椿三十郎マップ 【マインドマップ】

子ども達の宿題としている「自主的マインドマップ」からは、このようなものも提出されてきます。

これを描いた子はすでに100枚弱のマインドマップを描きました。この子の映画に関する知識は大人を凌駕します。発言力も抜群です。本人はマインドマップで自分の思いを表現できることが楽しくて嬉しくて、毎日必ず描いて、私に見せに来ます。

「セントラルイメージを写真じゃなくて自分で絵にできるともっといいだろうね。」
と私に言われて、このマップの次に描いてきた「硫黄島の戦い」についてのマインドマップは「これセントラルイメージをすごく頑張って描いたんだ!」と言いながら持ってきました。

以下、椿三十郎についての本人の説明です。
「椿三十郎とは、ヒーローみたいな存在で、自分は昔の三船敏郎がやった椿三十郎を見てから好きになり、2007年に織田裕二がやってリメイクしたヤツを見て、面白いのでマインドマップにしてみました。」


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三次元のマインドマップ

今日はふたつのマインドマップを紹介します。

ひとつめは「三次元のマインドマップ」です。まずはご覧下さい。



この子は、「やまなし」の勉強をしているうちにティッシュペーパーでカニを作りたくなったようです。黙々と熱中してカニを作っている子に、
「これなかなか良いねぇ、これをセントラルイメージにしたらすごくいいマインドマップになりそうだね。どう?やってみたら?」
と声かけをしてみました。

すると、彼女は一生懸命にカニを作り始めました。

そして持ってきたのが「三次元、立体のマインドマップ」です。


実は私自身も「切り絵」でセントラルイメージを作ってみようかなと思った時期があって、たくさんの色の折り紙を用意するところまでは行きました。そのうちに忘れてしまいましたが、この「カニ」で思い出しました。



次は「NHK ニュースウォッチ9」に関する記事です。



この子はマインドマップをもとにして、取材内容を振り返って作文を書いてきました。

以下、その子の作文です。

10月28日(水)、3~4校時にNHKの人たちが学校の教室に来て、マインドマップのさつえいがありました。何で来たかというとマインドマップを使う小学生がどんな授業をしているかと、マインドマップというものの書き方などを生徒に教えている井上先生の取材のためでした。

今日のさつえいのあった時の授業は国語でした。今、国語の授業では≪やまなし≫というものから≪イーハトーヴの夢≫という文章のものをやっています。この時間にやったことは、まずこの教材の時のグループに分かれて個人のマインドマップを書きます。そして、そのグループ内での発表をしました。その次にグループ内の全員でグループマインドマップを書きます。最後にクラス全体の発表をして、この時間の授業が終わりました。

この日やったグループマインドマップは、国語の時間に1回くらいしかやったことがありませんでした。けれど。このグループ全員のマインドマップを見ながら、みんなの意見を合わせ、全員で協力して書きました。

最後に私の感想ですが、このさつえいはすごく緊張していたけれども、結構楽しかったです。今日、マインドマップをグループで書くのがすごく楽しかったし、今日の授業がマインドマップの授業で一番楽しかったなぁと今すごく思います。そして、何といっても協力するということの大切さを実感しました。すごく楽しいさつえいなので、また機会があれば香取小学校に来てほしいです。

けれど本当に楽しいさつえいで、すごく良かったです。NHKテレビ局のみなさん、本当にどうもありがとうございました。これからも日本のみなさんに愛されるテレビ局でいて下さい。応援しています。

本当にどうもありがとうございました。



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「記憶再生」・・・マインドマップのすごい力

昨日、我がクラスで研究授業がありました。
その日の記事です。

今日になって、2人の子が自主的に復習のマインドマップを描いてきました。それを見てビックリ!
「どうして何も見ずにここまで再現できたのか!」
と思わず声に出してしまいました。私が授業中に記録を取っいったものと変わらないくらいにしっかり再現できていますし、自分の感想も書き込まれているので、ものすごくレベルの高い学習を自主的にしてきたことになります。

