小学生がかいた「脳活性術スペシャル」のマインドマップ

ゴールデンウイークが明けて、子ども達はきっと眠い目をこすりながら学校に来るだろうと予想していた私だった。しかしその予想に反して、なんとなんと、あのNHKプロフェッショナル・仕事の流儀「脳活性術スペシャル」で見た内容をマインドマップにかいてきた子がいました!(写真参照)

素晴らしいではないですか!!! 大拍手です!!!

それでは、マインドマップを見慣れていない方のために通訳をします。

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茂木健一郎さんの番組を楽しみに見ました。
茂木先生は、どんな仕事をしている人かというと、脳の研究をしている人です。他のみんなよりたくさん研究している人なのだと思います。
番組では東京大学の脳の研究会もありました。

脳についてのプロフェッショナルで、子ども達のやる気を引き出す育ての極意も教えていました。

クオリアというのを考えていて、その意味は、花であれば色や形、においなどの質感を脳がどのように美しいと感じるかということです。

脳は年をとると成長しないと思われていますが、脳をひんぱんに使うことで年をとってからも成長できるのです。
そのためには形から入るのではなく、とにかくむりやり何かを始めることが大事です。

記憶の方法も紹介してくれました。
記憶にはいちじてきに覚えている「短期記憶」と長い間覚えている「長期記憶」があります。茂木先生が紹介してくれた「つるの恩返し法」をやると、脳のいろいろなところが活性化します。
そのやり方は、五感を使います。
思いっ切り声を出して、何回も書き足す。何度も声に出してやると、短い時間でおぼえられる。
これは担任の井上先生もいってた~!
それからなまみの人と会話をしても頭に入りやすいそうです。

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よく書けていると思いませんか。
小学生ですよ!

きっとこのマインドマップをかきながら、番組の内容をしっかり理解できただろうと思います。

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宿題マップ 「ごくぜん」

宿題マップ代表作品2枚目。
「ごくせん」をマインドマップ化してきた子。

今度は私なりにこのマップを読み取ってみたい。
どんな文章になるだろう???



「ごくせん」という番組は、毎週土曜日の夜9:00から4チャンネル(日テレ)でやっている。

登場人物は主演の山口久美子を仲間由紀恵さんが演じている。3年D組の担任で「ヤンクミ」というニックネームである。
3年D組には、あたまの風間廉(三浦春馬)、同じくあたまの緒方大和(高木雄也)の二人を中心に、本城健吾(石黒英雄)、神谷俊輔(三浦翔平)、市村力哉(中間淳太)、倉木悟(桐山照史)といったメンバーが活躍する。
教頭先生役を生瀬さんがやっている。

緒方は担任で来たヤンクミのことがウザくてムカつくと感じている。また同じクラスの風間のことはライバルと思い、いつかはたいまんをはって決着をつけなくてはならないと思っている。しかし、第1話では風間のことを助けた。

もう一人のあたまの風間は緒方が悪いヤツから助けてくれたこともあり、緒方がクラスのあたまでも良いという気持ちにもなっている。ヤンクミにも心を開いても良いのかもしれないという気持ちがある。

ふたりは決着をつけるためにたいまんの勝負をするが、決着がつかず、その後も戦いが多い。

それでも、風間がやられていたら緒方が助け、緒方がやられていたら風間が助けるうちに、2人はライバルだけど、仲間思いなのだということに気づいていく。こうして3年D組の絆が作られていく。

次回の放送では、力哉が追い込まれていなくなる。それを3年D組のみんなでさがしていく。このことでさらに絆が深まっていくという内容である。


感想としては、3年D組はやっぱり良い仲間で、ものすごく良い友達だと思う。
これからの放送で疑問が明らかになっていくとは思うが、3-Dのあたまはだれになるんだろうか?? 今後、緒方と風間はどんな関係になっていくんだろうか??

ヤンクミが「すでならたいまんの勝負をしても良い」と言ったが、本当に良いのだろうか???

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このマインドマップを通訳すると以上のような文章になる。

いかがであろうか?
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宿題マップ 「レッドカーペットショー」

先日も記事にしました「宿題マップ」のその後。

自分の好きなテレビ番組を見ながらマインドマップをかいてくることを宿題で出して1週間。次々と出てくる宿題マップ。

「読書マップ」につなげるための第一歩としては上々のスタートだと思っている。

写真は「レッドカーペットショー」を見ながらかいてきたマップ。

もしこんなことを試したらすごいかもしれない。
それは、これをかいた子に、
「全部説明してみて」
と時間をあげれば、おそらく30分は語り続けることができるだろう。

どうだろう、30分も語り続けられる材料を得た小学生。
すごいかな???
ふつうかな???

おそらく語らせている間に、新しい何かに気づき、もっと話をふくらませていくにちがいない。願わくば、そこまでやらせられる余裕が教育現場にほしい。
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絶対に楽しい宿題!

