厳しくなるといっても、禁煙先進国から見たら、まだまだ。日本の手ぬるい禁煙行政が、浮き彫りです。
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財務省は7日、たばこ包装の警告文を現在の8種類から12種類に拡充することを柱とする規制試案をまとめた。簡潔で読みやすい表現とするため、警告文の文字数を減らして文字の大きさも拡大する方向。健康リスクを広く周知する。
同日開かれた財政制度等審議会の分科会で、表示等部会の規制案を報告した。秋以降にさらに議論して、表示面積の拡大などを含めて内容を詰める。
たばこの包装は現在、30%以上の面積を使って肺がんや心筋梗塞などの危険性が高まるという8種類の警告文を表示するよう義務付けられている。
新たに乳幼児突然死症候群の原因になるといった文言の追加のほか、未成年者の喫煙防止の文言を全商品に表示することも求めた。一方、海外の一部の国で設けている喫煙の健康被害を画像で示す警告は、今後の検討課題とした。
財政制度等審議会(財務相の諮問機関)のたばこ事業等分科会で7日、たばこのパッケージの警告表示を強化する試案が報告された。警告の文字を大きくし目立たせるとともに、定型文の種類も現在の8から12に増やすよう求めた。財務省は分科会の議論を踏まえ、今年度内にも省令を改正する方針だ。
現在の警告文は「喫煙は肺がんの原因の一つとなります」など8種類。このうち二つをローテーションで選びパッケージの表と裏に表示するよう義務付けている。
試案では、警告文の末尾に記載している厚生労働省のホームページアドレスを削除し、文字を拡大するよう提言。警告文には「たばこの煙は子供の将来にわたる健康に悪影響を及ぼします」など4種類を加えるよう求めた。未成年者の喫煙については「法律で禁じられています。絶対にダメです」と表現を強めた上で、全ての商品に常時掲載するよう提案した。
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オーストラリアなどでは、グロテスクな画像をパッケージにつけて、国民にタバコを吸わせないようにしています。それなのに、財務省が考えるのは、この程度。よほどタバコによる税収を手放したくないのでしょう。喫煙のせいで、国民の生産性が下がり、医療費が増えているというのに。まったくもって理解できない話です。
タバコを吸ってよいことなど何もありません。18歳から42歳まで毎日吸い続けた四半世紀を、貧乏英語塾長、どれだけ後悔しているか。こういう人間を作らないためにも、タバコを手にしたくなくなるようなパッケージが絶対に必要です。
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