まずはその2枚をご覧下さい。






次に、私が授業を参観しながら描いたマインドマップをご覧下さい。



解説します。

私が描いたのは、授業中の単なる記録です。その時間にタイムリーに描いているので、記録としてはしっかりしていますが、学習としてのパワーは格が落ちます。

子ども達が描いたものは、家に帰ってから自分の記憶をたよりに復習をしながら描いたものです。授業を受けたのが1:30~2:15の時間帯。その後、6時間目の授業があって、さらに友達と遊んだりした後で自宅で描いたもの。おそらく5時間以上の時間差があると思われます。それでこの画像にあるようなレベルまで書き込んできたことに感服しました。

「記憶再生能力」を発揮させるためにはマインドマップがものすごい力を発揮することを証明してくれた子ども達のマインドマップです。

容易に想像できるのは、2人はこの課題を心から楽しんでやってきたであろうことです。マップを見ていれば伝わりますよね、楽しさが。


家庭学習の課題を「自主課題マインドマップ」に切り替えて以来、私の予想をはるかに超える作品が毎日提出されています。これまでのノート法やワークシート学習では生み出せなかった世界が私の教室で起こっています。


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マインドマップで授業記録を取るとなぜ良いか 【家庭科授業記録】

ニューイノッチ車を手に入れて大きなものを運べるようになったので、さっそく「姿見」を買いに行った井上です。『夢を叶えるゾウ』の中の神様・ガネーシャの課題をけっこう忠実に実行している私なのです(笑)


今日は区小研・家庭科研究部の研究授業が私のクラスで行われました。事前授業といって、本番で授業を行う前に他のクラスで授業を行ってみて、指導案に検討の余地があるかどうか判断するためのものです。

授業者はお隣のクラス担任。私はお客様なので、参観しながら授業記録をマインドマップで描いていきました。

授業記録をマインドマップで取ると何が良いのかというと、

(1)色分け
授業構成を色分けして描いていくので、授業のどこに時間がかけられたか、一瞬で理解できます。今回のマインドマップだと、青のブランチに授業の3分の1が使われたことがすぐに分かりますよね。ここが少々長すぎたので、授業時間が足りなくなってしまいました。終了後の家庭科研究部の話し合いでも、大きく授業内容の変更が話し合われたようですから、マインドマップの分析も間違ってはいなかったようです。

(2)スピードアップ
キーワードだけで授業記録を取っていくので、記録の早さがものすごくスピードアップします。45分間の内容をほぼ網羅できているので、このマインドマップ1枚あれば、私は同じ内容の授業を再現することができます。

(3)子ども達の活動が分かる
 授業の中で子ども達がどんな考えを持ったのか、個人の思考が行われていたのかどうか、マインドマップを見て分かるようになります。その上に「ワークシート」も確認すれば、授業の客観的分析にとても有用です。

(4)関連づけ
これは今回のマインドマップにはあまり表れていません。それは用意周到に授業をしていたので、授業の流れが美しく進んでいたからです。これがもっと分かりにくい授業だった場合、何がポイントだったのかをブランチの関連づけで発見することができます。内容の難しい大学の授業ほどマインドマップで記録していくと大きな効果を顕すことでしょう。

(5)強く残る記憶
マインドマップで授業記録を取ると、記憶にきちんとフックがかかり、脳内にず~っと授業イメージが残ります。
私が独学でマインドマップを書き始めたのが3年前になりますが、やはりその時の研究授業記録はマインドマップで描いていました。実はその当時の授業、未だに鮮明に覚えているのです。私がマインドマップを本気で学ぼうと思ったのも、見よう見まねで描いたマインドマップなのに、「記憶」にはきちんとパワーを見せてくれているからなのです。


さてさて、明日はNHKの取材班が我がクラスに入り、マインドマップのことをニュースにしてくれます。

題名は『新ノート術』

今朝、電車の中で「メモ・マインドマップ」でいろいろと考えた結果、少々授業内容を変更することにしました。国語『やまなし』の集中講座となります。

今日も2時間授業をしましたが、今日のは知識の注入。インプット。
一晩頭の中で寝かせて、明日はアウトプットする活動になります。

大人でも難しい内容にあえてチャレンジしていきます!!!

