BSE&食と感染症 つぶやきブログ

食品安全委員会などの傍聴&企業・学者・メディア他、の観察と危機管理を考えるブログ by Mariko

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英国:BSE(狂牛病)被害者は本当に150人だけ?盲腸推計3800人と、二次感染防止通知6000人

2005年06月29日 08時03分25秒 | 公衆衛生とBSE,vCJD
BSEによる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)について、一部の学者の方々によって喧伝されるのは、「リスクは僅少」という形容をつけた、発病した「死者」の数だけだったりします。しかし私達が注意しなければならないのは、彼らが公衆衛生や院内感染の専門家ではなく、二次感染問題などに触れていないということです。

BSE/vCJDの問題は、今現在&ここ数年の患者数だけではまだまだ判断できず、状況を見守るしかない点にあります。潜伏期間が長く、感染に至る量も感染源もいまだに不明なわけです。現状ではスクリーニングもできないので、感染者が何人潜伏しているのか「不明」。開頭しないと診断がつかない、診断自体が難しい病気であり、しかも潜伏期間中に、輸血などの医療や、公衆衛生上問題のある行為で他者に感染する可能性がある病気なわけです。

現在判明した死亡者数だけでなく、どれだけ多数の方が感染の不安を抱えて生きることになってしまったのか、日本では殆ど報道されていない最近の情報を、再度、集めてみたいと思います。

私がここで言いたいのは、病気をなめて対策をしっかり取らないと大変なことになるのだから、日本は、米国そして他の国にも、そもそもの病気の発生を防止する「飼料管理、SRM除去、検査」についてキッチリ管理いただくことを主張すべき、ということです。

■英国 感染とその拡大が心配される現状
ヤコブ病病原体となる異常プリオン、高率で人に感染か(読売新聞)
http://asyura2.com/0403/gm10/msg/223.html
英国:予想以上のvCJD感染者が潜伏―新研究(続報)
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04052201.htm
盲腸の検査結果による推計で、3800人の英国人がvCJDに感染していると推定されるという報告

CJD伝播予防のための使い捨て器具導入 
http://www.yoshida-pharm.com/uk/2001/010104.htm
(2001年1月)英国政府はNHS(公的保険病院)の滅菌・清浄化設備を近代化するための予算を2億ポンド用意するとともに、2001年に行う扁桃摘出術においては使い捨て器具を導入するよう勧告

今現在は輸血用血液のプリオン除去フィルターの開発とその導入について時折報道されています。日本にもいずれ導入が必要になるのでしょうが、相当な費用がかかるのではないでしょうか。

英国、vCJDリスクのある血液製品を11カ国に輸出 04.9.30
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04093001.htm
輸血によるvCJD感染をめぐり6,000人に警告ー英国保健省 04.9.22
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04092201.htm
発症例皆無の遺伝子型患者にvCJD潜伏輸血感染発見、高まる人→人感染のリスク 04.8.7
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04080701.htm
輸血によるvCJD感染第二例、遺伝子型は異型型 高まる多数の感染者潜在の恐れ 04.7.24
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04072401.htm
英国の新仮説、vCJD既発症者の感染源は70年代のベビーフード vCJD禍は端緒にすぎない 053.7
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05030701.htm

この問題は当然英国だけではありません。

■日本 二次感染や診断に関係する問題
日本は、血漿分画製剤については、その多くを輸入に頼っています。
なぜ私が米国BSE問題をしつこく取り上げるかというと、日本は米国から血液製剤も輸入しているからです。BSE問題は食だけの問題じゃないんです。だから、日本は米国の穴だらけのBSE対策の改善を強く要求すべきなわけで。

以下は2003年3月の通達
北米産の血漿分画製剤については、現時点では、米国当局においてもCWDと米国内での若年CJDの関連については否定されているところからも、プリオン病対策としての特段の措置は行わないが、引き続き情報収集する。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/03/s0326-12.html
平成15年度に製造・輸入されるべき血液製剤の種類及び量
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/09/s0919-6c2b.html
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/09/s0919-6c2.html

なお、日本のvCJD感染リスクに関しては、食安委の0.1~0.9人という評価がありますが、あの計算の前提には次のものが入っていないこと、ご存じですか? この輸入大国、海外旅行大好き日本において、「輸入食品、健康食品、化粧品、海外赴任、海外旅行での曝露リスク」が含まれていないんです。

また、日本のBSE発生頭数の予測計算についても、米国など他国からの肉骨粉リスク、代用乳リスク、大量の牛が生きたままレンダリング処分され検査されなかったり、その他、未検査処分されたという告発もある日本の現状(BSE出れば農家さんは死活問題です)、牛の素埋め問題、そういうのは入ってません。

食安委や他のリスク学者が、こんないい加減な数字を出したり、その中途半端な数字を用いてへんな宣伝するから、おかげさまで、数字だけが一人歩きして日本のvCJD対策は遅れています。美容などの目的で濫用されているヒトプラセンタ(胎盤)注射と献血対策などにも影響でてるんですよ。未だに規制がないんですから。あたしゃ、昨年、献血問題に関する審議会終了後、出席されていた輸血の権威の先生に突撃?してプラセンタのこと、伺ってみましたよ。先生曰く「なに?プラセンタ使用者の献血規制ないの?そりゃいけない」 また、厚労省がすぐ対策に着手しなかった理由知っていますか?まぁ、いろいろ難しい問題があるのでしょうが、理由の1つとして、ある高名な学者のNさんの「BSEのリスクは微々たるもの」というリスク計算結果と、「日本の患者の発生予測は0.1~0.9人だから。」少なくとも昨年伺ったときにはその理由を挙げておられました。この話をある食安委事務局の方にしたら「そんなのは勝手に厚労省が間違えて判断しているだけです!」血相変えておられましたけど、責任はうちにない、ということを言われたかったんだろうか。(※正しくはY委員とその話をしていたときに事務局の方が割り込んできたというのが正しい)日赤にメールすれば「それは厚労省が対策するべきことですので。。」ちなみに回答責任者の名前を聞いても「不回答」でした。日赤の回答について厚労省に話したら「日赤そんなこといってんの?!」 誰かなんとかして。

■ヒトプラセンタ問題
ちなみにヒトプラセンタ製剤の製造本数ですが、メーカーは2社あり、一社の製造本数の自己申告の報道が下記にありました。(2月9日)「同社によると、2003年は1万4000本余を製造」←これは文脈によると薬事法違反の刻み胎盤アンプルの本数?それとも注射の本数?
http://www.cjd-net.jp/2PART2/240KeijiBan/242Kako_no_Naiyou/Kako_no_KeijiBan_Naiyou.htm
胎盤使用を率先していた日本胎盤医療研究会の加盟は60医院ほどのようです。しかし使用者情報などを公開していたHPは問題が指摘されはじめたころ削除されてしまいました。1医院で月600人に注射しているなんて報告もあったんですよ。(左記研究会に加盟していないクリニックもあるでしょう)最近は大手健康食品のファンケルなども注射の推奨キャンペーンをしています。
http://www.sis-web.co.jp/hbs/hbs-news050217-03.html
http://www.908.st/mt/cmstriker/archives/002609.html
さて、薬事法違反だし、自己申告は信じていいのかな?

■ニンニク注射問題
暮らしWORLD:「ニンニク注射」を打ってみた においのもとが疲れに即効
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050614dde012100013000c.html
毎日新聞も宣伝している「ニンニク注射」ですが、なかにはこういうのがあるのでご注意。

「スーパー プラセンタ」 メガビタミンカクテル点滴
http://www.sakae-clinic.com/beauty/placenta.html
>プロスポーツ選手、モデル、芸能人も絶賛!話題のスーパー プラセンタ「ニンニク注射」
中日ドラゴンズの関川選手がこのカクテル点滴で故障も短期で治療して復活!!
中日スポーツ1面のトップ記事で大々的にとりあげられました。(H15年5月27日

>ちなみに「ニンニク注射」を単独にするよりもプラセンタと合わせたカクテル 点滴をするのが主流です。(くしかたクリニック)
http://www.kushikata-clinic.com/treat/placenta/plasenta.html
プラセンタ詳細は下記掲示板を
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1114833596/

リスク評価は、その評価が管理部門や現場の人間によって現実にどう利用、、じゃなかった、運用されるか、までを予測して計算しなかったら何の意味もない。食の危機を守ることに使えない、机上の空論の評価だったら、それは税金の無駄遣いどころか現状の対策を阻害する。食安委の先生よろしくお願いします。

さて日本の問題点のまとめをいくつか。。
米国牛輸入に関する調査会傍聴と歯科・内視鏡の感染対策
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/7258e2b1bb9c44d331a0a62b2616a83f
国内ヤコブ病30~40代の患者7人、病理解剖されずに診断
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/bf58155f355fa3244ffea45ab06bb98d
検証:普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?その1 歯科編
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
国内初vCJD患者、「国内感染の疑い排除できず」と厚労相&感染した場合の保障は?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/faa330714087d7b08925e6dfa41f1332
日本初のvCJD患者さんの滞在履歴発表&英仏1日以上滞在者の献血禁止
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/611bbff475ec712670b1018c2c2190ce
普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/214e5dafb4cbcfa79757a53197494199


■他国では。。
オランダ、80年以後に輸血を受けた者の献血禁止へ、vCJD拡散予防措置 04.12.13
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04121302.htm
フランスで9例目のvCJD確認 最近2例の患者は繰り返し献血 04.11.25
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04112501.htm

Speak Easyさんの「痴呆症の中にヒト狂牛病が隠れている?」にも多数の情報が紹介されておりますのでご紹介。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_1011219.html

