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禁煙、健さんを見習え

2005年10月24日 08時55分10秒 | 離煙ニュース: 国内編
月曜です。朝からテレビのワイドショーで、土曜日の高倉健さんを追いかけております。各局が趣向を凝らして、東京国際映画祭におけるチャン・イーモウ監督とのツー・ショットを放映してくれているからです。(ちなみに、一番見ごたえがあったのは、フジテレビの報道でした。)

最高です。しびれます。間近で見られた方は、姿勢よく背筋を伸ばし、凛とした健さんの佇まいに、深い感銘を受けられたのではないでしょうか。あの方が74歳だと信じられますか?

そんな健さんの健康の秘密は何なのでしょう。どうやらもともと健康にはとても気を使われていたようです。しかし、私見によれば、20代でお酒を、40代でタバコをやめられたのが、いまの元気な健さんを形作っているのではないかと思っております。

特に、禁煙です。

健さんは、東映のヤクザ映画で活躍されていた頃まで、大変なヘビー・スモーカーだったそうです。好きなコーヒーを飲みながら、タバコをくゆらせるのが、健さんのスタイルだと聞きました。

しかし、東映を離れ、『八甲田山』の撮影に入ります。43歳の時です。健さんは、タバコを吸っていたら、極寒の八甲田から生きて帰られないと自覚します。そして禁煙を実行に移されたのです。

それ以来、個人的にはタバコは吸われないはずです。少なくとも、それ以後の映画の中ではただの一度も喫煙シーンはありません。なのに、なぜかラークのCMに出てはおられました・・・。(この辺の事情、どうもよく分かりません。何せあの金正日と同じ誕生日の方ですから。)

よい仕事をしたければ、禁煙を始めとした節制こそが最大のストレス解消法だということなのでしょう。

そんな健さんの実体験を聞かせたくなる話です。

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少年院で医師が禁煙教育 たばこの効用のうそを説明 (共同通信) - goo ニュース

2005年10月20日 (木) 18:17

 若者に迫る薬物依存の危険を、まずたばこから予防しようと、心理療法を取り入れた新しい禁煙方法に取り組む「リセット禁煙研究会」(名古屋市)の磯村毅医師が20日、愛知県豊明市の少年院「豊ケ岡学園」で講演し、「我慢ではなく、吸いたい気持ちが起こらないようにすることが大切」と訴えた。

同学園によると、入園する少年の約8割は常習の喫煙者。これまでは職員がたばこの害を諭してきたが、外部の専門家を招いた禁煙教育は珍しいという。

14歳から19歳の少年約40人を前にした講演で磯村医師は、説明を繰り返して理解させる心理療法でたばこを吸う以前の健康状態を思い出させ、吸いたい気持ちをなくす「リセット禁煙」を提唱。「たばこでストレスが解消できると全員が考えているが、実はニコチンが切れるからストレスを感じるだけで、解消されていない」などと喫煙の「効用のうそ」をやさしく説明した。

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健さんの例が示すとおり、喫煙に本当の意味でストレスを解消する力はありません。健さんが、直接少年たちに語りかけたら、あっという間にやめてくれそうな気がするのですが、いかがなものでしょう。

とはいえ、悲しいことに、もはや彼らは健さんの偉大さを知らないのかもしれません。彼らのヒーローは、スモーカーの哀川翔なのでしょうか。だとすれば、残念です。
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