がありました(花は前回のものを参照)。外来種にカロリナアオイゴケ(D. carolinensis)がありますが、花茎が長く花の形もちがうようです(こちら参照

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさや、なありひぐるかげかぬ気温15度だりょうたんば、むる晴れぃてぃ、ひんま過ぎにや26度がれぃ上がてぃあちかなりょうたが。うん近さぬ道ぶちじ、にしゃんくとぅぬあん丸かん葉ぬまぐんしゅりょうてぃ、いっとぅき考げてぃやっとかしアオイゴケち。おもぇじゃしゅりょうたっと。5年めぇーにしゃんとぅきや、スモモばてぇぬ中じポツポツちあたんかな、かしゃんだかまぐんしゅんくとぅもあんじゃや~ち、かんげぇ直しゅりょうたっと。地ば這ゆんしんら3~4cmべりぬ柄ばぬばし葉ばちきりょっと。ヒルガオ科アオイゴケや、本州西南部、四国、九州、南西諸島きゃじあんにししゅりょっと。葉ばかき分けてぃにしゃっとぅ葉腋ら長さやて~げ3mmべりぬ、いなさっくゎしゅん花ぬありょうたが(花や前ぬむんばにんしょれ)。外来種とぅしカロリナアオイゴケ(D. carolinensis)ぬありょんじゃが、花ぬしんぬ長さしゅてぃ花ぬだっかだか違ゆんあんぶぇだりょっと(くぅまば、にいしゅれ