患者が出るたびに、過去に遡って調査しての対策が必要な病気です。実は他にもまだ、最近の続報があるのですが、順次追加して参りますので、時々覗いてみてください。

2005年7月21日追加
CJDの発生動向・掲示板
http://www.hyper-net.ne.jp/bbs/patio/patio.cgi?id=SANK&mode=view&no=10
(上記にUPしたものから抜粋)
「CJD Voice」というサイトなんですが
http://members.aol.com/larmstr853/cjdvoice/cjdvoice.htm
ちょっと見たら、(このサイトによると)ヤコブ病発生の報告義務のない州、たくさんあるみたいですね?
http://members.aol.com/larmstr853/cjdvoice/report_cjd.htm

笹山さんの掲示板(2005年7月20日)発言[2989] から
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
英国の保健衛生当局者が、献血者に対して、更なるvCJD拡大の可能性を警告
このサイト「U.K. Officials Say Some Donors More at Risk to CJD」
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000102&sid=aT7e_46LF_5k&refer=uk
によると、1993年から1994年にかけて、その人が献血したヒトの三人がvCJDになってしまったケースとなってしまった100人の献血者に対して、手紙で、「あなたは、他の人に比較して、vCJDを感染拡散させる恐れがあるので、これ以上、献血や、組織提供を行わないように。」という警告書を送った。当局としては、この献血者からの献血によって、それらの人々がvCJDになったかどうかは、わからないという。ただ、できるだけ、公衆に対して、vCJDの感染リスクを減らすために必要な新しい情報をもって、適切なアクションをとる必要があるからであるとしている。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/4699349.stm
参照
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000102&sid=aT7e_46LF_5k&refer=uk
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米国食肉輸出連合向けに販促費供出を決定とか。&毎日新聞社説

2005年06月28日 11時01分53秒 | マスコミと報道内容
■■米国の対策は「祈り」と消費者団体がUSDAを批判

米で2頭目のBSE感染牛、出生証明の実施を要請=CSPI「USDAの対策は祈り」と批判
http://www.jc-press.com/kaigai/200506/062702.htm
CSPI Reaction to New Mad Cow Confirmation and Administration's "Faith-Based Mad Cow Policy"
http://cspinet.org/new/200506241.html
http://www.cspinet.org/
ちなみに、おまじないの形はこれだそうです。これって日本でいうエ○○チョに似ているような?(写真)
http://www.cmbdg.com/blog/content/wp-content/i/fingerscrossed.gif

■米国食肉輸出連合向けに販促費供出を決定

結構な金額の販促費ですね。
詳細邦訳は、まずはこちらをお読みください。↓
アメリカ農務省の狂牛病対策(未対策)最新事情(暗いニュースリンク)
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2005/06/post_83dd.html
Such connections to industry impede the department's duty to police it, said Representative Rosa L. DeLauro, a Connecticut Democrat on the House Appropriations Committee. (On Tuesday, the department announced $140 million in grants to advertise American food overseas, including $12 million to the U.S. Meat Export Federation.)
http://www.nytimes.com/2005/06/26/national/26beef.html?pagewanted=2

さて、その費用はどこの広告業界、マスコミさんがgetされますでしょうかねぇ
報道の行方が興味津々です。

■BSE(米国牛輸入問題と2頭目)に関する毎日新聞の社説

読売新聞の社説はもう論外(記者さんお気の毒)なのですが、
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/5a09792b2ed183075997f40b417a6658
毎日新聞には結構期待していたんですよ。正確な記事も最近多いし、でも、新聞の顔である社説ご担当者までには情報が行ってないみたいです。 思うんですが、社説って、一番詳しい、第一線の記者がその担当の分野を書くわけにはいかないのかしら?

まずは社説をご覧ください。
毎日新聞 社説:米国BSE リスク評価に日米協力を
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050628k0000m070150000c.html
もうちょっと危機管理感覚を持ってもらいたいですね。日本農業新聞を読みましょう、とお伝えしたいところ。

いくつか抜粋。。
>これで米国産牛肉の危険度が高まったわけではない。
EUのGBR評価や国際調査団の報告、USDA自体の高汚染の報告を読んだらこのような「表現」は言葉遊びというか、「ものはいいよう」。 ええ、確かに「危険度は高まらない」かも知れませんがね、「もともとの危険度がどれだけあるか」が不明なんですよ。

ご参考:
米国北部に高度のBSE暴露リスク、米国農務省報告
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05050901.htm
その他まとめリンクをご参照
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/5a09792b2ed183075997f40b417a6658

>日本の消費者の安全は確保されている。
メキシコ、中国のリスク評価は?
ご参考:
EUによる評価(メキシコと米国のリスクは一緒)
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04082501.htm

>輸入されるはずのない高齢牛とされる。国内安全基準の見直し作業には影響がないと考えられる

いつ感染したかもわからないのに、月齢区切りの非科学、誤った考えに嵌りすぎですね。過去の報道マジックの罠でしょうか(笑。農業新聞の山内委員の談話と議事録を読んでいただきたいですね。

ご参考:
2005年1月21日 プリオン調査委員会傍聴記 その1 「20ヶ月齢記載は削除しろ」と委員
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/231654948ea4804c86cc0fd488153063
6/26日本農業新聞(虹屋さんWebご紹介)
山内一也さんの発言
「私も参加した昨年7月の日米専門部会の報告で、日本側は精度の高いウエスタンブロット法を使わない米国の検査体制への疑問を指摘した。検査体制の不備が裏付けられた以上、それを織り込んで米国の汚染状況を審議する必要がある。
 米国は、飼料を規制した1997年以前に生まれた牛と強調しているが、生後すぐに感染して8年も経てば、どの検査でも強い陽性反応を示すのが普通で、免疫組織化学法で陰性になるのは不自然。最近感染した可能性もある。汚染状況の評価は、科学的なデータが公表されなければ議論もできない。」


農業新聞に登場したサファー助教授の談話には以下のような話も。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062701.htm
「若い牛は、脳以外のところで、病原体が増えることがわかっている。ただ、病源体がどこで、どれくらい増えるのかのデータがない。若い牛の各部位におけるデータが十分明らかになって、初めて科学的な判断が可能になる。今のところ、若い牛のデータは(十分調べられないままに)文字通り食べられてしまっている」

>検査方法を改善する柔軟さには敬意を表したい。
飼料管理を改善しない非柔軟さには?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/f42e656eda417ecf8f5c40075665c76b
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/462f08e8cc6a6919618c3b8acbedde00
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/75a1947dbfa842f53eaa2d03873403c4
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/18d64aa98bf84460a8424a70764212fb

>米国の新しい検査方法を再評価しなければならない
生体牛検査と伊藤ハムの高感度安価検査も早急な評価の必要が。技術革新への対応は答申に入ってたんですから
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/e8e6ba03556f6bf1ad75cb8e6f408aeb
評価案より
「BSE 及びプリオン病に関しては科学的に不明確な点が多く、利用できるデータも少ないため、リスク評価に有用な研究を一層推進する必要がある。また、リスク評価の基本となる科学的知見に関して、今後新しいデータ、技術革新等が得られた場合に評価の見直しを行う必要があると考える。」
http://www.fsc.go.jp/bse_hyouka_kekka_170609.pdf

>日本では当初、わずかなリスクの存在も認められなかった
・・・BSE対策のことをちゃんと勉強してない人が書いているわけですね。背割りの改善時期や、舌扁桃や背根神経節(脊髄と同リスク)がどうなってるか調査して報道してほしいものです。
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/c/c518ed690fc549eb31152db3ff1c91c6
http://www.jccu.coop/news/syoku/syo_050127_01.htm
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/3d3b6cf53841634add25ca31f08cfccd
というか、背根神経節がと畜場で除去できてないから流通の現場に頼っている、というニュースを配信されたのは毎日新聞さんなんですが。(背根神経節=脊髄と同程度のリスク)

============
新聞の社説は問題をよくご存じでない方も書くのだ、ということが最近よくわかりました。報道の「プロフェッショナル」なのですから、もうちょっと頑張っていただきたいものです。でないとね、公衆衛生の重要な問題なのに、自己の選択だとかいう学者さんとかがまた出てきていい加減、いやんなっちゃう。それに表示義務のない食品とか加工品も沢山あるし、どうやって選択できるのですかい

最後に日本農業新聞の論説をご紹介。
BSE2例目/米国の動向 見極めを
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/column/0506/26.html

しかし、BSE対策の要は飼料管理といいたいところですが、発生頭数によっては、英国などは「膨大な数の牛の淘汰」を行って対策したわけで。鳥インフルエンザで処分される鶏のこともそうだけれど、祈りたい気持ちです。

==========================================
社説:
米国BSE リスク評価に日米協力を
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050628k0000m070150000c.html
 米国で2頭目の牛海綿状脳症(BSE)感染牛が確認された。これで米国産牛肉の危険度が高まったわけではない。しかし、米国の検査方法に対する信頼は低下した。米国は日本と同様のウエスタンブロット法を導入するという。検査方法の改善は歓迎だが、新たな検査方法の追加で日本の食品安全委員会のリスク評価作業にも追加作業が必要になろう。米国には、日本の食品安全委員会への協力を重ねて要請したい。

 現在の米国の検査方法やBSE対策では、2頭目、3頭目の感染牛が発生することは十分に予想されていた。もっと早く、もっとたくさんの感染牛が確認されても不思議ではなかった。

 その意味では、2頭目の感染牛が確認されても、米国産牛肉は輸入再開できるほど安全が確認されていないという状況に変化はない。日本は、米国産牛肉は国内と同等の安全が確保されていないとして輸入を禁止している。日本の消費者の安全は確保されている。

