童謡の「おつかいありさん」に登場するありさんは急ぎすぎて「こっつんこ」してしまいます。一体何をそんなに急いでいたのでしょうか?
この急いでいた蟻さんが「はたらき蟻」であったと前提を置いた上で、前回までは「はたらき蟻」の分担業務から順次「おつかいありさん」が急いでいた理由を検証して参りました。しかしながらシステマティックに構成された蟻の社会において、そんなに急ぐ理由も見当たらずこの童謡に込められた謎はわからずじまいの様相を呈しています。
前回は二番の歌詞にある「わすれた わすれた おつかいを」のくだりに着目しつつ、システマティックに役割遂行しているように見える蟻が、実は全体の20%のエリートだけの働きで成り立っている。と言う説を元に蟻さんが忘れたおつかいを解き明かして行きたいと思います。
で、「おつかいありあさん」では蟻同士で頭をぶつけておつかいを忘れたことになっています。これは蟻がときどき触覚でお互いの頭や体を「さわさわ」と触れているのを、「頭をぶつけた」と解釈しているのでしょうか?確かに蟻は視力が弱いので急いでいて頭をぶつける。という「いちご100%」の東条のようなことが起こりそうに思えますが、実際は蟻の体の表面は蝋のような蜜がにじみ出ていて、これを触覚で嗅いで仲間かそうでは無いかを判断しているのです。決して「いそいでこっつんこ」ではありません。
頭をぶつけることの無い蟻が、何故におつかいを忘れたのか?これを解く鍵は外にいる蟻の多くが老齢の蟻である。ということです。
若くてよく働く蟻は巣の中で重要業務に就いています。必然的に老齢で動きの悪い蟻は「おばあさん。中はもういいから外でも回ってて」となるわけです。
そこで結論が出ました。この蟻さんは老齢であったがためにそもそも少し物忘れされるお年頃であったのでは無いでしょうか?ありもしないおつかいを「はて?わしは何をやろうとしておったのかのぅ・・・」と忘れてしまったかのように振舞う。少し悲しくおちゃめなおばあちゃん蟻のある日の姿をかわいらしく表現した名作であったのです。
この急いでいた蟻さんが「はたらき蟻」であったと前提を置いた上で、前回までは「はたらき蟻」の分担業務から順次「おつかいありさん」が急いでいた理由を検証して参りました。しかしながらシステマティックに構成された蟻の社会において、そんなに急ぐ理由も見当たらずこの童謡に込められた謎はわからずじまいの様相を呈しています。
前回は二番の歌詞にある「わすれた わすれた おつかいを」のくだりに着目しつつ、システマティックに役割遂行しているように見える蟻が、実は全体の20%のエリートだけの働きで成り立っている。と言う説を元に蟻さんが忘れたおつかいを解き明かして行きたいと思います。
で、「おつかいありあさん」では蟻同士で頭をぶつけておつかいを忘れたことになっています。これは蟻がときどき触覚でお互いの頭や体を「さわさわ」と触れているのを、「頭をぶつけた」と解釈しているのでしょうか?確かに蟻は視力が弱いので急いでいて頭をぶつける。という「いちご100%」の東条のようなことが起こりそうに思えますが、実際は蟻の体の表面は蝋のような蜜がにじみ出ていて、これを触覚で嗅いで仲間かそうでは無いかを判断しているのです。決して「いそいでこっつんこ」ではありません。
頭をぶつけることの無い蟻が、何故におつかいを忘れたのか?これを解く鍵は外にいる蟻の多くが老齢の蟻である。ということです。
若くてよく働く蟻は巣の中で重要業務に就いています。必然的に老齢で動きの悪い蟻は「おばあさん。中はもういいから外でも回ってて」となるわけです。
そこで結論が出ました。この蟻さんは老齢であったがためにそもそも少し物忘れされるお年頃であったのでは無いでしょうか?ありもしないおつかいを「はて?わしは何をやろうとしておったのかのぅ・・・」と忘れてしまったかのように振舞う。少し悲しくおちゃめなおばあちゃん蟻のある日の姿をかわいらしく表現した名作であったのです。