早期再開の期限を区切れなどと、ますます政治的圧力が高まってきているようですが、本日の毎日新聞に重要な情報がありました。
■BSE:「飼料検査は不十分」米会計検査院が指摘
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050315k0000e010088000c.html
(抜粋)「米国は97年に牛に肉骨粉の混ざった飼料を与えることを禁じたが、報告書によると、FDAは飼料工場など約1万4800施設を検査したものの、いったん検査を受けた施設の2割(約2800施設)は少なくとも5年間、再検査を受けていなかった。GAOは「このうち数百の施設は、潜在的にBSE感染の高いリスクがある」と指摘している。 さらに、ある飼料工場では、製造工程のミスで約1年にわたり肉骨粉が飼料に混入し、流通していた。工場はFDAの指摘を受け、自主回収したが、FDAは米農務省に事実関係を報告していなかった。 GAOは02年の報告書で、FDAに体制の改善を促しており、今回の報告書は「改善はしたが、実効性に限界のある状態が続き、米国の牛をBSE拡大のリスクにさらしている」と指摘した。」
★その他GAOが指摘した問題点は下記掲示板発言[754]も参照。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
■鶏糞に糖蜜をかけた飼料とは?国会議事録から
平成17年02月24日 衆議院 農林水産委員会 2号の議事録に非常に興味深い討論がありました。
http://kokkai.ndl.go.jp/
★(抜粋)「そのショートプレートというのは、通称吉野家カットといって、牛丼になる部分です、これは。そこに何と書かれておったかというと、糖みつ飼育の若姫牛と書かれておった。糖みつ飼育の若姫牛。 糖みつ飼育というのは、大臣わからないかもしれない。これは、鶏ふんを牛に食べさせる。アメリカで行われているんです。そのときに、鶏ふんを牛がなかなか食べないから、もう臭いし、おいしくないし。どうして食べさせるかというと、糖みつをかけて食べさせているんです。これはアメリカで行われています。」
当日のBSEに関する議事録の全文が抜粋されている掲示板投稿↓
http://www.asyura2.com/0403/gm10/msg/559.html
下記は昨年2月9日のニュースからのようですが、鶏に牛の肉骨粉を与えることは今は「法的には」禁止されたのでしょうか。
★(抜粋)「米国は、1990年代に雌牛の体の部分を牛の飼料に使うことを禁止したけれども、まだ、雌牛から出た残骸処理物を豚と鶏に与えるのを許している。そして、今度は、豚と鶏の残骸処理物が牛に与えられている。批判者達は、この堂々巡りが、理論でいっても、狂牛病をグルットめぐって牛へもたらす事になる、と言っている。」
http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/20040209kyougyuubyoutobeikoku.html
■米国上院議会のCantwell議員が指摘する飼料管理の穴
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2004_04_19_madcow.html
BSEの蔓延を防ぐために一番重要な飼料管理問題、その穴を指摘する議員が独り、孤軍奮闘されているようです。他の議員は何をしているんだろ。。。
■サルは50mgで感染(危険部位除去だけで対応できるのか?)
先日、サルが5gで感染したという論文が話題になりましたが、実験だと50ミリグラムでも感染したというデータがあるそうです。牛は1ミリグラムで感染しますが、こうなってくると、果たして種の壁がどれほどあるのか、疑問に感じてきます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050219ddm016100041000c.html
「過去の動物実験では、猿に異常プリオンを経口投与したところ50ミリグラムで感染したデータがある。」
※上記、50mgの方は、経口ではなく脳内接種だったとのことで、経口の最小単位実験は現在5mgで、現在進行中とのこと。詳細は下記をごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/232173555f4f3768bc4a077b307e042e
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15733719
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/93984.html
■牛肉輸入再開 安全重視が8割
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/03/15/d20050315000016.html
NHKは、3月11日からの3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で、世論調査を行い、57.5%にあたる、1202人から回答を得ました。それによりますと、アメリカ産牛肉の輸入再開問題をめぐって、日米両国政府が、生後20か月以下の牛に限って、BSE検査をせずに輸入を再開する方針を示していることについて、賛否を尋ねたところ、▽「賛成」が16%、▽「反対」が75%でした。そして、ブッシュ大統領が、小泉総理大臣に対し、アメリカ産牛肉の速やかな輸入再開に向けた指導力を発揮するよう強く促したことに関連して、政府の対応を聞いたところ、▽「安全性を重視するため専門家の議論がまとまるのを待つべきだ」が84%、▽「アメリカに対して、できるだけ早く輸入再開の時期を示すべきだ」が9%となっています。(以下略)
関連
アメリカの食肉処理の現場で内部告発が続いている
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/89c21679c9a1a74908daa94270800649
BSE最新と過去のニュース & アメリカ牛は本当に安全か?(EUによる米国評価)
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/18d64aa98bf84460a8424a70764212fb
■BSE:「飼料検査は不十分」米会計検査院が指摘
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050315k0000e010088000c.html