 日本の食品安全委員会は5月に、20カ月以下の若い牛をBSEの検査対象から外すように答申し、厚生労働省と農水省が国内安全基準の見直し作業中だ。

 これと並行して厚労省、農水省は食品安全委員会に、米国・カナダ産牛肉の輸入再開の条件を諮問した。諮問を受けた食品安全委員会がリスク評価作業中に、米国産と見られる2頭目のBSEが確認された。従来の米国の、感染牛はカナダ産で米国は清浄国という主張は崩れたが、2頭目の感染牛は見直し中の国内基準に照らしても輸入されるはずのない高齢牛とされる。国内安全基準の見直し作業には影響がないと考えられる。

 米国は、「免疫組織化学検査」一本という米国の検査方法で安全は確保できると主張してきた。日本はウエスタンブロット法も併用するよう求めてきた。2頭目の感染牛の確認で、米国はウエスタンブロット法の併用を発表した。

 米国の手法では国際的な水準での信頼を確保できないと認識した時に、検査方法を改善する柔軟さには敬意を表したい。

 しかし、いつから、どのように検査方法を改善するのかは、まだ明らかでない。リスク評価の対象となる検査方法そのものが改善されるのだから、日本の食品安全委員会も米国の新しい検査方法を再評価しなければならない。米国は食品安全委員会に十分な情報を提供してほしい。

 米国産牛肉の輸入再開問題を通じて、「科学的」という言葉の日米の違いが明らかになった。米国では一定のリスクを当然とし、統計的に十分な低さに管理されていれば科学的に安全とした。日本では当初、わずかなリスクの存在も認められなかった。

 日本の国内安全基準の見直しで日本はリスクの存在を認め、2頭目の感染牛の確認で米国は国際的な水準の信頼確保に理解を示した。米国産牛肉輸入再開の前提は日本の消費者の安全確保である。「科学的」なリスク評価に、日米はもっと協力してほしい。

毎日新聞 2005年6月28日 2時06分
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米国の2頭目に関する疑問&、BSEと労働安全について

2005年06月25日 17時04分15秒 | アメリカ牛は安全か?
米国で2頭目のBSEが確定しました。

■アメリカのBSE確認検査結果は、陽性。
詳細は笹山さんのブログを
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=299
最新ニュースは掲示板
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

ここで、二つの大きな疑問があります。

■「97年8月の飼料規制導入の前に生まれた」
→曝露は規制後の可能性だって否定できないのでは?

参考:
米国における飼料規制除外品目だそうです
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/26071694.html
血液・牛脂は牛の飼料として使用OK(加熱などの規制なし)
※食安委では、チキンリッター(chiken litter)
~養鶏場の餌の食べこぼしや糞などのごみについての詳細が入っていない、という指摘も。
※牛の肉骨粉は鶏・豚には使用可。

2000年生まれのBSE患畜 3頭すべてに同一の代用乳 感染源再検討の必要性
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062301.htm
BSE感染源は肉骨粉ではなく「代用乳」説 
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/23ab0dde4b4a2cdbbb3ec688de8e9bb8

■米国牛は安全だ」と強調
→同じ飼料を食べた同居牛の擬似患畜は今どこでどうしてる?患畜から生まれた子牛は?

参考:
米国 2例目のBSE確認 出生地・出荷農場も不明 大量の擬似患畜はどこへ
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062501.htm

順次疑問を追加していく予定です。

■BSEと労働安全の問題について
米国BSEが発見されてからというもの、
「飼料管理はヒトの感染問題に関係なく、SRM除去を完全にすれば安全」などと述べる学者や団体があちこちで講演なさっておられますが、そこで、BSE牛を解体して下さる精肉加工やレンダリング、肥料、飼料製造、生産の場での、現場の労働安全がすっかり無視されることについて、私はちょっと腹が立っております。BSEは食の安全だけの問題ではない。労働安全の問題でもあります。

感染しててもSRMを除去するから安全? SRM除去をするのは「人間」なんですが。
(大体、SRMも完全除去なんてできっこないのは国も認めている)
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/2364c0b9046c5e63aed236944b9a9e33
BSE感染牛を研究で解剖される先生方や、英国で肉骨粉を管理する人たちが、どんな防備をして仕事されているか知ってますか?

※解剖時防護に関する写真例
http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/byori/NIAH-Atlas/BSE/BSE-Autopsy-Atlas/BSE-Autopsy-Atlas.html
※英国の肉骨粉保管庫で作業する人たちは、肉骨粉を吸わないように、目の粘膜に入らないように?防毒ガスマスクのようなもの(わかります?)をつけて作業されてました。写真サイトを失念・・・

米国の精肉加工労組では、「非常に怪我の多い現場」として内部告発が出てるですよ。
昨年の7月には、日本の農水大臣に陳情にまでいらしてるわけです。

タイソン・フーズ社の安全な職場・安全な食品に関する事実
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/namerica/usnews/20040720local556fact
ローカル556から農水省への申し入れ
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/namerica/usnews/20040720local556doc

6月28日
最近アメリカの食肉加工現場の労働者団体の発言が引用されるが、それを取り上げるなら、それと反対の意見も紹介するのがトウゼンだろう」というお叱りを頂いたのですが、反対の意見というか、その後の続報を取り急ぎUPいたします。

告発に対して民主党の調査団が視察を希望したのですが、
「タイソン社がパスコ工場の視察を拒否したため、急遽予定を変更」とのこと。
http://www.yamabiko2000.com/poli_bse-chousadan.html
※ジャーナリストの中村靖彦さんも工場見学希望を拒否されたとか(7月8日追加)

なお、USDAはこの件について、米国大使館に問題ないという声明を発表しているようです。(41ページ参照)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-2.pdf
この発表については、歩行していた1頭目をへたり牛(Downer Cow)と嘘こいたUSDAの発表なので、申し訳ないのだが私は全然信用できないでいます。食安委は大使館の発表だけを聞くのではなく、告発者も召喚して確認すべきであると思う。政治的にできないだろうけど。。だからこの問題は「科学」では語れないんですよ~。

参考:一頭目の患畜をと畜されたDave Louthanさんによる告発ページ
http://www.davelouthan.org/

なお、先日米国にBSE調査団を派遣された食健連という団体の報告によると、今現在、上記労組の代表者の方々に連絡が取れなくなってしまっているそうです。いただいた資料によると、労組潰しの話をきいてきた、というようなことが書いてありましたが。。といえば、参加者のレポートブログを発見したのでご紹介。

やっぱりずさんだったアメリカのBSE対策・・・視察報告より(nanayaのひとりごと)
http://ch.kitaguni.tv/u/5238/%a3%c2%a3%d3%a3%c5/0000233084.html

いやしかし、ぜひ、大衆食に関わる方には、(ちょっとタイトルが仰々しいんですが、内容は大袈裟というわけでないので→)この辺りを読みいただけたらなぁと、ちょっと思いました。大衆食は労働者の味方でもあるけれど、その大衆食を担う現場で働いている方々についての紹介のご本です。

そして、感染する確率を言えというのであれば、それは世界中、どこの学者だって「不明」としか答えられない現状ですが、以下の問題も発生しています。この病気の感染源は「食」だけではありません。

英国:BSE(狂牛病)被害者は本当に150人だけ?
盲腸の推計3800人と二次感染予防に関する警告6000人
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/43de01537ba9a244b63cb0412d365181

この問題はまた改めてトピックを作成しようと考えています。


===========================
話ついでに

◆輸出止まり9000人失職、米食肉業界が再開求める◆
ANN 2005/05/25(18:15 テレビ朝日 リンク切れ)
アメリカ産牛肉の輸入禁止で、アメリカの食肉業界団体が「9000人以上が職を失い、大きな損害を被っている」と して、牛肉の輸入再開を急ぐよう強く求めました。 全米食肉輸出連合会のセング会長は、BSE(牛海綿状脳症)問題で牛肉が輸出できなくなったことで、9000人以上が 職を失い、およそ4600億円の損失が出ていることを明らかにしました。 そして、一刻も早く輸入が再開されることが重要だとして、7月までの再開に強い期待をみせました。 ただ、輸入再開が遅れた場合の報復措置については、「不幸な結果を招く」として、日本に対する報復には否定的な考えを示しています。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/inte_news.html?now=20050525255410

・タイソン・フーズ社のCEO(最高責任者)であるジョン・タイソン氏は、 2003年に、自分の報酬を3倍に引き上げ、2090万ドルとしました。 彼の報酬については、米国証券取引委員会が現在調査中です。(参照:雑誌「ネーション」
・タイソン・フーズ社パスコ食肉加工場で食肉加工作業をしている労働者は年収がおよそ2万ドルほどです。(略
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/namerica/usnews/20040720local556fact
http://www.labornetjp.org/labornet/NewsItem/20040716local556

解雇をし、日本に圧力をかけるより先に、経営陣トップのお給料はいくらなのか、どのような経営努力、BSE対策をされているのかを完全公開いただきたいものだと思いますが如何?
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米消費者団体CUが20ヶ月以上全頭検査をUSDAに要求・専門調査会傍聴

2005年06月22日 15時08分35秒 | アメリカ牛は安全か?
■米消費者団体:コンシューマーズユニオンが20ヶ月以上の牛について全頭検査を要求

20カ月以上の牛、BSEの全頭検査を・米有力消費者団体(確定にはWB法も)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050622AT2M2200V22062005.html
全頭検査を要請=BSE対策への疑問裏付け-米有力消費者団体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000048-jij-pol

June 21, 2005
Consumers Union calls on USDA to go the extra mile to protect consumers, cattle industry
http://www.consumersunion.org/pub/foodmad_cow/002417.html