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やっぱり自由度を高めた方が良いな! 【マインドマップ】

今日、学級の子が自主的に書いてきたマインドマップ。
最近、子ども達の間ではやっている広範囲なおにごっこを描いてきた日記マインドマップです。映画の「リアルおにごっこ」が話題になった昨年、子ども達はけっこう刺激を受けて、かなり広範囲でたくさんの人数でやるおにごっこをするようになりました。

このマインドマップの題名は「4丁目おにごっこ」ですから、4丁目を全部使っての遊びとなります。どれだけ走り回るのでしょうね(笑)???交通事故には十分注意してほしいですが、男子も女子も仲良く遊んでいる姿は微笑ましいです。

こうしたテーマのマインドマップが出るようになってきたのも「自主課題で毎日1枚」という宿題の出し方に変えたからです。好きなように学んだことをマップ化し、経験したことをマップ化し、自分たちの脳に刻み込んでいる。
こうした学習方法で私自身がまず500枚を超えるマインドマップを描き、自分の脳の質が変わってきていることを実体験しています。自発的に動き出した子ども達の脳内革命が起こることは間違いないと確信しています。


今日は、これまで描いてきたマインドマップを振り替えって復習にも拍車がかかるようにとクリアファイルをプレゼントしました。80枚のマップが収納できるファイルなのですが、すでに80枚を超えて100枚に近づいている子もいたのでビックリしました。

「あ~!最初の頃に描いたのって、こんなヘタだったんだ~!」

「ほら、この1枚から放射思考に描けるようになってきたんだよ。」

「うわ~!これすごく一生懸命描いたんだ。今見ても感動する~!」

自分で描いたマインドマップに強い愛着を持ってくれている我が教え子たちの表情を見、声を聞いていると、未来への希望が感じられます。


6年生で卒業学年とはいえ、学べる時間は5ヶ月間も残っています。
まだまだたくさんの新しいドラマが起こることは間違いありません。

さあ! 世界の先駆を切っていきましょう!

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音楽的マインドマップ活用法

「なるほど、こういうマインドマップの活用方法もあったか!」

自主課題で描いてきたこの画像の作品が提出された瞬間に思ったことです。課題の枠をはめないで、子ども達に自由に取り組ませると新しいものが生まれます。


この作品は、我がクラスの子が、吹奏楽部のメンバーとして演奏した「ラプソディア」をマインドマップに描いてきたものです。
先週の「これからの宿題は自由な課題で自主的にマインドマップを描いてくることにします。その方が君たちの能力が上がるはずだから。」という私からの呼びかけに応えてさっそく取り組んだもの。やはり私が考える範囲を超えたものが集まり始めました。

本人の言葉を紹介しておきます。

「ラプソディアはTBS音楽コンクールでも演奏した曲です。『Point!!』のメインブランチに一番大事なことが書いてあります。この曲全体を通して気をつけていきたいことをまとめました。いつもは楽譜に注意することを書いているんですが、そうすると楽譜を見ていてゴチャゴチャになってくるんですよ。マインドマップに整理してみて、私の頭の中で曲のイメージがしっかりできあがりました。」

これはスポーツのイメージトレーニングと同じですね。コンクールの前に個人マインドマップを描いたり、グループマインドマップで意識を合わせたりするとかなり良い演奏をすることができそうですね。
音楽演奏家の方もマインドマップを描いてみると、自分の演奏に新しい発見があるのではないでしょうか。おそらく演奏を専門に取り組んでいる方は練習に練習を重ねていらっしゃるので、マインドマップを描かなくても脳内にイメージ化できているとは思うのですが、それでもなお演奏ではなくて、イメージをマップに落としてみるという新しい道を試してみても良いのではないかと思います。そこから何かが生まれてくる可能性はけっこう高いのではないでしょうか。

有名なレオナルド・ダ・ビンチもきっとそうだったんだろうと思えてなりません。


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自主的マインドマップ学習のすすめ

子ども達へのマインドマップ指導は次のステージに上がろうと思っています。

これまでに取り組んできたことをまとめると、

・アイデアを浮かばせたいとき
・作文や感想文の構想を練るとき
・文章理解をするため
・プレゼンテーションをするときの原稿として
・社会の学習内容の理解
・歴史上の人物を調べてマップ化
・テレビ番組を視聴してマップ化
・理科のビデオを視聴してマップ化
・移動教室の日程確認マップ
・夏の想い出マップ
・グループマインドマップ
・聞き取りマインドマップ

とこんな感じ。これはほぼ教員側から与えられた課題でした。

次のステージは「自主的にマインドマップを毎日かく」という課題にしていきます。一番簡単なテーマは「その1日の学習内容を復習するマップ」だと思いますが、それだけでは面白くないので、好きなようにかいて良い。この自由さの中に新しいモノを生み出していくパワーがあるのです。

