四郷郷土資料館は、紡績業を興した第10世伊藤傳七(元東洋紡績社長 元貴族院議員、)の寄付により、1921年(大正10年)三重郡四郷村役場として建てられたものです。
木造2階建てで一部塔屋は3階建て。正面には車寄せ、中央には玄関広場。塔屋の最南端のらせん階段の上には六畳余りの展望台があり、四郷全体が一望できるそうですが、現在2階以上は公開されていません。
1982(昭和57)年2月、四日市市有形文化財の指定を受け、翌1983(昭和58)年11月「四郷郷土資料館」となりました。
幕末から近代にかけて、製糸、製茶、醸造などの産業が興された四郷地区の歴史や民俗を伝える資料館です。製茶、醸造、農業、製糸、文化・歴史のコーナーがあります。
開館は土曜日のみで、地域のボランティアが運営しています。第5世伊藤小左衛門を紹介するDVD(23分)もあります。
第5世伊藤小左衛門(1819年~1879年)は、 祖父が始めた味噌の醸造を盛んにし、代官格大庄屋となりました。 横浜の開港で生糸や茶が外国人に人気の高いことを知り、文久2年製糸を試み、1874(明治7)年器械製糸を開業、1876(明治9)年には三重県最初の蒸気缶を入れ、良質の生糸を輸出し、茶の工場生産にも成功しました。また自店内で始めた私塾をもとに公立小学校を開設するなど、教育の発展にも貢献しました。
四郷郷土資料館HP
http://yogou-mie.com/shiryo_kan/index.htm
四日市市HP
http://61.114.233.219/menu68117.html
大念仏の鉦
千人針
誘蛾燈
車井戸
山みちおり機 毛羽とり
座繰糸機
台丸編機
金馬簾
伊藤小左衛門コーナー
井上親亮(1841-1900)によって、明治5年に稽古塾として開設され、明治10年私学「共興学舎」として珠算専門の実業校となった日野百日算関連コーナー
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