■2005年6月21日 プリオン専門調査会(米国牛輸入再開問題など)傍聴感想

※最初に別件。米国牛輸入再開問題より先に、にかわかすの肥料使用についての議論が続いていたのですが、今回の資料では、「にかわかす」の文字が消えて「肉骨粉 焼却灰」などとなっていたのが気になりました。(というのは思い違いで、そもそも、世界に先駆けての牛の肉骨粉肥料使用解禁の話だったらしい。)

米国牛輸入審議について、耳がダンボの話題だけを少々ご報告いたします。
議事録や資料のUPサイトはこちら
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/index.html
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html

★日米飼料比較について
気になったのは、「日本と米国では育て方が違う」と主張された委員がいたことです。当然のことではありますが、今、日本で感染源として疑われている代用乳を意識されているのか?と、ちょと思いました。
※代用乳については以下。といえば19,20頭目もミルフードAを使用していたとか。
BSE感染源は肉骨粉ではなく「代用乳」説 &米国2頭目
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/23ab0dde4b4a2cdbbb3ec688de8e9bb8

山本茂貴委員の作成した論点メモから抜粋(資料2-5 P=6)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-5.pdf
■米・カナダの牛は若齢期までは主として母乳と牧草で飼育
■飼料(補助飼料を除く)は主として農家で配合 (略