(抜粋)「米国は97年に牛に肉骨粉の混ざった飼料を与えることを禁じたが、報告書によると、FDAは飼料工場など約1万4800施設を検査したものの、いったん検査を受けた施設の2割(約2800施設)は少なくとも5年間、再検査を受けていなかった。GAOは「このうち数百の施設は、潜在的にBSE感染の高いリスクがある」と指摘している。 さらに、ある飼料工場では、製造工程のミスで約1年にわたり肉骨粉が飼料に混入し、流通していた。工場はFDAの指摘を受け、自主回収したが、FDAは米農務省に事実関係を報告していなかった。 GAOは02年の報告書で、FDAに体制の改善を促しており、今回の報告書は「改善はしたが、実効性に限界のある状態が続き、米国の牛をBSE拡大のリスクにさらしている」と指摘した。」
★その他GAOが指摘した問題点は下記掲示板発言[754]も参照。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
■鶏糞に糖蜜をかけた飼料とは?国会議事録から
平成17年02月24日 衆議院 農林水産委員会 2号の議事録に非常に興味深い討論がありました。
http://kokkai.ndl.go.jp/
★(抜粋)「そのショートプレートというのは、通称吉野家カットといって、牛丼になる部分です、これは。そこに何と書かれておったかというと、糖みつ飼育の若姫牛と書かれておった。糖みつ飼育の若姫牛。 糖みつ飼育というのは、大臣わからないかもしれない。これは、鶏ふんを牛に食べさせる。アメリカで行われているんです。そのときに、鶏ふんを牛がなかなか食べないから、もう臭いし、おいしくないし。どうして食べさせるかというと、糖みつをかけて食べさせているんです。これはアメリカで行われています。」
当日のBSEに関する議事録の全文が抜粋されている掲示板投稿↓
http://www.asyura2.com/0403/gm10/msg/559.html
下記は昨年2月9日のニュースからのようですが、鶏に牛の肉骨粉を与えることは今は「法的には」禁止されたのでしょうか。
★(抜粋)「米国は、1990年代に雌牛の体の部分を牛の飼料に使うことを禁止したけれども、まだ、雌牛から出た残骸処理物を豚と鶏に与えるのを許している。そして、今度は、豚と鶏の残骸処理物が牛に与えられている。批判者達は、この堂々巡りが、理論でいっても、狂牛病をグルットめぐって牛へもたらす事になる、と言っている。」
http://www.bm-sola.com/bmw/ecowatch/20040209kyougyuubyoutobeikoku.html
■米国上院議会のCantwell議員が指摘する飼料管理の穴
http://cantwell.senate.gov/news/releases/2004_04_19_madcow.html
BSEの蔓延を防ぐために一番重要な飼料管理問題、その穴を指摘する議員が独り、孤軍奮闘されているようです。他の議員は何をしているんだろ。。。
■サルは50mgで感染(危険部位除去だけで対応できるのか?)
先日、サルが5gで感染したという論文が話題になりましたが、実験だと50ミリグラムでも感染したというデータがあるそうです。牛は1ミリグラムで感染しますが、こうなってくると、果たして種の壁がどれほどあるのか、疑問に感じてきます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050219ddm016100041000c.html
「過去の動物実験では、猿に異常プリオンを経口投与したところ50ミリグラムで感染したデータがある。」
※上記、50mgの方は、経口ではなく脳内接種だったとのことで、経口の最小単位実験は現在5mgで、現在進行中とのこと。詳細は下記をごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/232173555f4f3768bc4a077b307e042e
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15733719
http://www.vegsource.com/talk/madcow/messages/93984.html
■牛肉輸入再開 安全重視が8割
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/03/15/d20050315000016.html
NHKは、3月11日からの3日間、全国の20歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で、世論調査を行い、57.5%にあたる、1202人から回答を得ました。それによりますと、アメリカ産牛肉の輸入再開問題をめぐって、日米両国政府が、生後20か月以下の牛に限って、BSE検査をせずに輸入を再開する方針を示していることについて、賛否を尋ねたところ、▽「賛成」が16%、▽「反対」が75%でした。そして、ブッシュ大統領が、小泉総理大臣に対し、アメリカ産牛肉の速やかな輸入再開に向けた指導力を発揮するよう強く促したことに関連して、政府の対応を聞いたところ、▽「安全性を重視するため専門家の議論がまとまるのを待つべきだ」が84%、▽「アメリカに対して、できるだけ早く輸入再開の時期を示すべきだ」が9%となっています。(以下略)
関連
アメリカの食肉処理の現場で内部告発が続いている
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/89c21679c9a1a74908daa94270800649
BSE最新と過去のニュース & アメリカ牛は本当に安全か?(EUによる米国評価)
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/18d64aa98bf84460a8424a70764212fb
・・加工食品が蔓延しているので まだ心配ですが、先ずは 畜肉と野生肉(ジビエ)も一切口に入れません。
自殺を拒否します。
動物を人間の食料とすべく 自然の理に逆らった とんでもない人間の欲望とエゴ剥き出しの状態に 誰も不思議と感ずることなく、動物に対し何のてらいもなく 虐殺・殺戮のかぎりをつくしながら、その口で 愛と平和を語る・・ 無痛文化ここに極まるってことですかね。
いちぬけた~♪
BSEに感染する確率は極めて低いかもしれない。しかし、それについての対応がお粗末極まりない。牛肉は食べたいけれど、生産国にはかなり敏感になりそうです。
鶏糞を飼料にしているケースは、全体の中でどれくらいの比率を占めるのでしょうか。肉骨粉の次は蜂蜜まぶしの鶏糞ですか。経営合理化の精神からみればリサイクルは当然ですけれども。マスコミがとり上げれば、反響が大きいと思われるのですが。
親子牛が仲良く牧草を食む景色は、想像するだけになってしまいました。
当サイトのリンクリストに掲載させて頂きました。
今後とも宜しくお願い致します。