9月24日、市営北大谷霊園にある四日市公害犠牲者慰霊碑前ににおいて、慰霊祭がおこなわれた。四日市公害患者と家族の会の主催。1年間の物故者19名、合併前の楠町67名、認定制度実施前の7名を含む985名の冥福を祈った。
1960年代に多くの人びとを、ぜんそくで苦しめた四日市公害において、最初の犠牲者となったのは62歳の患者だった。1964年のことである。
1977年、市営北大谷斎場前に、慰霊碑が建立された。その後、同じく北大谷にある霊園の横の高台に移転された。慰霊碑の前から海の方向に、わずかにコンビナート群が見える。
現在、四日市公害の認定患者は441名いらっしゃる。