農水省配布の資料から抜粋(資料2-2 P=52)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-2.pdf
米・カナダの肉用牛のライフサイクル(繁殖牛を除く)
■乳用種(約一割) 
代用乳→濃厚飼料・粗飼料
■肉用種
牧草・補助飼料→濃厚飼料・粗飼料
~~~~~~~~~~~~
私はここで【補助飼料】がすごく気になったんですが。血粉や牛の油脂、鶏糞などはいつから食べさせるのか、など。。

米国における飼料規制除外品目をSpeak Easyさんがわかりやすくまとめてくださいました。
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/26071694.html
↑資料2-3より
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-3.pdf
米国における飼料規制除外品目の項目別整理という表はぜひご覧ください。
牛由来の油脂と血液・血液製品については牛使用OKで、「使用方法(加熱処理条件等)は特に定めていない」とあります。※血液や油脂についてはレンダリング時の回収の際、「汚染なしに回収出来るのか」という点が疑問です。

先日の食健連の米国BSE調査報告会で伺ったことですが、米国の出荷は20ヶ月云々どころか、メイン月齢は14~16ヶ月、いって18ヶ月だそうです。日本で成長ホルモン剤を使わないで育てるには二十数ヶ月~30ヶ月、かかるであろうところを、あれだけの若齢で出荷するには成長ホルモン剤が必要で、その成長に、飼料を追いつかせるためにはそれなりの飼料を与えなければならないだろう、とのことでした。BSEも問題だけれど、日本はなぜ成長ホルモンのことを指摘しないのか?と米国の消費者団体の方などが言われていたようです。

また、成長ホルモンと、BSEのプリオンの体内での増殖は影響はないのか?などという質問が報告会で出ていました。

==============
★一時検査で疑陽性になった牛の数比較
 資料2-2 P=47
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai26/prion26-siryou2-2.pdf
上記、印象に残ったので抜粋。

米国:1次検査陽性=3頭/37.5万頭(エライザ 2004年6月~
カナダ:1次検査陽性=8頭/5万3千頭強(エライザorプリオニクス社簡易WB 2004年~
日本:1次検査陽性=138頭/445万頭(2001年10月~2005年3月末 

米国が少ないことが話題になりました。
============

★その他、印象に残ったご発言の要旨
小泉直子委員:
>(TBSなどで報道された他の委員らの要求、「国民への説明」義務についての)諮問文章訂正の件について、そんなことやってるより個々のデータを評価するほうがよっぽど大事
山本茂貴委員:
>食安委は米国の規制管理が100%出来ているとして評価するべき  
甲斐委員2名:
>項目ごとに細かく評価すべき、100%が無理なものもあるので+αが必要(交差汚染は起こらないはずなのに起こった) etc..

私としては、食安委において、コンプライアンスが100%出来ているとして評価するという提案が出る時点で、食安委としての危機管理意識が感じられず、行政側に全て責任を押し付けているのを感じました。国民として「なんじゃそれ?」って感じです。コンプライアンスがちゃんとできてないから問題が起こったんですよね~。偽装隠蔽など、犯罪心理学、人間行動科学の科学的問題はどこで指摘するのでしょう。仮定ばかりで現実を見ないでどうするんだろ?

関連ですが、行政側は、タイソン労組の告発やNJ競馬場のCJD集団発生、元USDA職員のカナダでの告発スキャンダルに対する食安委への回答として、「諸事万事問題ない」という趣旨の米国大使館の声明を持ち出しておられました。食安委で、このままスルーされないことを願います。NJの件も脳検査はしておりませんよね。

★北本先生の質問
北本哲之先生が質問(宿題)を出されておりました。ご発言要旨の抜粋ですので、議事録が出たら確認してください。
==========
>我々と国民が一番気にしてるのは、「本当の米国の汚染状況はどうなのか?彼らのサーベイランスで、それがあきらかにできるだろうか?」という点じゃないかなぁと思っています。
>わが国の検査方法を米国でやったらどうなるのか?
>逆に、米国がやっているサーベイランス体制を日本でやったら、わが国はいったい何例のBSE保有国となっただろうか?
>OIEのいっているサーベイランスによって、低リスク国だろうとされる米国とカナダ、我々日本の汚染度を把握?できるのか?
>(日本の20頭発見できた)有効なサーベイランスはこういうものである、これを主張すべきですよね。

========
なお、資料の日本語紹介の中に、今年4月末に出されたUSDAの報告がなかったように思いましたので、厚労省さんに追加をお願いしました。
米国北部に高度のBSE暴露リスク、米国農務省報告
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05050901.htm

米国で問題になっているCWD(狂鹿病)の汚染状況も検討資料に入れるということだったんですが、それもなかったかな?作る方は大変ですね。あっと、ミンク脳症のこともないです。

★今回の審議に関する報道をいくつか
牛肉輸入、安全食品委が再諮問求める(TBS リンク切れ)
http://news.tbs.co.jp/part_news/part_news1211824.html
 政府の 食品安全委員会がBSE問題を話し合う 専門の会議を開きましたが、アメリカ産牛肉の 輸入再開条件を巡る 諮問を出し直すよう厚生労働省などに 求める極めて異例の 事態となりました。 この専門調査会は、 厚生労働省などの 諮問を受けてアメリカ産牛肉の 輸入再開条件を 話し合っていますが、会議では 複数の委員が「諮問の記述が不十分で 国民への説明責任を 果たしていない」と 批判しました。 このため、座長が諮問に至った 経緯や背景、趣旨を 詳しく書き直して 再提出するよう求める 異例の事態となりました。 背景には 一部の委員の間に「政府が 輸入再開の 露払い的な役割を 専門調査会に 押し付けようと している」という反発があるためと みられ、今後の曲折が 予想されます。(21日 20:28)

汚染評価後に安全性審議へ プリオン専門調査会(共同)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000211-kyodo-soci
20カ月超の安全性も検証へ=米産牛肉輸入再開ずれ込みも-専門調査会(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000153-jij-pol
米国とカナダの法令順守体制にも意見を 寺田雅昭食安委委員長(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/bse/
米国のBSE/徹底的な危険性評価を (日本農業新聞論説)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/column/0506/21.html
「説明は政府の責任」 米・加産牛肉評価でプリオン専門調査会 疑問・批判相次ぐ(新聞赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-22/14_01_2.html
食品安全委プリオン専門調査会/米国の飼料規制も議論
[2005年06月22日付] (日本農業新聞)
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/
 米国・カナダ産牛肉の輸入再開問題で、食品安全委員会プリオン専門調査会は21日、両国の飼料規制の実態などから牛海綿状脳症(BSE)感染率を調べた上で、輸入対象の20カ月齢以下の牛肉の安全性を評価することを決めた。厚労・農水両省は食品安全委の審議の短縮化を念頭に20カ月齢以下の牛に評価対象を絞ったが、プリオン専門調査会が国全体の感染率を確かめる方針を明確化したことで、議論が長引く可能性も出てきた。 専門調査会の山本茂貴委員(国立医薬品食品衛生研究所)が、米国とカナダについてBSE汚染度を国ごとに判断した上で、安全対策を上乗せした20カ月齢以下の牛の肉の安全性を最終的に判断する案を示し、各委員が賛成した。 日本と米加両国の検査体制が大きく異なっていることから、北本哲之委員が「米加両国の検査方法・対象を日本に当てはめて感染牛頭数を試算すれば、汚染度を比べる指標になる」と提案。厚労・農水両省が試算に着手することになった。・・・

その後も追加予定
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世界初、生体牛テスト開発News & 別件で感度10倍、費用1/10のテストも

2005年06月17日 09時24分45秒 | 【最新】新検査情報
■「世界初の生体のままでのBSE検査法開発」ニュース


笹山登生さんの掲示板より、笹山さんからのご紹介です。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
サイト
http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html
によると、この画期的検査方法を開発したのは、
Vacci-Test(TM) Corporation 
http://www.vacci-test.com/ 
で、一滴の血で、Protein 14-3-3の有る無しがわかるという触れ込み。
結果は30分以内にわかるという。
検査対象は、細菌ウィルスにまで及ぶといい、さらに6種類のVacci-Test(TM)を開発中であるという。
また、動物ばかりでなく、人間のクロイツフェルトヤコブ病の生体診断まで出来るという。
検査コストは、動物の場合、一検査20ドルだという。
詳しくは、Vacci-Test Corporationのサイトhttp://www.vacci-test.com/へ。
========以上笹山さん情報=========

機械訳のままで済みませんが、上記サイトから。
''Vacci-Test BD will facilitate affordable mass testing of live cattle in the field with results readable in less than 30 minutes. We believe that Vacci-Test BD will provide the required assurance that cattle will soon be able to be exported across any border'' says Bill Hogan, President and CEO.
>「結果が読み込み可能な状態でVacci-テストBDは30分未満後に分野での生きている牛の手頃な大規模テストを容易にするでしょう。」 「私たちは、Vacci-テストBDが牛がすぐどんな境界の向こう側にも輸出することができるという必要な保証を提供すると信じています。」と、ビル・ホーガン(社長と最高経営責任者)は言います。

http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html
"We forecast that Vacci-Test(TM) BD, at a cost of approximately $20 per animal, will be available in North America for purchase by the fall of 2005," says Hogan.
>「私たちはそのVacci-テスト(TM)BDを予測します、1動物あたりおよそ20ドルの費用で2005年秋までに北アメリカで購買に利用可能でしょう」と、ホーガンは言います。

すごい検査みたいですね。

この画期的な検査ですが、国内の今の検査コストの10分の1という触れ込みの伊藤ハムの新検査が、カナダに対し20ドルでPRしてるそうですから、
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?i=2005060811744bs&c=0
この新しい、20ドルの生体牛検査キットも、国内の現行の検査より安いということですね。これで、感度と精度がよければ万々歳ですねえ。生体に適用できるほど感度と精度が高いのだとしたら、畜産品から感染動物をより効果的に排除できますね!詳細が知りたいですね。ワクワク。


■BSE検査にかかる費用を10分の1にする、感度10倍、時間短縮テストの開発状況

日本経団連タイムス No.2771 (2005年6月16日)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2005/0616/01.html
>また、BSE(牛海綿状脳症)検査を迅速に、かつ安いコストで実施できる診断チップを東京大学、東北大学と共同で開発することに成功、社会貢献、消費者サービスなどの視点から、これを利用した検査実施を米国などに対して働きかけているとの報告があった。

伊藤ハムのやつでしょうか? 
http://www.itoham.jp/news/050308.html
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050304AT2G0401204032005.html
http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/lab/3/animsci/050305_BSE_chips.html
朝日、日経の記事によると「感度が10倍、価格10分の1、検査時間も短縮」されるのに、なんで日本の食安委や厚労省には働きかけないんだろう。。。?

私はパブコメで、伊藤ハムの検査情報を、北大の感度100倍の大量検査試作機の情報も含めて、新検査情報を厚労省に送りましたが、厚労省パブコメまとめには出てませんでした。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=

伊藤ハムさん、今豚肉不正疑惑で大変みたいですが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000301-yom-soci
伊藤ハムの検査だって、検査費用が10分の一なわけですから、まぁ、単純にいうと、100億→10億になって、90億も節約できるわけですよ。感度も10倍よくなるわけです。

