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離煙によって、肺がんは確実に減る

2010年04月14日 07時53分56秒 | 離煙ニュース: 科学編
愛煙家の作家の井上ひさし氏が肺がんで亡くなったのは、先日のこと。肺がんはいまやいちばん死亡率の高いがん。肺がんになりたくなければ、やっぱり離煙なのです。

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肺がん死なぜ減らない?喫煙率下がってるけど(読売新聞) - goo ニュース

2010年4月13日(火)12:07

 喫煙率は年々低下しているのに、肺がんで亡くなる人は増えている。どうしてだろう。

 たばこは多くの発がん物質を含み、がんの原因の3分の1を占めるとされる。なかでも肺がんは、喫煙と強く関係しており、喫煙者の方が男性で4・4倍、女性で2・8倍なりやすい。

 日本での肺がんによる死者は1960年に5000人余りだったのが、98年には5万人を超え、胃がんを抜いてがんの種類別死亡原因のワースト1になった。その後も増え続け、2008年は約6万7000人が肺がんで亡くなっている。

 でも、たばこを吸う人は減っているのに、なぜ?

 国立がん研究センターたばこ政策研究プロジェクトリーダーの望月友美子さんは、「がんは、正常細胞がゆっくりとがん化していく病気。このため、喫煙率低下の影響が表れるのには、時間がかかる」と説明する。

 世界でいち早く、たばこによる健康被害に警鐘を鳴らし、1960年代半ばから消費量が減り始めた米国でも、肺がん死亡率が低下に転じたのは90年代に入ってから。約25年かかった。

 日本人男性の喫煙率は60年代半ばから年々下がり、09年は39%にまで下がった。だが、たばこ消費量全体の伸びに歯止めがかかったのは90年代半ばになってから。「米国の例をあてはめると、日本で肺がん死亡率が減るには、あと10年かかる計算になる」と、望月さん。

 日本人男性の喫煙率は、欧米先進国に比べると、まだまだ高いのも問題だ。20~50歳代では40%を超える。むしろ、たばこを自由に手に入れることができなかった戦後混乱期に青年期を迎えた1930年代後半生まれの人の肺がん死亡率は低い

 ちなみに、がんで亡くなる人が増えている最大の要因は、実は寿命が延びたことだ。高齢化の影響を排除した「年齢調整死亡率」でみた場合には、男性の肺がん死亡率は90年代後半から下がり始めている。ただし40年代生まれの患者が増えることで、再び上昇に転じるとの見方もある。

 禁煙の効果は、個人レベルではもっと早く表れる。国際機関の研究では、禁煙後5~10年以内で肺がんの危険は減り、禁煙期間が長いほど危険度が下がる。大阪府立成人病センターがん相談支援センター所長の大島明さんは、「たばこの価格を継続して大幅に引き上げる、職場、公共の場所を禁煙化するなどの対策が重要だ」と訴える。(利根川昌紀)

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たばこをやめて肺がん罹患率が減るために必要な年月は、社会的に見れば25年、個人的には5年から10年。覚えておきましょう。

個人的には、いま離煙して6年以上。やや肺がんになる危険性が減ってきたのかもしれません。しかし、周囲には当たり構わずたばこを吸う無法者スモーカーだらけ。実は肺がんの危険要因は減っていないのかもしれません。

社会全体で受動喫煙被害を減らす方向に意識が向かってもらわないと困ります。スモーカーの犠牲になんか死んでもなりたくありませんから。

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