いのりむし日記

いのりむしの備忘録です。

Nakajima Hisae

石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』講談社現代新書

2016-02-29 | 本と雑誌
ナチズムについては、特に20世紀末頃に盛んになった研究を断片的に読んでいたが、そうした断片を整理して、基本を理解することができるのが、この『ヒトラーとナチ・ドイツ』
戦争、恐慌、失業、難民、憎悪、議会制民主主義の崩壊、一党独裁。1920年から1945年に至るドイツの歩みが、ドイツ国内の動きだけでなく、イギリス、フランス、アメリカ、ソ連といった関係国の思惑からも説明されていて理解が深まる。
今こそ読みたい有権者の必読書。お手頃な新書なのが嬉しい。
政治家に失望したり、或いは、過剰な期待をして、全権委任してしまうような有権者が多数を占めるようになるのはまずい。そんなことは分かりきっていると言えれば良いのだが‥
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