税金の無駄遣いとか叫んでおられた方々は何やってるんですかね?税金を節約できるチャンスなのに。
※なお、日本のBSE問題で一番かかった費用は、「業界への補償」費用です。検査費用無駄遣いの主張をされる方も、数%の検査を廃止することで新たに発生する費用やライン分離の手間・人件をお考えいただけると幸いです。全頭検査はそれらの社会的合理性も踏まえて始まったことも理由にあるそうです。

追伸:検査については北大の大量検査試作機完成ニュースなどもあります。
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0504/04_22.htm

7月3日新情報:
■血液から異常プリオンを検出可能にする技術

異常プリオンを血液から検出可能に、米国ベンチャー
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/381253
2005年06月17日 09時17分
>米Adlyfe社が、BSEやCJDの原因となる異常プリオンたんぱく質を血液から迅速に検出する技術を開発した。Alan.S.Rudolph社長が6月初めに来日し、そのメカニズムなどを説明した。実用化に向けて技術の評価が行われるのはこれからだが、ウシの生前BSE検査、輸血液のvCJD汚染検査などに使える可能性がある。現在、血液などの体液から異常プリオンたんぱく質を検出できる市販の検査キットは存在しない。
(日経バイオテク・オンラインから)
http://www.adlyfe.com/adlyfe/home.html
http://www.adlyfe.com/adlyfe/diagnostics.html
笹山さんによる概要のご紹介(発言2483・2487)
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

「この米Adlyfe社の検査キットは
BSE-pronucleonキット
TSE-pronucleonキット
Az-pronucleonキット
の三種類があって、BSE診断の場合、30分で生体診断可能であり、牛の副産物の血清アルブミン、ゼラチン、中央神経組織の診断にも応用できるとしています。」

「変異蛋白質(misfolded proteins) を直接検出するということのようで、これをBSEにも、vCJDにも、アルツハイマー症にも、血液から検出でき、しかも、生体でも、死体でも検出できるというもののようですね。特にアルツハイマー症の場合は、その検査結果によって、治療方法や生活様式の変更・適合が可能となるというもののようです。」

============

昨年11月の食品安全委員会・プリオン専門調査会議事録から
>○北本専門委員 そう言うと、皆さんは何かわかったような気になりますけれども、だけど何が一番大事なのかという一点は、そのデータを出した人、つまり、潜伏期間中に筋肉ないし末梢神経、何でもいいんですけれども、SRM以外のところで、異常なプリオンたんぱく、ないし感染性のデータが出ていったら、直ちに日本はそれをSRMの指定しなければいけない。それだけです。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai16/161116_dai16kai_prion_gijiroku.pdf
飼料に、牛脂や血液を許可しているようなBSE対策のものを輸入しろ、というのは、いかがなものかと思うのですが。

ちなみに、上記に「アルブミン」の話が出てきましたが、ヒトの「アルブミン」は現在の日本の一部のワクチンに使用されているとのことです。そのアルブミン使用停止を推奨する論文を今年2月に私は厚労省の血液対策課にお渡ししています。

追記:
7月12日の報道 生体牛検査のプレスリリース
New Genetic Testing Platform for Chronic Illnesses
http://biz.yahoo.com/bw/050711/115402.html?.v=1
笹山さんのご解説(掲示板[2810]より
>この記事の元記事は、この論文「Bov-tA Short Interspersed Nucleotide Element Sequences in Circulating Nucleic Acids from Sera of Cattle with Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) and Sera of Cattle Exposed to BSE」ですね。
BSE牛の血清の中にあるサイン(SINEs、short. interspersed elements)(進化を経るごとに遺伝子の順番が入れ替わりやすく、いったん変わると動かない部分、DNAの構成単位であるヌクレオチドが300個ほど並んだもの、これと同じようなものとして、「ライン(LINE)」があり、これはヌクレオチドが5000個ほど並んだもの。)に注目し、血清の中の循環する核酸(Circulating nucleic acids)と連関しているサイン(SINEs)の特徴によって、BSEを判断するもののようですね。

http://biz.yahoo.com/bw/050711/115402.html?.v=1
http://cdli.asm.org/cgi/content/abstract/12/7/814

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全頭検査廃止・米国牛輸入再開を推進される食安委・唐木英明教授のご活動

2005年06月15日 11時00分27秒 | 学者の発言の影響
物事は両極から公平に見て、判断しなければなりません。検査廃止反対派の一方ばかりを紹介して、一方を紹介しないというのは、読者をミスリードする可能性があります。ということで、今回は、全頭検査廃止・米国牛輸入再開を推進されている、全頭検査廃止推進の旗手?、唐木英明東大名誉教授を紹介したいと思います。

なるべく私の拙い主観を交えず、客観的に、唐木教授のご活動と、同ご意見の方々を、だいたいの時系列にて、紹介したいと考えております。公的なものは抜書きせずとも削除されることはないと思うのですが、そうでないものは内容を一部抜粋させていただきました。抜けている点がございましたらご指摘ください。
※ファイルサイズが大きいので、URLのハイパーリンクを貼れませんでした。コピーがご面倒な方はこちらを↓
http://d.hatena.ne.jp/infectionkei3/20050616
==========================
唐木英明東大名誉教授は現・食品安全委員会 委員として活動中。

内閣府 食品安全委員会 リスクコミュニケーション専門調査会 専門委員
http://www.fsc.go.jp/senmon/risk/r-meibo.html
内閣府 食品安全委員会 動物医薬品・肥料・飼料等合同専門調査会 座長 
http://www.fsc.go.jp/senmon/hisiryou/h-dai8/hisiryou8-meibo.pdf

■BSE問題と食の安全に関連する唐木英明教授のご活動

◆2004年2or3月?「安全の費用」論文の発表
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/yakuri/kaizen/PDF/BSE%20anzen.pdf
http://www.jsrmpm.org/JPJournal/
「安全医学」という雑誌の創刊号に掲載 (Journal of Medical Safety)
第1巻 第1号 2004年 3月
◆2004年年2月27日 城島正光氏により国会で取り上げられる。第159回国会厚生労働委員会 第2号※(議事録)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009715920040227002.htm

◆2004年3月24日 日経BP社 日経フードサイエンスが「国会議員に回し読みされている」と紹介
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fs/kiji.jsp?kiji=101 

◆2004年3月26日 JFIC事務局/食品科学広報センター主催? 
メディア&オピニオンリーダー懇話会 (第1回)
http://www.jfic.gr.jp/seminar/
危ない食品、安全な食品について考える ~今話題の食肉の安全性を中心に~
http://www.jfic.gr.jp/seminar/qa/0326iken.html
2.「危ない食品、安全な食品について考える」
東京大学名誉教授・日本学術会議会員 唐木英明 抜粋
「私は、米国にBSE牛がどれくらいいるかを検査してもらうことは全然意味がないと思う。というのはBSE対策とヤコブ病対策は全然違うもので、米国にBSE牛が何頭いようがそれは米国の問題であり、日本の問題ではない。牛肉が安全ならいい。」

◆2004/04/06 (火) 日経新聞 食の「安心」「安全」の経済学
東京大学 伊藤元重教授が唐木教授の「発症確率が200兆分の1」を引用
http://www3.diary.ne.jp/search.cgi?user=329372&cmd=show&num=2004040621081210441&log=2006780274&word=唐木英明
・伊藤元重教授の牛肉関連の著書
「吉野家の経済学」著者(日経ビジネス人文庫)吉野家社長 安部修仁&伊藤元重 共著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532191084/motoshigesemi-22/249-1794304-8216325

◆2004年4月14日 共同通信 発言紹介
「全頭検査の効果に疑問 半数はすり抜けと専門家」
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/bse/news/0415-310.html

◆2004年4月14日 日本学術会議公開討論会「牛肉の安全を守るためには?」
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/yakuri/kaizen/new-hp/sub-main-files/ref/gakujutukaigi%20koukai%202004-5.pdf

◆2004年4月15日 京都新聞
「全頭検査、本当に有効? BSEで学術論議活発化」 
http://www.google.com/search?q=cache:nQTvtQJY_Y0J:kyoto-np.jp/news/flash/2004apr/15/CN2004041501003714H1Z10.html+%E5%94%90%E6%9C%A8%E8%8B%B1%E6%98%8E%E3%80%80%E5%85%A8%E9%A0%AD%E6%A4%9C%E6%9F%BB&hl=ja
新聞より抜粋「異常プリオンが蓄積されやすい脳など特定危険部位を完全に除去すれば肉自体は安全」(唐木英明東大名誉教授)

◆2004年4月23日
主催:日経BP 先端技術情報センター他
日経バイオビジネスフォーラム~食の安全ビジネスセミナー」のお知らせ
http://www.biotech-house.jp/event/event_53.html
http://www.biotech-house.jp/mailnews/mn_14.html
・「食の安全と安心に関する現状と展望リスクコミュニケーションの観点から」
東京大学名誉教授、食品安全委員会専門委員 唐木英明 先生

◆2004年4月28日 日本経済新聞朝刊 27面 広告掲載
5月18日開催 第一回「食の安全・安心シンポジウム」先着200名募集 
テーマ「牛肉の安心・安全を考える」シンポジウム
主催:「食の安全・安心を考える会」 
場所:「恵比寿ガーデンルーム」
申込:事務局 Tel 03-5565-2998 FAX03-3546-2017
講師:東京大学名誉教授 唐木英明氏、
パネルディスカッション:浅井信雄氏、 唐木英明氏、俵隆通氏、日和佐信子氏、山内一也氏、山口廣治氏、司会:アナウンサーの酒井ゆきえ氏

◆2004年5月11日 食肉通信 食肉速報
食の安全・安心を考える会、シンポジウム協賛金を広く募集中
http://www.shokuniku.co.jp/PAPER_INDEX/Day.html

◆2004年5月12日 (環境新聞)
BSE対策に見る食の安全と科学の果たす役割 
http://www.kankyo-news.co.jp/ps/qn/guest/news/showbody.cgi?CCODE=2&NCODE=151

◆2004年5月15日(朝日新聞)
牛肉の安全を考える 日米協議の中で
東大名誉教授 唐木英明さん 出会う確率低く,リスク小さい

◆2004年5月18日 主催:「食の安全・安心を考える会」
「食の安全・安心シンポジウム」「牛肉の安心・安全を考える」シンポジウム
配布資料に記載されていた「食の安全・安心を考える会」
発起人:唐木英明氏、日和佐信子氏(元全国消費者団体連絡会事務局長、雪印代取)横川竟氏(日本フードサービス協会会長)
協賛:アサヒビール・安楽亭・五十嵐冷蔵・伊藤忠商事・伊藤ハム・エスフーズ・N.B.P.Japan・川鉄商事・木徳神糧㈱?・キユーピー・新日本グローバル・㈱神明・すかいらーく・第一冷蔵・大東港運・ニチレイ・日本ハム・蟻後漬物?・㈱ニ葉?・プリマハム・米国食肉輸出連合会・㈱松岡・丸紅・三井物産・宮島醤油・山勝商事㈱ ㈱ヤマタネ・山手冷蔵・吉野家ディー・アンド・シー・レインズインターナショナル(五十音順)

『食の安全・安心を考える会』事務局
〒104-8210 東京都中央区銀座2-16-7
TEL03-5565-2998  FAX03-3546-2017

◆2004/5/10(月) - 2004/5/14(金)イーウーマン
http://www.ewoman.co.jp/report_db/pages/11_040510_3.html
http://www.ewoman.co.jp/watch/sponsers.html
東大農学部の唐木英明名誉教授によると、「危険部位を除去しないで感染牛一頭が食用になったとき、新型ヤコブ病発生の確率は2000億分の一」
注)「食の安全・安心を考える会」のパネルでは日本人が感染する確率として「200兆分の1」

◆2004年5月 科学的な安全では安心しない (No.830)
http://members.jcom.home.ne.jp/t-masami/zakki-04-1-6/hp-04-05-20.html
松原隆一郎「BSE全頭検査問題の背景にある専門家の信頼失墜」 「中央公論」6月号より
