BSE&食と感染症 つぶやきブログ

食品安全委員会などの傍聴&企業・学者・メディア他、の観察と危機管理を考えるブログ by Mariko

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アイダホ・ヤコブ病集団発生8人に増加 「診断には解剖が必要」

2005年09月27日 07時39分05秒 | アメリカ牛は安全か?
アイダホのCJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)疑い患者さんは、8人になっちゃったみたいです。

SUSPECTED CASES OF CREUTZFELD-JAKOB DISEASE
Sep 21, 2005
http://www.kpvi.com/index.cfm?page=nbcstories.cfm&ID=2519

参考:8月の時点のニュース
ヤコブ病:米アイダホ州で6件発生 5人死亡
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1123948989/

日本初のクロイツフェルト・ヤコブ病の患者さんは、WHOの診断基準に合致しませんでした。WHOの診断基準だと、当初「弧発性ヤコブ病」の症状が出ていたのです。
死後の解剖で、初めて、BSEから感染する変異型クロイツフェルト・ヤコブ病と判明しました。

ヤコブ病の診断基準変更へ 変異型、国際会議で合意
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/24037178.html
↑日本ではこう報道されたのですが、私はこの英語版の記事を探しているのですが、見つけられません(^^;

米国各地で、ヤコブ病の集団発生が問題になりつつあります。
でも、ニュージャージーの集団発生の殆どが解剖されていなかったようですし、日本発「世界初」の「診断基準に合致しない例」は米国の医療機関にも通知されているんでしょうか?

先日、ジョン・スタウバーさん(MAD COW USAの著者)の来日講演があって聞きにいったときに、「BSEからの警告」という冊子を販売していたので買ってきました。アメリカの消費者運動家のロドニー・レオナルドさんが講演にいらしたとき(2005年5月21日)の講演録が掲載されてます。

そこに気になる一文がございましたので、UPしますね。

>現在日本のヤコブ病で問題になっているのが、カリフォルニアで最近死亡した市民の例なのですが、かなり症状が変異型ヤコブ病に似ていたということで、政府のこれをチェックせざるを得なくなりました。検体をとってチェックしましたが、最終的にはこれは変異型ヤコブ病ではないという結論を出しました。これに対してカリフォルニアの医者、医療関係者は、それは十分に信用に足るものではなく納得できないということで、イギリスに検体を送って検査中であるということです。じつはアメリカでは、このような検査をする機関は、広い全米中、アイオワ州に一ヶ所あるだけです。ここにいったん送られると、ほとんど迷宮に入って出てこないという状況があって、戦時中にモスクワの刑務所に入れられた人はほとんど戻ってこないという話を以前に聞いたことがありますが、その話を思い出してしまいました。

■クロイツフェルトヤコブ病の解剖検査は僅か18%(日本)
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/50056906.html


関連カテゴリー
公衆衛生とBSE,vCJD
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/a0209d89782edb34131184136abc37e0
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プリオン調査会傍聴 トピックは山本茂貴委員作のトンデモ草案

2005年09月27日 06時54分03秒 | アメリカ牛は安全か?
9月26日のプリオン専門調査会を傍聴してきました。資料や議事録はいずれ下記にUPされる予定です。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
それがUPされるまでということで、簡単な感想を書こうと思います。今回は、たたき台案がいくらか進行していました。トピックとしてはNHKのニュースでも流れたようですが、「食肉と内臓の日米安全性の比較」の部分を山本茂貴委員が作成しており、説明してました。

その内容を見て私は唖然としましたが、どういう内容かというと、まるで世間知らずの箱入り娘が作ったような内容で、内容は「検証データ」ではなく「米国政府の言い分」だけを「検証もせず」に羅列、「~と仮定すれば、日本と同等と思われる」という内容ばかりでした。もはや(勿論?)「結論ありき」です。たたき台とはいえ、あまりの酷さに、私は日本の食の安全についてますます不安を感じました。

当然、北本先生や甲斐(女)先生などのみなさまから、クレームがつきまして、次回に持ち越しです。他にも吉川座長の作った部分など、動物油脂や血漿蛋白のリサイクル問題などに全然触れなかったり、ツッコミを入れたい部分が山積みでしたが、そこは今回は議論の対象にはならず。
※農水省はBSE感染源として「代用乳」の中の成分(動物油脂や血漿たん白)を再検証するみたいですが、プリオン専門調査会では米国の評価について、それらからの感染リスクや国内増幅の検証をちゃんとしていません。「オランダ産」だけを取り上げてそれで誤魔化してるように思えます。まさか、このまま無視するつもりでしょうか?(^^;http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/daiyounyuusaikensyou.htm

