ベテラン・スポーツ選手の活躍が目立つ昨今、キング・カズもがんばっています。
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カズ40歳弾、最年長記録更新だ/J1(日刊スポーツ) - goo ニュース
2007年5月13日(日)09:46
<J1:横浜FC2-0広島>◇第11節◇12日◇広島ビ
日本サッカー界をけん引してきたキングが、また一つ金字塔を打ち立てた。横浜FCのFWカズ(三浦知良=40)が広島戦で、40歳2カ月16日のJリーグ日本人最年長記録となる「不惑弾」を決めた。前半42分、左足で意表を突くボレーシュートを突き刺した。J1では神戸時代の05年3月12日以来、791日ぶりのゴールで良きライバル磐田中山の記録を塗り替えた。悩めるチームをリーグ戦9試合ぶりの勝利に導くゴール。足に魂込めた男の挑戦に終わりはない。
体が覚えていた。得点への嗅(きゅう)覚が瞬時によみがえった。ワンバウンドしたボールを、とっさに左足ボレー。GKが伸ばした腕の上をドライブ回転で越え、ネットが揺れた。両腕を広げたカズの下にイレブンが集まり、次々と抱きつく。歴史的瞬間に、ホームもアウエーもない。スタジアム全体が、歓声と驚きで揺れた。
1点リードの前半42分、競り合いからのこぼれ球が左サイドのカズに流れた。ゴールまで23メートルの左45度。カズが迷いなく選んだカードはシュートだった。「いいところにボールがこぼれてきたので思い切って打っていった」。この試合までJ1通算136点を挙げてきた本能が「打て」の判断を後押しした。
この日は、今季リーグ戦2試合目となるFWでの出場。だが守備から入るチーム方針のため2列目まで戻り、体を張った守備にも時間を割いた。2トップを組んだ難波が「ディフェンスもやって常に声を掛けてくれて本当にやりやすい」と話すほど。主役はJ日本人最年長ゴールにも「そんなに重要な記録じゃない。一番大事なことは勝つこと」とフォア・ザ・チームを前面に出して話した。
いつもの献身的な姿。だがその一方で、もう1人の自分を追い求めてもいた。4月21日の東京戦で決定機を外し話した言葉がある。「アレを決めなきゃオレじゃないね」。本心は「ゴールしたい」だったはず。ゴールに飢えていた、あの日のように…。
因縁めいた巡り合わせがカズの思いをかなえさせたのか。会場は広島ビッグアーチ。92年アジア杯1次リーグ最終戦のイラン戦。後がないこの試合で終了間際に劇的な決勝ゴールを決めた。「足に魂込めました」の名言を生み、アジア杯も制して真のストライカーを誕生させた。日本サッカー界にとっても転換期となった広島の地が「カズ魂」を目覚めさせた。
当時を思い出し「あれが92年ですから、もう15年ですね」とつぶやいたカズ。いまだに進化はやまず「40歳になっても、まだうまくなるんじゃないかと思ってやっていますよ」と、どこまでもどん欲にサッカーに取り組んでいる。40歳となった自らをベテランではなく「プラチナ」と称する。そのプレーは、さびることなく輝きを放ち続ける。【春川潤】
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2年以上もゴールを決めていないフォワードなのに首にならない。考えてみれば、実に凄いことです。それだけ周囲の信頼が厚いということの裏づけでしょう。
どこまで現役で突っ走れるか。ゴウ先生のお手本がまた増えました。
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カズ40歳弾、最年長記録更新だ/J1(日刊スポーツ) - goo ニュース
2007年5月13日(日)09:46
<J1:横浜FC2-0広島>◇第11節◇12日◇広島ビ
日本サッカー界をけん引してきたキングが、また一つ金字塔を打ち立てた。横浜FCのFWカズ(三浦知良=40)が広島戦で、40歳2カ月16日のJリーグ日本人最年長記録となる「不惑弾」を決めた。前半42分、左足で意表を突くボレーシュートを突き刺した。J1では神戸時代の05年3月12日以来、791日ぶりのゴールで良きライバル磐田中山の記録を塗り替えた。悩めるチームをリーグ戦9試合ぶりの勝利に導くゴール。足に魂込めた男の挑戦に終わりはない。
体が覚えていた。得点への嗅(きゅう)覚が瞬時によみがえった。ワンバウンドしたボールを、とっさに左足ボレー。GKが伸ばした腕の上をドライブ回転で越え、ネットが揺れた。両腕を広げたカズの下にイレブンが集まり、次々と抱きつく。歴史的瞬間に、ホームもアウエーもない。スタジアム全体が、歓声と驚きで揺れた。
1点リードの前半42分、競り合いからのこぼれ球が左サイドのカズに流れた。ゴールまで23メートルの左45度。カズが迷いなく選んだカードはシュートだった。「いいところにボールがこぼれてきたので思い切って打っていった」。この試合までJ1通算136点を挙げてきた本能が「打て」の判断を後押しした。
この日は、今季リーグ戦2試合目となるFWでの出場。だが守備から入るチーム方針のため2列目まで戻り、体を張った守備にも時間を割いた。2トップを組んだ難波が「ディフェンスもやって常に声を掛けてくれて本当にやりやすい」と話すほど。主役はJ日本人最年長ゴールにも「そんなに重要な記録じゃない。一番大事なことは勝つこと」とフォア・ザ・チームを前面に出して話した。
いつもの献身的な姿。だがその一方で、もう1人の自分を追い求めてもいた。4月21日の東京戦で決定機を外し話した言葉がある。「アレを決めなきゃオレじゃないね」。本心は「ゴールしたい」だったはず。ゴールに飢えていた、あの日のように…。
因縁めいた巡り合わせがカズの思いをかなえさせたのか。会場は広島ビッグアーチ。92年アジア杯1次リーグ最終戦のイラン戦。後がないこの試合で終了間際に劇的な決勝ゴールを決めた。「足に魂込めました」の名言を生み、アジア杯も制して真のストライカーを誕生させた。日本サッカー界にとっても転換期となった広島の地が「カズ魂」を目覚めさせた。
当時を思い出し「あれが92年ですから、もう15年ですね」とつぶやいたカズ。いまだに進化はやまず「40歳になっても、まだうまくなるんじゃないかと思ってやっていますよ」と、どこまでもどん欲にサッカーに取り組んでいる。40歳となった自らをベテランではなく「プラチナ」と称する。そのプレーは、さびることなく輝きを放ち続ける。【春川潤】
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2年以上もゴールを決めていないフォワードなのに首にならない。考えてみれば、実に凄いことです。それだけ周囲の信頼が厚いということの裏づけでしょう。
どこまで現役で突っ走れるか。ゴウ先生のお手本がまた増えました。
現役をずっと続けて、ジーコの記録を破って欲しいです。