昨年度、21人で9800号の新聞を発行してきた学級ですから、自主的な動きがリズムに乗ってくれば想像を超える状態になるはずです。

画像のマインドマップは早くも自主的にかいてきたマップで、「ゲームについて」をテーマにして自分の考えをまとめてあります。

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【マインドマップ】小学校 外国語活動 指導案

昨日、マインドマップ入門研修会の講師をしている最中に、外国語活動の教員研修のアイデアを考えるためのマインドマップをお見せしながら、「結局私自身がまず授業をやらなくてはならないことに気づいたんですよ。」「そしたら噂が教育委員会に伝わって、『11月にやる校内研究会の授業を他校の先生にも公開するように』ということになってしまいました。」ということを話しました。

「宣言すれば実現に向かう」これはアファメーションの基本ですが、今朝になって、朝ごはんを食べている時に突然、11月の公開授業のアイデアがおりて来ました。

こういう時に一瞬のうちに脳内でマインドマップが浮かんでくるのです。「脳内マインドマップ」と言っていいでしょう。これを自宅から職場までの道のりで、メモ用紙に「速射マップ」で書きとめておき、忘れないうちに「清書マインドマップ」化します。

なので、ほんのわずかの隙間の時間をフル活用して、今日1日で外国語活動の指導案を書き上げることができました。(画像)

このマインドマップを本来の指導案形式に書き直すと、A4用紙で10ページくらいになる予定です。


今回の外国語活動公開授業は、「英語」「中国語」「日本語」の3ヶ国語のコミュニケーションが見どころとなります。学習内容は「外国語の寸劇を作って発表し合う」というものです。楽しい授業になると思いますよ!

なんとHRT(ホームルームティーチャー・・・学級担任)として私自身も、あるお笑い芸人のコントをそのまま英語に直して、一人寸劇をやらせてもらおうと思っています。



さて、今日は自分の実践以外で嬉しい出来事がありました。

昨日、職場の後輩(2年生担任)に、
「2年生にもマインドマップを教えてあげたいんですが、どうしたらいいでしょうか?」
と相談されました。辰巳ジャンプの2年生も素晴らしいマインドマップをかいていますので、小学校2年生でも十分できると私は分かっていました。そこでこうアドバイス。

「すごく身近な題材で、クラスのみんなで意見を出しながら、授業者である先生が黒板に『お手本マインドマップ』をかいてあげると、たぶん理解すると思うよ。その題材は、例えばポケモンをセントラルイメージにして、こんなポケモンがあるね、進化するとこうなるね、という感じでマップにしてみると面白いと思うよ。」

2年担任の先生はさっそく今日の授業でやってみたようです。

それが写真のような「ドラマップ」です!


ドラえもんのポケットから出てくる道具をみんなでマップにしていったんですね。なかなか良いアイデアではないですか!
ナイスなセンスじゃないですか!
しかも「ドラマップ」・・・なんておしゃれなネーミングでしょう!
ドラえもんとドラマとマインドマップのコラボレーションじゃないですか!

もう拍手喝采を送りたいです!

いよいよ私だけでなく、他クラスの先生も本格的に使い出した記念すべき9月4日です!

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マインドマップで教育実践を公開されている先生を発見!

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にほんブログ村のランキングを見ていたら、私と同じようにマインドマップを授業で活用されている先生のブログを発見しました!

「教師の赤裸々日記」

リンクした記事には理科の授業で説明用に作られたマインドマップが紹介されていますが、これが素晴らしい出来栄えなのです。こういうマップを発見できるとなんだか元気が出ます!