消費者としての最終的感想を言えば、
食品安全委員会が「SRMを除去すれば日本と同等、責任は食安易ではなくリスク管理部門に」という結論を導き出すことを前提に動いているのであれば、消費者としての自衛策は、SRM検出キット(70セットで7~8万だから団体やグループで購入?)を活用して自分で購入したものを検査するしか道はないだろうなぁ、という考えがふつふつ沸いてきたりしております。一度試してみたいものです。

中枢神経組織検出キット
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/88ee603a342964cc6f5e0c29c9cc6b7f

■山本茂貴委員 作&説明のたたき台 一部抜粋

たぶん、食安委の資料UPが明日か明後日だと思うので、手打ちですが、その部分の概要、および、なんじゃこりゃ、と気になった文章をいくつか抜粋してUPしますね。(資料2-たたき台修正案 P-13~
 山本茂貴委員 作 & ご説明

3 リスク評価-食肉・内臓(汚染率・汚染量)
3.1 牛肉及び牛の内臓のBSEプリオン汚染リスクの比較
と畜検査 
と畜前検査
>米国では、と畜場に搬入される牛を搬入時に1頭ごとに、食肉検査官(獣医師を含む)が歩行状態などを目視で検査する。しかし、大規模と畜場では1人で5000頭を目視で検査する必要がある。これは日本の大規模と畜場の10倍以上の処理頭数であり、異常牛が見逃される可能性が高いことは否定できない。
>米国では、生体検査により異常を示した牛は、通常のと畜ラインと別のラインで処理されるため、通常食用にはまわらない。(と畜場における検査官(獣医官、検査官)の役割及び権限について記載。)日本では係留場において獣医師が1頭ごとに目視検査を行う。

 対象年齢
>と畜牛の対象年齢はBSEプリオンの蓄積度(感染率と蓄積量)に関連する。日本においては全月齢であり、米国では日本向けに20ヶ月齢以下の牛が対象となる。米国では、通常、と畜後、歯列検査により30ヶ月齢以上と以下に区分する。米国では、20ヶ月齢以下は出生証明書(出生証明書により判定される牛は現状では年間と畜頭数の約10%)もしくはA40の枝肉規格(A40により判定される牛は現状では年間と畜頭数の約10%)で判別されるが、21ヵ月齢以上の牛の枝肉が、A40以下の評価される可能性は、99%の信頼度で1.92%以下である。
>2004年4月以降、日本はトレーサビリティのシステムにより出生年月日で管理されている。米国では、健康と畜牛(肉用牛)の約90%(約2510万頭){肉用牛の年間と畜頭数約2700万頭(去勢牛;約1650万頭+未経産牛;約1050万頭)のうち約2430万頭+子牛80万頭)}が20ヶ月齢以下である。日本のと畜頭数(全月齢で)は年間約130万頭である。2005年現在、出生証明書により、20ヶ月齢以下の牛を確認できる牛の割合(年間と畜頭数の約10%。25%とする見方もある)は少ないが、日本への輸出を念頭に、急速に増加しているとの報告もある(文献)。

と畜場でのBSE検査
>日本においては2001年9月に最初のBSEが確認され、同年10月からBSE検査陽性牛を食肉から(中略)米国では、と畜場におけるスクリーニング検査を行っていない。ただし、サーベイランスとして、30ヶ月齢以上の健康と畜牛のごく一部(2005年7月25日時点で34頭)を検査しているにすぎない。
>米国では事実上、健康と畜牛についてBSEスクリーニング検査が行われていないため、検査によるリスク回避は不可能である。
>しかし、20ヶ月以下でと畜される群ではBSE検査により発見される可能性は非常に低いと考えられる。(>他委員よりここを削除するべきという意見)

高リスク牛の排除
>米国ではと畜前検査により中枢神経症状牛、死亡牛、歩行困難牛は食用禁止とし、高リスク牛を食肉製造ラインから排除し、それらを中心に拡大サーベイランス対象として検査を実施している。
>日本ではと畜場に病畜として搬入される牛は、病畜専用ラインで検査し、検査で異常が発見された場合排除している。また、日本ではBSEスクリーニング検査が陰性でも、その他の疾患が発見されれば廃棄される。米国では、異常牛は食用のラインからはずされ、レンダリングに回される。
【(>(米国と日本は高リスク牛を同等に食用から排除している)←(>他委員より「ここいらない」)