金曜日に6年生全員に宿題を出した。

「今から宿題を出します。この宿題はすごく楽しい宿題です。家に帰って自分の好きなテレビ番組を見ながら、その内容をマインドマップにかいてきてください。ドラマでもアニメでもいいし、音楽番組でもニュースでもなんでもいいよ!映画のDVDを見ながらでもいい。
親に『テレビ見ているなら勉強しなさいっ!』って怒られたら、『このテレビを見ながらマインドマップをかくのが宿題なんだ!ただいま勉強中っ!!』って言えるぞ~。ほらほら楽しくなってきたでしょ~!」

目を輝かせて聞く子ども達。

授業後、次々と質問に来る。

「ポケモンのビデオでもいいですか?」
「もちろん!」
「野球を見ながらでもいいの?」
「OK!でもさ、スポーツ中継をまとめるの、けっこう大変だよ。」
「大魔神のDVDでもいいですか?」
「そんなの持っているの?それはぜひマップで見てみたいね!」

さあ!どんなマインドマップをかいてくるでしょう???
楽しみです。


これをどのように次に発展させようとしているかというと、「読書後のマインドマップ」につなげようと思っている。そのためのトレーニングが「番組視聴のマインドマップ」なのだ。
大好きな番組をマップ化することで、かくことに対する抵抗感をなくしていく効果も期待できる。さらにマップをかくことを習慣化していけると良いなと期待している。

読書も読みっぱなしにするよりも、感想文を書いた方が絶対に良いと誰もが思う。しかし感想文を書く労力はあまりにも大きく、例えば夏休みの宿題に必ず出る「読書感想文」は親子の最大の悩みと言っても良いのではないだろうか。

読後のマインドマップをかけるようになれば、感想文を書くことが確実に楽になる。
楽しくもなるだろう。

こうしてトレーニングを重ねた半年後に、子ども達がどう成長しているか楽しみである。
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マインドマップ連続講座スタート!

担任する学年のこどもたち全員を対象に、「マインドマップ」とは何なのかを教えていく授業を開始しました。

総合的な学習の時間で週に2時間、全部で6時間の講座を予定しています。


第1回目の授業のコンテンツは次のようなものでした。

①アイスブレイク
 「連想パチパチ」というゲームを行う。

②事例を学ぶ
 マインドマップを使っている小学生や中学生、社長さんなどの事例から、マインドマップの持っているパワーを知る。

③「気づき」ということと「考える」ということの違いを知る。

④「気づく」ことの素晴らしさを知る。

⑤「連想トレーニング」を行う。

⑥「イメージトレーニング」を行う。

⑦簡単なマインドマップをかいてみる。

⑧「具体的な夢」を持つことのパワーを知る。

⑨「なりたい自分」というテーマでマインドマップをかいてみる。


次回はマインドマップをかくときのルールについて学んだ後、また新しいテーマでマインドマップをかく実習を重ねます。

最終的には、日々の学習にマインドマップを生かせるだけの技量を持てるところまで、こどもたちを高めていく予定です。
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卒業式の意義 【マインドマップ】

卒業式の練習にあたって大事なことは、こどもたちに「卒業式の意義」をきちんと理解させ、「どんな卒業式にしたいのか」を明確にしてから指導をしていくことだと思っています。

2007年3月に私の学級を卒業していったこどもたちは、それはそれは素晴らしい意識で卒業式をやり遂げてくれました。

目標意識・・・・・世界一の卒業式を絶対にやる!

そのために・・・・練習から本番まで、自分たちの力で進めていく。そのために卒業対策チームを作る。

こうして卒業式という“最後の授業”を“最高の授業”にすべくチャレンジしたこどもたちでした。

本番では感動で涙が出そうになるのを必死にこらえている姿が印象的でした。
こどもたちは、なぜ涙をこらえようとしたのでしょうか?

式終了後、ある女子がこう話しました。

「私たちは世界一の卒業式をやると決めたじゃないですか。それで音楽の先生からも言われていたんです。
『世界一にしたいのならば、世界一の歌声にする必要もあるんじゃない?だから泣いて歌えなくなるというのはダメかな。』
だから私たちは絶対に泣かないで、最後まで歌い切ると心に決めていたんです。」

この卒業式は本当にさわやかな春風のような空気に包まれていました。




さて、写真のマインドマップは私が考えた「卒業式の意義」を表現したものです。

基本アイデアになるメインブランチを「最後の授業」「個人」「保護者」「地域」「学校」という5本にし、そこから発想を広げていきました。このマインドマップを元に指導をし始めたら、最低でも2時間は授業をしないと指導しきれないでしょう。

ただし、あえて授業をするのではなく、指導する側が、マップにかかれたものを卒業式練習指導のバックボーンに持っていることで、自然に指導の中に織り交ぜられるものだと思います。
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