社会人になり相当の年月が経ちました。学生時代はジャズを中心に当時は全盛であったフュージョンやファンク(と言いますか当時はブラコンと呼んでいました)をバンドで演奏していましたが、社会人になってからはすっかり離れてしまいもっぱらCDで名盤と言われるジャズの、それもバップ期の演奏やクラシックを鑑賞する程度の生活でした。
久々にコンテンポラリーなジャズがどうなっているのかいろいろ調べると、1980年代から90年代にかけて復古的にアコースティック・ジャズがブームとなり、マルサリス兄弟などが「新伝承派」として活躍していたのも今は昔。ジャズはHipHopの一要素としてよくはわかりませんがAcidJazzとかRareGrooveと言われる音楽になっているようです。
そして所謂正統的なジャズの愛好家は「ジャズの歴史は終わった」と語っているのでした。
ジャズの歴史が終焉しているのか現在進行形なのかは、感覚的な部分や単に好き嫌いの問題もあるので今回の本旨とはいたしませんが、バップ期に明確にその存在感を示し一時代を築いたジャズは、1960年はじめから多様化し複雑化したように感じます。
なにがあったのでしょう?
最近、知り合いから「毎回の文章が長くて読む気力が出ない」と言われてしまいました。できるだけ読みやすくするため続きは次回とさせてください。
今回の文章のためにモード・ジャズについて考える機会があり、いろんなCDを聴いたりしているうちに自分でもジャズのコンボが創りたくなってしまいました。
よろしければ聴いていただけるとうれしいです。