スタンニング(抜粋)
>日本と米国はスタンニングを行っている。スタンニングによるリスクは同等と考えられる。

→私の感想:「スタンニングやピッシングによるリスクは感染牛の頭数により異なるじゃん」

ピッシング(抜粋)
>ピッシングによるリスクは米国では無視できる
→この面だけは日本より米国のほうが進んでいる。日本の改善点なども羅列すべし、ピッシングしてて本当に大丈夫か、日本では現在どのくらいやっているのか、「何を根拠に無視できると書いたのかが見えない」云々との多数の議論、クレームがなされました。

SRMの除去(略)
1036件の違反についての米国政府の言い訳をそのまま掲載。

内臓等について(抜粋)
>脊髄、回腸遠位部等のSRMを他の組織を汚染しないよう適切に除去すればリスク回避が可能と考えられる。

(←他委員より”この文いらない”、の指摘あり)
>SRMの除去が適切に行われていれば、米国と日本の全月齢の牛の内臓と比較した場合のリスクは同等であると考えられる
→この部分ほかについて甲斐女先生や北本先生ほかの委員の皆様から「仮定を前提とした文章はいらない、仮定を繰り返せば全部がOKとなってしまう?。バイアスをかけることになる、言い過ぎ」「結論ありきと見えてしまう」とか、沢山のクレームが出ました。といえば、炎症部位にプリオンなんていう最近の科学は一言も出てこなかったような。。

脊髄除去、枝肉洗浄後の確認(抜粋)
>米国における脊髄による枝肉の汚染は、日本と同様に無視できる


手順・記録(抜粋)
>SRMの除去の実効性、脊髄除去の確実性については、米国と日本は同等に記録により確認できる。


トレーサビリティ(省略)

書いているうちになんか唖然としてきまして、全部UPできずにすみません(^^;


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狂鹿病(CWD)とBSE評価について食安委に質問してみた

2005年09月21日 07時27分19秒 | アメリカ牛は安全か?
食品安全委員会に今朝、以下の質問メールをいたしましたので、ご報告いたします。練られてない文章で先方にもちょっと気の毒ですが、とりあえずは送ってみました。
http://www.fsc.go.jp/dial/index.html
==============

■標題 : BSE・CWD問題について 食品安全委員会の見解をお聞かせください。

質問1
米国牛の安全評価上、鹿の蛋白が牛の飼料とヒトの食品に混入している件についての食品安全委員会のご見解

質問2
鹿などの混入した動物油脂や肉エキスが米国から輸入されていないかの確認の件

質問3
畜産システム研究会が発表した、日本のBSE感染源は「動物油脂」または「血漿蛋白」と考えられるという研究発表に対しての食品安全委員会のご見解

質問4
米国牛の安全性評価において、オランダ以外の発生国からの油脂、血漿蛋白の輸入状況を調査しないのは何故ですか?

質問5
米国牛の安全性評価において、米国国内での牛や鹿などの動物油脂、血漿蛋白飼料リサイクルについての評価が入っていないのは何故でしょうか?

質問6
吉川座長のたたき台内容が、過去吉川座長が発表された見解と大きく異なる点について

質問7
吉川座長のたたき台数値が、EFSAの報告書などを無視した数値である件、および数値の根拠について

========

いつもお世話になり、誠にありがとうございます。

FDAの資料によると、米国のレンダリングの場において、多種の動物が分離されていないという問題報告がされているとのことです。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/709389673cd6aa716ef2016ddafc9227

鹿のレンダリングですが、この資料http://www.renderers.org/economic_impact/sparks.pdf
の13ページのtable4(原料)の”other”の中に山羊・バイソン・鹿などが含まれているようです(前ページ末の注)。

CWD陽性の鹿のレンダリングは2002年11月に禁止したとありますけれども、
http://foodhaccp.com/msgboard.mv?parm_func=showmsg+parm_msgnum=1005902
しかしながら、米国において鹿の全頭検査はなされているのでしょうか?仮にしていたとしても、それこそ、米国が主張されるように、「検査には科学的に検出限界がある」ので、高率でCWDに汚染されている米国の、陽性の鹿がレンダリングの食物連鎖に入る可能性があります。

ということは、米国の牛の飼料において、州によっては20%もCWDに感染しているような状態にある、米国の鹿の血液や油脂が混入していることを、FDA自らが認めているということになると考えます。

このことについての食品安全委員会のご見解をお聞かせいただきたく、お願いいたします。

さらにまた、人間もレンダリングの副産物である動物油脂や肉エキスを食べているわけですから、人間も鹿を食べていることになります。
狂鹿病の場合、若いハンターが食べての感染疑い例があり、事実だとすれば食の安全上、大変な問題だと感じております。

そこから考えますと、日本に輸入されている肉エキスや動物油脂は大丈夫なのでしょうか?鹿に対しての規制はどのようになされ、どう確認・検査されているのでしょうか?

