自分のクラスに中国から来た子がいる。
その子がかいたマインドマップは中国語で書かれている。すべて漢字である。さらに日本漢字表記ではなく中国漢字の表記なので、日本語文化のこどもには理解しにくい。
絵をかく習慣はあまりなかったようで、好んで絵をかくということはない。
しかし、いつまでも同じところに立ち止まって入られないので、少しだけ指導をした。
「もう少し絵を多くかいてみるといいんだよ。」
しばらくして持ってきたマインドマップにはブランチごとに絵がかかれていた。
すごく分かりやすい!なんと中国語で書かれている文字まで理解できる。
そこで、たぶんこれならこどもたちにも分かるだろうと、試しに学級のこどもたちにも見せて、理解できるかどうか答えさせた。
案の定、見せた全員が絵だけでなく、中国語まで理解できた。
イメージの力はこれほど大きい。
言葉の壁を簡単に乗り越えてしまった。
このエピソードが生まれて、我がクラスの「絵」に対する認識が大きく変わることは間違いない。
素晴らしいことだと思う。
「そうそう、絵やイメージはね、日本語も中国語も関係ないんだ。アフリカでもアメリカでもイメージの力は通じる!宇宙人にだって通じるぞっ!!!」