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ウルトラマンも負ける中国の国内法

2005年08月07日 11時08分34秒 | 時事放談: 中国編
ああ、無敵のウルトラマンも中国には敵いませんでした。

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ウルトラマン著作権で敗訴 円谷プロ、北京地裁で

 【北京6日共同】6日の新華社電によると、日本の円谷プロダクションが「ウルトラマン」の著作権を侵害されたとして北京市内のデパートを相手取って起こしていた損害賠償請求訴訟で、北京の第1中級人民法院(地裁)はこのほど、円谷プロ側の訴えを退ける判決を言い渡した。

 中国紙などによると、このデパートは、日本国外でのウルトラマンの利用権を保有するタイの企業から許可を得て中国メーカーが製造した玩具を販売。円谷プロ側が販売停止や損害賠償を求めたのに対し、デパート側は、円谷プロは利用権を提供したタイ企業や中国メーカーを訴えるべきで、事情を知らない小売業者を訴えるのは不当だと反論していた。

 判決は、中国ではタイの企業がウルトラマンの利用権を登録しており、デパートに過失はなかったとして訴えを退けた。

(共同通信) - 8月6日21時35分更新

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ゴウ先生は、法律の専門家ではありませんし、中国の国内法についてもまったく知りません。ですから、以下のことはあくまで個人的な感想だと思ってお読みください。

短い記事ですから、詳しいことは分かりませんが、一つ疑問があります。どうして知的所有権を侵害した商品を売ることが中国では違法行為にならないのでしょうか?

日本では、ある商品が知的所有権を侵害したとすれば、それは違法商品です。それを販売したならば、その行為もやはりわれわれの国では違法となります。さもなければ、不正にコピーしたブランド製品やDVD・CDなどを堂々と売ることができるようになり、本来の製作者の権利が損なわれることになるからです。

それがどうして中国では許されるのでしょう。タイの会社も悪いのでしょうが、中国のデパートも同罪のはずです。

中国のこの分からなさは、いずれ自分で自分の首を絞めることになると思います。日本の政府も企業も主張すべきところは主張してくれなければ困ります。ともあれ、早く「普通の国」になってほしいと願うゴウ先生でした。
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1 コメント

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Unknown (@板橋)
2005-08-30 01:52:23
著作権の考え自体が希薄なことは以前からです。しかし、普通の国とみなすことはできません。コピーを作らせないように法整備をしていないことは、政府も著作権無視を認めている証拠ですね。
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