ところで、7月に学研から発売されたムック本にもマインドマップのことが紹介されています。これもリンクしておきましたので参考にしてくださいませ。

10歳までに決まる!頭のいい子の育て方 (Vol.5) (Gakken MOOK)

学研

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月間アスキーの取材を受けました+美男美女化計画

辰巳ジャンプのセッターが描いたゲームプランのマインドマップがマインドマップコンテストの「ドラマのあるマインドマップ部門」で大賞を受賞し、それを指導したコーチという立場で月間アスキーさんの取材を受けた。

アスキーさんはマインドマップに関する記事を連載してくださっているだけに、そのパワーについてよく理解している。そういう関心の高い方々と話をするのは、すごく心地よい。気分良く、いろんなエピソードを語らせていただいた。

私は小学校の教員なので、当然学級での指導も説明していった。
一番盛り上がったのが道徳で行った「美男美女化計画」の話だった。
この話題はブログに書いたつもりでいたが、実は書いていなかったので、ここに掲載しておくことにする。





『6年1組 美男美女化計画』

題名のごとき授業を行った。
一応、道徳である。

(場の設定)
男性は女性のことを、女性は男性のことを考え、真剣に頭を使う時間である。
(ねらい)
男女は相互に尊重しあい、協力した方がお互いの良さを引き出すことができることを知る。

かなり盛り上がった!
子ども達は、授業開始前から、いったいどんな授業をやるのか楽しみにしていたことと思う。

まずは「速射マインドマップ」で男子は「良い女とは?」、女子は「良い男とは?」というテーマで10分間で考えをまとめる。
次の30分間で2枚の「グループマインドマップ」に仕上げていった。
セントラルイメージを空欄にしておく「ブランクマインドマップ」という手法を使う。


結果、出てきた条件がこんな感じである。

【男子が考える良い女とは?】
・思いやりがある。
・ユーモアのセンスがある。
・ものごとをあきらめない。
・すぐにガミガミと怒らない。
・子どもに優しい。
・その場の空気を読める人。
・欲深くなく、何か買ってくれとか男にねだったりしない。
・信用できる人。
・生意気な人は良くない。
・話しやすい感じの人。
・すぐにたたいたりしない人。
・電車の中とかで携帯をやったり、化粧をしたりという悪いマナーはやめた方がいい。
・チャラチャラしていない。
・言葉づかいがきれいな人。
・仕事と家事を上手に両立できる人。
・家事に積極的な人。
・口うるさくない人。
・その場をなごますような雰囲気の人。
・ウソをつかない人。
・やるべきことをきちんとやる人。
・外見も美しいともっと良い。

【女子が考える良い男とは?】
・人なつっこい人。
・大人の面もあるし、子どもっぽいところもあるような感じの人。
・頭の良い人よりもバカな人の方が良い。
・動物が好きな人。
・友達がたくさんいる人。
・子育ては女だけに任さず、男として参加してくれる人。
・家族を大切にしてくれる人は絶対良い!
・運動能力が高い人。
・面白くて一緒にいて飽きない人。
・優しくて親切な人。
・何かあった時に“さりげなく”心配してくれる人。
・女性にあまりベタベタしない人。
・私のことを第一に考えてくれる人。
・女性の話をよく聞いてくれる人。
・「みんなのため」ということをいつも考えている人。
・自分勝手な人はダメ。
・一緒に料理を作って欲しい。
・女性の作った料理を心から喜んでくれる人。
・女性のことを理解して、同意してくれる人。
・お酒やタバコばかりする人はかんべんして欲しい。


一人が発言すると、
「そうそう!言えるぅ!」
「あ~!それそれ!俺もそう思う!」
「も~!こんな男がいたら最高!」
というようなつぶやきがジャンジャン起こる。
いつもはまったく発言しない子が、何度も手をあげて意見を言った。

「なんかロンドンハーツ(テレビ朝日の番組)みたいになってきたね!これ面白いな~!」
そんな発言も飛び出す。

グループマインドマップにまとめていく時間中、発言が止まることはまったくなく、実はまだまだ言いたいのに時間切れとなった。

「黒板にはったままにしておくから、一晩ねかせて、また書きたくなったら勝手に付け加えていいよ。」
と指示して終了。

授業後の空気がとても温かい感じだったので、たぶんこの授業はOKでしょう。
ねらい達成です。
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イメージの力は言葉を超えて

自分のクラスに中国から来た子がいる。
その子がかいたマインドマップは中国語で書かれている。すべて漢字である。さらに日本漢字表記ではなく中国漢字の表記なので、日本語文化のこどもには理解しにくい。

