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黒澤映画の格安DVDが販売差し止め

2007年09月15日 12時06分42秒 | 映画ニュース
黒澤明ファンで全作品のDVDを所有している身からすると、少し複雑な気分です。

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黒沢作品の格安DVD 販売差し止め認める 東京地裁(朝日新聞) - goo ニュース

2007年9月14日(金)19:15

 「羅生門」「生きる」など黒沢明監督(1910~98年)の映画10作品を格安DVDとして販売する東京の会社に対し、東京地裁(市川正巳裁判長)は14日、販売差し止めを命じる2件の判決を言い渡した。著作権侵害だとして訴えていた東宝と角川映画の主張を認めた。

 著作権が守られる期間が争点となった。判決は、作品は43~52年に公開されており、旧著作権法が適用されるとしたうえで、「黒沢監督は著作者の一人」と認定。著作者が生前に実名で公開した作品の著作権の保護期間について同法が「著作者の死後38年」と定めていることから、東宝などが引き継いだ著作権は2036年まで保護されるとした。被告側は「映画会社など団体による著作物であり、著作権は公開後50年で切れている」と反論しており、控訴する方針。

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東宝における23作品のDVDをセットで買った時は、全部で10万円以上しました。だれでも買う気になる価格とは言いがたいものです。実際、INDECでは家宝扱いとなっております。

しかし、それが格安DVDとなれば、もっと多くの人が黒澤映画に親しめるわけです。監督はどちらを喜ばれるか。

とはいえ、オーディオ・ヴィジュアル・ファンとしては、アメリカのクライテリオンのような丁寧なDVD化をしてくれるなら歓迎ですが、格安盤にはそれも期待できそうにありません。見られればよい程度の粗悪なDVDしか出回らないのなら、やはりここは差し止めも止むをえないでしょう。

安かろう悪かろうでは、監督は死んでも死にきれないでしょうから。

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