現在、日本に輸出されている動物油脂や血粉などについての規制・検査内容についての状況をお教えいただけましたら幸いです。

質問3についてですが、畜産システム研究会のシンポジウム「BSEと飼料問題」にて、日本のBSE感染源についての研究発表が国会の農水委員会でなされてから、突如プリオン専門調査会の米国牛審議の資料に「オランダ産動物油脂の輸入状況について」が追加されました。飼料の現場からのシンポジウム研究発表を意識されてのことだと思いますが、食品安全委員会がその資料を入手しているにも関わらず、何故、専門調査会でそれら飼料問題の論文を直接取り上げないのでしょうか?

また、米国牛の安全性評価において、オランダ以外の発生国からの油脂、血漿蛋白の輸入状況を調査しないのは何故ですか?

米国牛の安全性評価において、米国国内の牛や鹿などの動物油脂、血漿蛋白飼料リサイクルについての評価が入っていないのは何故でしょうか? ”食品安全委員会が、動物油脂がBSEの感染源になると認めておられる”からこその「オランダ産動物油脂輸入状況の確認」であると存じますので、確認をお願いいたします。

質問6について
(笹山登生さんの掲示板[1323]にある質問ですが、私も同様に疑問を感じましたのでお答えいただけましたら幸いです。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi?page=50
[1323] 吉川座長の2年前の研究では・・ 投稿者:虹屋 投稿日:2005/09/17(Sat) 20:59

農水省の平成15年9月に公表された「牛海綿状脳症(BSE)の感染源及び感染経路の調査について」で吉川座長は、下記のような見解を発表しています。たたき台で、タロー(牛脂)を暴露・増幅リスク評価から除いたのか、皆目分からなくなりました。

感染経路モデルによる計量的な分析の結果と考察 (リスク分析)
「(この研究は)今後のBSE の発生を予測し、発生時の疫学調査とリスク管理に役立てることをもう一つの目的」
>4.2.3.3 製造工程によるリスク
肉骨粉は、特定部位(SRM)の使用により汚染される可能性が極めて高い。肉骨粉の製造に際して、旧方式では汚染リスクの軽減若しくは不活性化はほとんど望めないが、新方式では高温処理(133℃、3 気圧、20 分)で10-4 以上の感染価の低下が見込まれる。内臓由来の動物性油脂汚染の可能性は低いが、レンダリング由来の動物性油脂では特定部位(SRM)を使用していたわけであるから汚染の可能性を否定できない。その場合、動物性油脂中の不溶物として混合汚染を起こしている可能性がある。他方、内蔵由来の動物性油脂に関しては、その感染価はと畜・解体時の交差汚染の確率で2/100(2%)、アルカリ処理・ろ過で10-4 減衰すると考えられる。配合飼料における肉骨粉の混合量は多様であり、特定できない。

用語の補遺
○ 獣脂かす(玉じめ)
動物性食用油脂( 脂身) の製造原料を加熱処理し、固液分離したかすを油圧プレスで搾油した固形物で一般的に円盤状
* 油脂分25~30% 肥料用原料として利用( 豚・鶏由来)( 現在、牛の獣脂かすは肥料利用されていない。)
○ 肉粉
(1)獣脂かすを油脂分18%以下に絞り粉砕・篩別したもの
(2)動物性食用油脂(脂身)を固液分離した粕をエキスペラーで搾油し、粉砕・篩別したもの

=========

また、吉川座長のたたき台について、以下の疑問が出ております。EFSAの報告書などを無視された、たたき台の数字の根拠についてお答えいただけますれば幸いです。

吉川マジックの舞台裏 米国BSE汚染度の計算は根拠不明な仮定の積み重ね
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05091501.htmお手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


コメント

我々と米国の牛は、まさか「シカ」等を知らぬ間に食べている?!

2005年09月17日 10時23分09秒 | アメリカ牛は安全か?
米国では、狂鹿病(CWD)がいま、大問題になっています。米国の州によっては、野生のシカの2割が感染しているという話もあるほどです。

先日、MAD COW USA(邦題 隠された狂牛病)という本の著者、ジョン・スタウバーさん(John Stauber)の講演に行き、大変な話を伺って参りました。肉骨粉や油脂、肉エキスの製造現場(レンダリング現場)において、「鹿の処理が分離されていない」ところがあるというお話です。