絵をかく習慣はあまりなかったようで、好んで絵をかくということはない。

しかし、いつまでも同じところに立ち止まって入られないので、少しだけ指導をした。

「もう少し絵を多くかいてみるといいんだよ。」



しばらくして持ってきたマインドマップにはブランチごとに絵がかかれていた。

すごく分かりやすい!なんと中国語で書かれている文字まで理解できる。


そこで、たぶんこれならこどもたちにも分かるだろうと、試しに学級のこどもたちにも見せて、理解できるかどうか答えさせた。

案の定、見せた全員が絵だけでなく、中国語まで理解できた。


イメージの力はこれほど大きい。
言葉の壁を簡単に乗り越えてしまった。


このエピソードが生まれて、我がクラスの「絵」に対する認識が大きく変わることは間違いない。

素晴らしいことだと思う。

「そうそう、絵やイメージはね、日本語も中国語も関係ないんだ。アフリカでもアメリカでもイメージの力は通じる!宇宙人にだって通じるぞっ!!!」
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「バレーボール 北京オリンピック 世界最終予選」のマインドマップ

クラスの子が、世界最終予選を見ながらマインドマップをかいた。
宿題には出していないので、自主的にかいてきたのだ。この「自主性」こそがマインドマップを日頃からかいていることで身につく学習習慣だ。誰に言われなくても面白いからかきたくなってしまう。そういう効果がマインドマップにはある。

きっとこの子は、世界最終予選のことをずっと忘れずに記憶に留めていくことだろう。

考えてみてほしい。
普通はただ一方的に放送される内容を視聴するにすぎないが、この子はテレビのスポーツ放送を見ながら、こんなにレベルの高い学習をすることができているのだということを。これをやることにより、読書の仕方も大きく変わってくるはずだ。



トニー・ブザン氏が来日し、日本社会のマインドマップに対する認識は大きく変わろうとしている。

例えば、就職活動の取り組みをしている人に関して。
履歴書は当然のこと提出しなくてはならない。
それに加えて、自分の履歴をマインドマップでかいたものを1枚入れてみたら良いのではないかとインストラクターの方々が言っていた。

確かに、今や大きな本屋のビジネス書や自己啓発のコーナーには「ザ・マインドマップ」が平積みされているくらいなので、マインドマップを知らない企業(人事担当者)は情報収集が遅れていると判断できるかもしれない。何しろコンビニの書籍コーナーにも「ザ・マインドマップ」が置かれているくらいなのだから、知らないではすまない時代に入りつつあるのだろう。

マインドマップの効果を知っている会社であれば、どんな履歴書よりもマインドマップでかかれた履歴書を見れば、その人の実力が分かるし、「この人はマインドマップをかく知識があるのか!」と評価が上がるに違いない。


子ども時代からマインドマップを知り、実際に生活の中で使えるようになってきた子どもたち。いったいどういう人間に育っていくのだろうか?

日本の中でも先駆を切っているこの子たちが、大きく飛翔する可能性は限りなく大きいと感じる。

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ザ・マインドマップ
トニー・ブザン,バリー・ブザン
ダイヤモンド社

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大賞受賞!!! 第1回マインドマップコンテスト ドラマのあるマインドマップ部門

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本日、九段会館で行われたトニー・ブザン「教育カンファレンス」の席上で、第1回マインドマップコンテストの発表式が行われ、辰巳ジャンプのセッターのかいたマインドマップが「ドラマのあるマインドマップ部門」で見事に『大賞』に輝きました!
関係者の皆様、本当にありがとうございました。

本人と監督の私は全日本バレーボール小学生大会の江東区予選に出場中だったので、代理でお父さんが賞を受け取ってきてくれました。

授賞式の際には、辰巳ジャンプの練習風景も映像で紹介されてたようで、光栄に思います。

下の写真が大賞受賞のマインドマップです。
試合に向けて初めてかいたマインドマップ。最高のメンタルトレーニングとなって、思い通りの試合をすることができたことが大賞受賞の理由でしょうか?

これだけ大きな賞をいただいたわけなので、これまで以上に練習に励んでたくさん勝てるチームにならないといけませんね。

私も夜の懇親会に参加し、なんとなんとトニー・ブザン氏本人とお会いすることができました。

学ぶことをすべて学んでから学び方を学ぶのか?
学び方を学んだ後にすべてのことを学んでいくのか?