(唐木教授の発言を引用)

◆2004年6月8日号 エコノミスト
学者が斬る[167]全頭検査で「安心」というBSEの誤解 唐木英明
http://www.google.com/search?q=cache:0J3kruKbSUIJ:www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/economist/040608/+%E5%94%90%E6%9C%A8%E8%8B%B1%E6%98%8E%E3%80%80%E5%85%A8%E9%A0%AD%E6%A4%9C%E6%9F%BB&hl=ja

◆2004年6月21日 京都バイオ産業技術フォーラム第3回研究会「食品の安全とバイオ」
http://www.jsrmpm.org/newsletters/NS040525.pdf
http://www.astem.or.jp/biocity/forum_kenkyu3.html
http://www.krp.co.jp/pub/bn/040610.html
http://www.kankyo-news.co.jp/ps/qn/guest/news/showbody.cgi?CCODE=10&NCODE=5

◆2004年6月25日 日本リスク研究学会「食の安全とリスク研究部会」主催
第5回勉強会「食のリスクについて考える」案内
~米国産牛のBSE、鳥インフルエンザウィルス問題から」
http://www.shodanren.gr.jp/Annai/083.htm

◆2004年7月20日 第30回日本トキシコロジー学会学術年会
http://square.umin.ac.jp/jst2003/
「BSEと食の安全性」
座長 唐木英明 (東京大学大学院農学生命科学研究科)

◆2004年8月号 「Voice」
牛のBSE対策はフグ中毒に学べ (No.852)
http://members.jcom.home.ne.jp/t-masami/zakki-04-7-12/hp-04-07-31.html
http://www.fujisan.co.jp/Product/5761/b/29572/
唐木英明「全頭検査でBSEは防げない」  
 --肉骨粉の禁止と特定部位の除去で、安全対策は完全だーー

◆2004年8月4日 東京都主催 食の安全都民フォーラム
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/forum/3rd.html
BSEの病原体のプリオンも全く同じで、脳とか脊髄などの危険部位にしかありません。ここさえ取ってしまえば、あとは安全に食べられるわけです。そういうことで、もちろんフグは検査していません。牛も検査することは安全のためには全く必要がないわけです。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/forum/3rd/040804sokki1.pdf

◆2004年8月~9月 米国食肉輸出連合会(USMEF)主催
米国産牛肉の輸入再開をめぐって、日米両政府の間で早期の輸入再開に向けた協議が進められています。そのような折、米国食肉輸出連合会(USMEF)が主催する「食の安全セミナー」が、平成16年8月23日~9月5日まで全国各地で開催されました。
http://www.rh-diet.com/dc-gallery/seminar-event/041019.html
http://www.google.com/search?q=cache:In8_heGZkiEJ:www.rh-diet.com/dc-gallery/seminar-event/041019.html+%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E9%A3%9F%E8%82%89%E8%BC%B8%E5%87%BA%E9%80%A3%E5%90%88%E4%BC%9A%E3%80%80%E5%94%90%E6%9C%A8%E8%8B%B1%E6%98%8E&hl=ja
http://www.rh-diet.com/dc-gallery/seminar-event/041019.html
「BSEの正しい知識 本当の安全対策とは?」について、ご講演 された、東京大学名誉教授 農学博士・獣医師の唐木英明先生 」

◆2004年9月27日 バイテク
日本農芸化学会創立80周年記念市民フォーラム「食の安全」のご案内
http://www.biotech-house.jp/event/event_91.html
・牛海綿状脳症(BSE)と食品の安全
唐木英明(東京大学名誉教授)

◆2004年10月2日 読売新聞
http://www.asyura2.com/0403/gm10/msg/380.html
BSE問題に詳しい唐木英明・東大名誉教授は「国も十分な説明で消費者に納得してもらう必要はあるが、地方も全頭検査を継続するならば、消費者の安心確保だけでなく、科学的根拠を説明する必要がある」

◆2004年10月22日
第33回フランチャイズ&ベンチャーフォーラム
緊急討論!!“最新BSE対策と輸入再開の行方”
http://www.google.com/search?q=cache:1akIDB_Cl8oJ:www.franchising.co.jp/041022.html+%E5%94%90%E6%9C%A8%E8%8B%B1%E6%98%8E%E3%80%80BSE&hl=ja
質問形式:《 日本におけるBSE対策について 》(仮称)
BSE対策の最新情報や正しい知識を、専門家にうかがいます
・日本学術会議会員 東京大学名誉教授  唐木 英明様
・質問者: 株式会社フランチャイズアドバンテージ 代表取締役  田嶋 雅美
パネリスト:≪消費者代表≫
・カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長 増田 宗昭様
・ブックオフコーポレーション株式会社 代表取締役社長 坂本 孝様
・株式会社スポーツコミュニケーションズ 代表取締役 スポーツジャーナリスト二宮清純様 
・特定非営利活動(NPO)法人エティック 代表理事 宮城 治男様
・ママさん安心協会 副理事長  作家  二松 まゆみ様
パネリスト:≪学識者・専門家代表≫
・日本内科学会認定内科専門医 池田 正行様
・東京大学大学院経済学研究科教授 伊藤 元重様  (国際経済学・流通論専攻)
・株式会社吉野家ディー・アンド・シー 商品事業部 商品統括室長 多賀谷 保治様

◆2004年10月30日 BSE対策の科学公開討論会 BSE対策の科学 
http://www.scj.go.jp/ja/info/kokai_shinpo/pdf/BSE%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%A8%8E%E8%AB%96%E4%BC%9A%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC.files/slide0001.htm

◆2004年11月10日 JSRMPM 教育シンポジウム(第3回)
唐木 英明  内閣府食品安全委員会リスクコミュニケーション専門調査会専門委員、
東京大学名誉教授、URMPM・JSRMPM顧問 「食の安全と安心の乖離」
http://www.jsrmpm.org/Workshop/education3.htm

◆2004年11月29日 岐阜県主催「食の安全・安心シンポジウム」in 岐阜
「食の不安感を解消するために」
http://www.fsc.go.jp/simp161129-gifuken.pdf

◆2005年1月31日 栃木県主催 とちぎ食品安全フォーラム
http://www.pref.tochigi.jp/shokuhin/safety/forum/forum.html

◆2005年3月29日 全国焼肉協会主催
唐木英明東大名誉教授 による特別講演
 さる3月29日に開催された「米国産牛肉全面的早期再開を求める会・100万人署名達成集会」における「100万人署名達成記念シンポウジム」(今月号「巻頭特集」8頁に抄録を掲載)でコーディネーターを務めた唐木英明東大名誉教授を講師に迎えます。
「米国産牛肉の安全性の科学的根拠」そして「輸入再開の必要性」について正しい理解を得られる内容です。
http://www.yakiniku.or.jp/sei/rijikai.html
http://www.yakiniku.or.jp/sho/anzen3.html
http://www.google.com/search?q=cache:Lks4RfxuE3cJ:www.yakiniku.or.jp/sei/rijikai.html+%E5%94%90%E6%9C%A8%E3%80%80%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D&hl=ja

100万人署名達成記念シンポジウム
『アメリカ産牛肉の安全性の科学的根拠と全面再開の必要性』(抄録)
【コーディネーター】 
 日本学術会議会員  東京大学名誉教授 唐木英明
【パネリスト】
 「米国産牛肉全面的早期輸入 再開を求める会」より
 一般部会/主婦・会社員  岩崎直美
 一般部会/会社員  中川智子
 一般部会/会社役員   田嶋雅美
 専門部会/JY常任理事  高木 勉 
(詳細と唐木氏の発言全文?は下記)
http://www.google.com/search?q=cache:yjSWcWJQiG4J:www.yakiniku.or.jp/sho/shomei.html+%E5%94%90%E6%9C%A8%E3%80%80%E6%97%A5%E7%B5%8C%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%80%80BSE&hl=ja
http://www.yakiniku.or.jp/sho/shomei.html
http://www.kaikin.jp/kanren.php

◆2005年4月4日 日経流通新聞
東大名誉教授唐木英明氏――危険部位の除去こそ大事(味かげん)

◆2005年4月15日 主 催:日本学術会議 食と農の安全体系専門委員会
「食と農の安全体系」公開シンポジウム
第一回 「食と農の安全を守る仕組み」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kokai_shinpo/pdf/1023-s-13.pdf

◆2005年4月25日
アメリカン・センターにおいて「米国産牛肉の安全性:その科学的根拠」で
消費者や業界関係者と情報交換(コーディネーター)
http://www.nissyoku.co.jp/bse/200408_200504.htm
米国代表団 消費者・業界団体などと情報交換 従来の主張を繰り返す
 米国農務省(USDA)のマーケティング・法規制プログラム担当副次官・チャック・ランバート博士を代表とする米国の専門家チーム9名は25日、午後1時から芝公園のアメリカン・センターにおいて「米国産牛肉の安全性:その科学的根拠」で消費者や業界関係者と情報交換を行った。米国の検査、飼料規制、SRMの除去などの体制について説明。従来の主張であるSRMの除去を基本とすべきと強く訴えた。日本の行政機関を米国に招くという。
 今回の会合で、コーディネーターを務めた東京大学名誉教授の唐木英明氏は「全頭検査でもBSEに感染しているかどうかは半分程度しかわからない」として、行政や全頭検査を支持する科学者などを「大衆に迎合」と厳しく批判している。(略)

◆2005/06/10発売号 Voice 
「BSE全頭検査は非常識」 対策済みの牛肉を再検査する無駄を世界は許さない -唐木英明
http://www.fujisan.co.jp/Product/5761/

====その他=====

・米国食肉輸出連合会
”アメリカン・ビーフの安全性や飼育・加工・出荷されるまでの現地レポート、農学博士の唐木英明先生と料理研究家の赤堀博美先生との対談などを掲載”
http://www.americanmeat.jp/bsebook/
http://www.americanmeat.jp/index.html

・吉野家の牛肉の安全に関して唐木教授の論文が引用されていると伺いました
http://www.yoshinoya-dc.com/
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日本のBSE感染源は肉骨粉ではなく「代用乳材料の汚染」説 &米国2頭目

2005年06月14日 07時18分52秒 | アメリカ牛は安全か?
◆BSEの感染源としての代用乳材料の汚染

6月11日、日本獣医畜産大学で「BSEと飼料問題」についてのシンポジウムが行われました。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/19APS.pdf
トピックは、日本で今まで「不明」とされていたBSE感染の原因を検証するもので、発生した多くの牛に共通する飼料を洗い直し、国の公的発表の計算の不備や間違いを学術的に指摘するものです。
先生方は、「犯人探し」をするのではなく、今後の感染防止、BSE撲滅のために、原因を究明されています。
その調査上で、代用乳や動物油脂などが浮上してきました。

シンポジウムに参加できなかった方で、詳細をお知りになりたい方は、当日の資料を配布(資料代1000円)されていますので、畜産システム研究会に直接お問い合わせを。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/

日本の現在判明しているBSE牛において、肉骨粉や交差汚染だけが感染源ではなく、その他の代用乳などが共通した感染源であるという調査は、今後の対策においても重要な着眼点であります。他国のBSE対策や、輸入問題を考える上でも大きな問題となります。「肉骨粉は食べさせていないから安全です」なんてキャッチフレーズの裏に注意が必要です。

代用乳については、下記もぜひ。
どうして鹿追町でのBSE二頭発生を問題にしない?
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=288

2000年生まれのBSE患畜 3頭すべてに同一の代用乳 感染源再検討の必要性
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/05062301.htm

■米国の状況
米国における飼料規制除外品目
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/26071694.html
