第3回清澄杯に出場

清澄杯とは中村中学高校が、地元江東区への貢献という意味を込めて運営・開催してくださるバレーボール交流大会です。今年で3回目を迎え、年々定着してきました。今では江東区10チームすべてが参加して開催されています。今年の上位は次のような結果となりました。

優 勝 大島中央エンジェルス
準優勝 東雲ドルフィンズ
3 位 三大小ジュニア・ジュニアファイターズ

今回の大会で辰巳ジャンプは人数がそろわず、数矢チームさんのご厚意で、選手を貸していただき何とか試合をすることができた状況。バレーボールの話題を書くには状況が良くない。また次の機会に万全のチーム状況にすることを強く決意するのみです。

さて、今日は開会式での梅沢辰也校長先生の訓話に感銘を受けたので、記録しておきます。
梅沢校長先生は、マザー・テレサ女史の言葉を引用し、次のことを教えてくださいました。

「日々の『想い』は『言葉』を生み出す。いつも口から発する『言葉』は『行動』に結びつく。日常的になった『行動』は『習慣』となる。だからこそ、『想い』を持つことが大切である。良き『想い』はすべての成功の根源である。それはできるできないということとはまったく関係ない。」

さらに、中村高校のサイトで梅沢校長はこのようなあいさつ文を記しています。

「私たちは、独自の教育理念とプログラムを持っています。自分とは一体何者か。長所は、短所は。隣の人は自分と違う。しかし自分と同じように長所も短所もあり、唯一無二の存在として愛されている。この尊い違いこそが学校で学ぶこと。これが教室を突き抜けて世界を知ることになるのです。そして、学び合いをするのです。学び合いの空間は『1人もあきらめ』ない。まず自分をあきらめない。そして仲間をあきらめない。できなければできるようになる。できるならばもっとできるようになる。与え与えられ、更に与えることを学ぶ。利己的でなく利他的な『一隅を照らす人』となるのです。私たちが目指すのは、人間一流です。」

中村中学ではオランダの「イエナプラン教育」をお手本として学び合いシステム活用に役立てているという話もお聞きしました。イエナプランの柱は「異年齢での学び」「グループ討論」「自問自答」「ワールドオリエンテーション」「学ぶことを学ぶ」「学級は研究共同体」「インクルーシブ教育」「教育の目的は子どもの幸福」「本物から学ぶ環境をつくる」といったキーワードをあげられます。教育を本業としている私としては、これを機会に「イエナプラン」からも様々に吸収して、私なりの教育観をまた一歩深めておきたいと感じました。その意味で、チームの試合結果よりも、教育について考えさせていただけた清澄杯となりました。
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