つまり、それが本当だとすれば、米国人も、輸出先国の人も、米国の牛も、鹿などが混入した、肉エキスや動物油脂、血液を食べちゃってるかも知れないということです。

笹山さまにFDAの資料をご紹介いただきました:
~~~~~~~~~~~~~~~~~
アメリカでの鹿の肉骨粉(deer-based MBM)問題は、このFDAのサイトhttp://www.fda.gov/cvm/Documents/bse3.pdf
に詳しいようですが、この2ページに次のように書いていますね。
「独立系レンダリング業者は、たんぱく質物質を、制限品目と、非制限品目とを、セパレートして処理してはいないとみられる。MBMについても、異なる種のものをミックスして処理しているようである。」
『COMPLIANCE REQUIREMENTS AND REGULATORY IMPACTS』
As will be described, however, independent renderers are not expected to separate restricted from unrestricted protein materials in manufacturing mixed species MBM under any of the first three regulatory options. Where cattle protein is restricted, virtually all of the animal protein processed by independent renderers will become restricted. For example, offal from chicken and other nonregulated species that are processed by independent renderers are included in the mixed species MBM they produce.
私、たまたま、見つけたのですが、FDA自体が、コンプライアンスの非適格性を認めているという、問題な資料ですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~

狂鹿病:参考
シカのCWDという病気は、米国、カナダを初めとする北米大陸で、実は非常に深刻な問題としてとらえられています。州によりましては、野生のシカの10~15%、20%近くのシカが感染している。それをハントして食べた若いハンターがCJD、ヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したというお話や、あるいはシカとウシのスピーシーズバリア、種の壁がどのぐらいあるか不明である点から、こういったものが米国のウシのBSEの発生に影響を与えるのではないかという懸念が持たれていて、私、アメリカの研究者に話を聞きますと、アメリカ政府はこの病気に対して非常に巨額の研究費を投入して、研究を進めようとしていると伺っております。
(抜粋 食安委平成16年4月20日リスコミより)
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160420/koukan160420-gijiroku.pdf

OIEは信用できるか?&【蔓延】米国とカナダで狂鹿病発生 原因は?  
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/d2eaab2902ca588a9560a19a658b01a5

※レンダリング工場で作られた動物油脂(骨油)は、いろいろ用途があるでしょうが、フライ物やマーガリン類にも使われているようです。シーズニングオイル、なんて名称でも呼ばれてるようですね。

余談ですが、こんな翻訳もネットで出回っておりますので、ご紹介まで。真偽のほどはわかりませんけれども、仰天の内容です。

肉骨粉のレシピ
http://www.asyura2.com/0311/gm9/msg/133.html
The Dark Side of Recycling
http://www.commondreams.org/headlines02/0106-02.htm

スタウバーさんによると、米国のレンダリング工場は取材をしたくても入れる状況にあらず、一般の人が立ち入れる状況にはないそうです。これは、農水省、厚労省と食品安全委員会が確認しなければならない重要事項だと思いました。

しかし、日本のレンダリング工場も、どなたか見学された方はおられますか?肉骨粉製造の副産物?である肉エキスや動物油脂の製造現場を見学された消費者の方っておられるのかしら?多くの加工品に含まれ、誰もがおいしく頂いているものですし、ぜひ消費者団体の方々向けにも、見学の機会、公開の機会を作っていただきたいと思いました。

実のところ、日本でも過去にこんな問題があったようです。この肉骨粉や副産物はその後どうなっていたのでしょう?情報をお持ちの方、お教えください。

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犬猫の死がい処理委託問題 徳島市などが業者への委託を中止 県は陳謝 /徳島[毎日新聞/徳島(2002年)2月22日]

 徳島市、鳴門市、佐那河内村が、路上などで死んだ犬猫の死がいの処理を一般廃棄物処理の認可のない徳島市内の肉骨粉加工業者に委託していた問題で、県は21日開かれた県議会 同和・人権・環境対策特別委で、廃棄物処理を適正に行う責任者として陳謝し、同3市村が既にこの業者への委託を中止したことを報告した。

 山田豊委員(共産)の質問に、上野秀樹・廃棄物対策課長と橋本保久企画監が答えた。上野課長は、「これまで相当期間、自治体が業者に委託しており、動物愛護法と廃棄物処理法のどちらで解釈するか問題だったが、(一般廃棄物で扱うべきとの)国の解釈が示された。 これを契機に、市町村での適正な処理が行われるよう指導したい」と答弁。
 また、橋本企画監は3市村が認可を持つ業者の委託先を探していることも報告した。  【鈴木健太郎】

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ちなみに、私がネットで見かけた、レンダリング場の肉骨粉原料の写真は英国のこの写真しかありません。
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/byori/NIAH-Atlas/BSE/Rendering-01.JPG
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/byori/NIAH-Atlas/BSE/BSE.html
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