血液・牛脂は牛の飼料として使用OK(加熱などの規制なし)
※食安委では、この表にチキンリッター(chiken litter)
~養鶏場の餌の食べこぼしや糞などのごみについての詳細が入っていない、という指摘も。
※牛の肉骨粉は鶏・豚には使用可。

ところでですが、会場から出た意見で、一つ、印象深く疑問に思われた点がありましたのでご紹介を。

「マスコミがともぐい、ともぐい、と、おどろおどろしく報道してしまうから覚えが悪くなった。しかし肉骨粉は飼料として貴重なリサイクル資源なんです。」

獣医学の先生からの、上記のような内容の熱いご意見だったんですけれども、私は「飼料」として使う場合に、上記に3つの疑問を持ちました。

==========================================

1. 同じ種のものを食べさせることについて→種の壁がないので、病気が感染しやすいのでは?

2. 大量の個体を混ぜるので、ひとたび汚染されたら病気が伝播しやすいのでは?
  (例・雪印牛乳食中毒事件・牛乳テロ論文不掲載事件・加熱しても駄目な毒素など)

3. 汚染物質の生体濃縮は?
 ※その他、家畜の糞の飼料もあるわけですが、糞はそもそも毒素を排泄する行為でもあり。。。


==========================================

「肉骨粉」と書くと「動物油脂など」が除かれる語弊があるので「動物再生飼料」の「ともぐい」についてですが、以下は別件、ちょっと思い出したことを。。。

日本でBSEが発生した2001年9月当時、某畜産県の指導的立場におられた学者が、「肉骨粉は貴重なリサイクル資源だ」という主張をずーっとHPに掲載されてました。それは発生した後もしばらく削除されなかったので、注目していたのですが、やがてそれは消えました。その方が、その後BSE対策についていろいろコメントをされているのを見て、よく農家の人は怒らないな、と思ったものです。まぁ、その学者は今も持論を変えていないのでしょうが、指導者たる者が、あれだけの甚大な被害を防ぐことが出来ず、その反省点を踏まえた上での持論なのか?上記の3つのような問題はどうクリアするのか?この点を教えていただきたいです。不勉強な私はこの点を知りたい。


◆米国2頭目疑いの情報について

笹山登生さんとSpeak Easyさんのサイトが詳しいのでそちらにお任せ(^^

二頭目のBSE発生で、問われるアメリカの検査体制
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=290
Speak EasyさんのアメリカBSE特集ページ
http://blog.livedoor.jp/manasan/archives/cat_924521.html
最新情報は笹山掲示板
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

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米国牛輸入に関する調査会傍聴と歯科・内視鏡の感染対策

2005年06月10日 11時02分22秒 | 公衆衛生とBSE,vCJD
遅くなりましたが、5月31日、米国牛の審議がいよいよはじまりました、その傍聴感想をUPします。
たいがいこのブログを更新するより先に笹山さんの掲示板に書き込んでおりますので、笹山さんの掲示板をご覧になっていただければ幸いです。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

まずは、当日の様子に関する報道を。。
消費者に説明不足 プリオン調査委員会 強い懸念を表明(日本農業新聞・遺伝子組み換え教室HP)
http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/syouhisyanisetumeihusoku.htm
リスク評価機関の役割でも議論 食安委プリオン専門調査会(日本食糧新聞)
http://www.nissyoku.co.jp/bse/

上記のほか、傍聴して、印象に残った発言要旨をご紹介。

寺田委員「中間とりまとめ案までの月齢見直しは、プリオン専門調査会から”ボランタリー”に評価を始めたもの」

本間委員「ある程度の(審議の)スピード感があってしかるべきではないか」

見上委員「このさいはっきり言っておきたいんですけれども、我々本委員会において、食品安全委員会において中間とりまとめ案などについて、一度たりとも、アメリカありき、という話もなかったし、そんなことなど思ったこともないです。(略)」

山本委員「諮問に関しては、わが国と同等の安全性ということで、国内のあらゆる年齢の牛(の肉)と、米国から入ってくる20ヶ月以下の牛(の肉)のリスクとの比較ということでいいのか?」(吉川委員「私もそう思います」)

小泉委員「行政資料で、「食安委の承認手続きを経て」という表現だが、何を承認するのか、と思う。国内ですらあれだけ時間がかかった。今度の米国、カナダ牛の評価については、管理問題は全部(行政に)責任をもっていただく、そういう条件のもとに、科学的事実に基づいて、それだけに限定して、評価をするならしましょう、という認識で私はいる。最短的???(この単語が聞き取れず)に見て議論していただくということにしていただきたい。(以下、金子委員への反論)」

=====================

全般的な感想ですが、私はポカーンとして、顎が外れそうになりました。日本の食の安全は彼らにまかされております。リスク評価以前に、「危機管理感覚」のある先生方に頑張っていただかねば。。

「国内のあらゆる年齢の牛と、20ヶ月以下の牛からSRMを除いた上でのリスクの比較」をする、という話が出ましたけれど、農水・厚労省は、牛肉&内臓に関して諮問をしてますから、牛タンや腸も含めてなのでしょう。

最近傍聴していてつくづく感じるのは、もう国の方向性は、食に関しては米国属日本州、らしいわけだから、自衛するしかないのでは、ということです。日本の食の安全を守るのに、税金でこのような危機管理感覚をお持ちの方々に給料払っていることを考えると、アホくさいどころの話ではござりません。まともな意見は「少数」扱いだし。EUのGBR評価メンバーを呼んだほうがいいのではないでしょうか。

私は、山本委員の発言に、「日本の老廃牛と、何食べてるんだかわからない米国の20ヶ月以下の牛を同一に考えさせて、リスクは似たようなもの」という結論に持ち込むつもりではないのか、という不安を感じました。だったら困りますよね。本当に。

しかし先日米国の消費者運動をされている方のお話を伺いましたけれど、米国でも心配されている消費者は少なくないそうです。あとは「Mad Cow? 焼けば大丈夫でしょ」という人もいるし。どうなることやらです

議事録をお楽しみに。。。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai25/index.html

関連:北海道の同地域で3頭目のBSE(日本で通算20頭目)が出たことに関する分析などは笹山さんのブログを。
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?cat=2


■vCJD問題ともかかわる歯医者の院内感染にかかわる問題を。。

検証:普通の生活で、vCJD=人型BSE(狂牛病)が感染しないとは本当か?その1 歯科編
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/57316d5ea76dd6092e7c843c2e7d6403
で取り上げた、歯科の感染対策のお粗末さですが、ようやく対策改善が話題にされてきたようです。

05/05/13 エイズ予防指針見直し検討会第6回議事録
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/05/txt/s0513-1.txt
一部抜粋してみますね。

「資料8ページから、歯科診療に際しエア・タービンで歯を削った場合に、どのような飛散状態になるかを、エア・タービンのウォーターラインに歯垢染色剤(赤色)を入れ、水が飛び散る様子を実験的に行ったものであります。これ等により術者と補助者、さらに患者さんとその周囲への飛沫汚染状態がお分かりいただけると思います。この写真の術者の装備は実際の診療(術者の防御マスク等)と違いますのでご理解いただきたいと存じます。
 写真35~36は、上顎の前歯にエア・タービンを使用した飛沫汚染の状況で、バキューム装置等の吸引を行わない状態です。写真35は、作動30秒後の汚染の状態で、術者の指・患者さんの顔や胸、口腔周囲が汚染されております。

写真36は、作動後1分30秒後の汚染の状態で、いかに広い範囲が汚染されているか、実際は約2m四方に飛散しており大変な汚れであります。これ等の状況から万が一を考えて、患者さんごとにエプロンの交換やブラケット・テーブル等のビニールカバーが必要になります。
 写真37は、同様な実験で口腔内バキュームを使用した場合とさらに口腔外キュームを併用し吸引操作をした状態で、いかに飛散が抑えられているかお分かりのことと思います。
 写真38~39は、エア・タービン等ウォーターラインへの逆流を示したものであります。ご存知のように、エア・タービンは高速で歯牙等を切削するため、切削時冷水で冷却する必要があり、切削終了と同時に瞬時に止まるため陰圧がかかる機構になっております。その際に、口の中の唾液や血液を吸引してしまいます。吸引を防止するため逆流防止装置の付いたエア・タービンの使用と空ぶかしを行うことが感染予防には重要であります。(略)

感染予防対策に関しましても、拠点病院に併設されております歯科診療施設の50%において、エア・タービンを患者ごとに変えられるほどの余裕が無く、設備が整っていない状況でした。拠点病院だからといって安心して患者さんを紹介できない状況であります。(略)

 日本エイズ学会とか、そういうところでも、眼科、歯科の受診の問題で、エイズ患者を特別みたいに言われますけど、実際に感染症にかかっている患者さんというのはいっぱいおられまして、B型肝炎の患者さん、C型肝炎の患者さんなど、大変多うございます。そういったところで、じゃあ、ユニバーサルプロポーションがきちんとできているのかどうかという問題に到達しないで、HIV感染者についてはこういう装備が必要である、こういう体制が確立しないと患者に来てもらっては困るという、科学的に見てもその論理立てがないのではないかなと思うんですね。(略)

そういう中でも患者さんの人数分ハンドピースがないために、1日の診療の中でハンドピースを使い回ししなければならない状況があるといった、そのへんの問題点もあって、改善をお願いしているということがございます。(略)


=============
こういう問題に対して、個々の歯医者さんがどう対策をしているのかの情報公開がますます必要となってきますね。というか、歯医者にいけなくなってきてしまうんですが(^^;

しかしこの審議会、写真の公開はないようです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/kousei.html#aids-yobou

ユニバーサルプレコーションとスタンダードプレコーションとは何か?笹山さんのご解説
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/index.php?p=218

参考:
お医者さんや歯医者さんにHBVなどの抗体保有者が少なくないのは
http://api-net.jfap.or.jp/siryou/dental_manual/05.pdf
http://api-net.jfap.or.jp/
http://www.moraine.co.jp/medical/dentist_cdc.html
http://medical.radionikkei.jp/shikai/pdf/040511.pdf

よく聞きますね。上記サイトをご覧ください。ライオンの歯ぶらしのCMも、歯医者さんは見本のために、裸眼ではなくアイガードつけるべきじゃないだろうか。


■vCJDと内視鏡汚染問題についての審議結果 議事概要

変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)に係る二次感染について(概要)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/04/s0408-5.html
(1)  消毒後の器具に残った感染力
(2)  プリオン病患者組織の感染力

内視鏡も歯科と同じく、院内感染源としてのニュースを時折目にしますね。医療現場は大変です。

しかし、病気治療の際の輸血や手術、歯科、内視鏡etc...などについて、どう自己防衛しろというのだろうか。
「自己責任」なんて言ってる学者や政治家は本当におめでたいですね。

■「リスクは僅少」とおっしゃる方へ
歯科や内視鏡などの現状も踏まえ、今までのリスク計算に「公衆衛生のリスク」は含まれていたでしょうか?それと、新しい研究による潜伏期間中の患者さんの推計。
オランダ、80年以後に輸血を受けた者の献血禁止へ、vCJD拡散予防措置
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04121302.htm
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/index.html
ヤコブ病病原体となる異常プリオン、高率で人に感染か(読売新聞2004年5月22日)

日本は米国から血液製剤を輸入しているはずです。これは一国の問題ではなく、グローバルに対策しなければならない問題のようです。

■「コスト比較」をなさられる方へ
平成14年度BSE関連対策の主要な施策 (対策費用内訳)
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20020730press_5.htm
上記、一番かかった、ン千億円の税金の使用用途をご覧ください。これがまた発生しないことが、一番コストを抑える方法だと思いますし、それから、たとえば全頭検査を廃止することで発生するライン分離費用と手間、混乱防止のための消費者への通知など、トータルコストもお考えいただけましたら幸いです。コスト比較は、それ単体で見るのではなく、「社会的合理性」も含めて考える必要があるようです。

情報はSpeak Easyさんのサイトもどうぞ。私のサイトよりたくさんの情報を頂いています。
http://blog.livedoor.jp/manasan/
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