我々は、後者の道を選んで進んでいこうという呼びかけに、これからの時代を切り開いていくだけの、参加しているインストラクターやフェローのパワーを集約していったような熱気あふれる懇親会となりました。

私自身、コンテスト大賞受賞を指導した教育フェローとして、新時代の教育改革を目指し、日本発全世界へ向けて、新しい教育の姿・可能性を示していきたいと思います。


この内容に関係のある記事


☆「教育大会」
「マインドマップでゲームプラニング」
「マインドマップ親子セミナー」
「バレーボール個別課題のマインドマップ」
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ポン・ピュン・ランでタイム短縮した子の作文

昨日の「ポン・ピュン・ラン」の指導でタイム短縮した子が喜びの作文を書いてきたので、本人の了解を得て掲載する。


「自信がついたポン・ピュン・ラン」

ぼくは今日の体育の授業で、50m走が9秒台になりました。

まず、それまでの事を話します。
ぼくは5年生までずっと10秒台で、6年生になっての1回目でも10秒台でした。それで学校で書いたマインドマップに「9秒台になりたい」と書いておきました。

そして今日の体育では、まずプールの入り口の階段を一段もぬかさないで、どれだけ早くおりられるかというのをやりました。最初はふつうにおりたら、タイムは3秒68でした。そして井上先生から教えてもらったやり方で何回かやって、最後は2秒68。なんと1秒も縮まりました。

次は10m走をやって2.50でした。


そして次はいよいよ50m走をやることになりました。

先生は、
「スタートで背を低くして、じょじょに上げると速くなる。」
と言っていました。ぼくのお父さんも、
「風のていこうを受けておそくなるぞ~、それで最初は低くしてじょじょに上げろ。」
と言っていました。だから、ぼくの番が来て、もう60mぐらい走る勢いで走りました。結果は9.76秒でした。とてもうれしかったです。

自信がついたので、あと0.1秒でもいいから、またちぢめたいです。

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「ポン・ピュン・ラン」で壁を破った子

福島大学陸上部監督の川本和久先生が2月28日に発刊したばかりの本がある。

『2時間で足が速くなる!』
日本記録を量産する新走法
ポン・ピュン・ランの秘密

という本である。


運動会シーズンに入り、担任している子どもたちが少しでも走ることに科学してほしいと思ったので、この最新トレーニング方法を小学生レベルに落として体育の授業で取り組んでみた。

結論から書くと、我がクラスの中でどうしても50メートル走・10秒の壁を切ることができなかった2人が、一気に9秒台に突入した!!!

指導していた自分がビックリした。

本人たちももちろん大喜びであった。



タイムを聞いた瞬間のM君の言葉
「やった~っ!僕の目標マインドマップに“9秒台で走れるようになる”って書いてあったんだ!本当に走れた!やった!やったよ!」

もう一人のY君は、このところ運動面でも自分自身に負けない気持ちを持ち始めていた。やる気は十分。しかし時には12秒を超えてしまう時もあり、きっとプライドが傷ついていたことだろう。それが一気に9秒台突入である。これまたタイムを聞いた時の周りにいた子どもたちの驚きは文字にできないほどである。


1時間の授業では、スタートの方法とメンタルトレーニングしかできず、一番大事な「ポン・ピュン・ラン」は考え方だけ教えて、実際には練習できていない。

・・・にもかかわらずである。

走ることがあまり得意ではなかった2人が、「9秒台になった!!!」と大喜びしている姿を見て、教えてあげて本当に良かったという思いがこみ上げてきた。
また反対に、これまで走り方を科学的に教えてあげられなかった自分の教育技術を反省もした。

それにしても、やはりいろいろ考えているよりも、まずはやってみることが大事だ。

これで確かな手応えを得たので、もう一度「ポン・ピュン・ラン」の指導方法を勉強し直して小学校の授業用にアレンジし、全員のタイムを0.5秒は縮めたい。


紹介した二人だけでなく、今日は他にやったトレーニングで全員がタイムを縮めた。「階段を一段ずつ駆け下りる」トレーニング。これにもタイムを縮める方法があり、今日は100%の成果である。つまり全員がタイムを縮めたのである。

走るたびに縮まるタイムに、子どもたちから「また走らせて!」「もう一回!!」という声があがる。たった20段くらいの階段で、距離にして10メートル。そんな短い距離なのに、2秒もタイムを短縮した子もいた。

ドーパミン出まくりの空気に包まれていくことを私は実感していた。


こんなに簡単に短距離走のタイムを縮められるなんて!
世の中にはすごいことを編み出す方がいるものだ。

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