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83歳の女子高校生に、拍手!

2013年06月25日 08時02分18秒 | 時事放談: 国内編

昨日、いちばん感動させられた記事です。宿敵・朝日にやられてしまいました。

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球児は83歳女子高生 チエさん、ピンチで伝令
朝日新聞 2013年06月24日12時20分

  【竹野内崇宏】神奈川県川崎市の定時制高校に通う83歳の女子高校生、上中別府(かみなかべっぷ)チエさんが23日、相模原市のサーティーフォー相模原球場であった全国高校定時制通信制軟式野球選手権大会県予選(朝日新聞社など後援)の決勝戦に、背番号12の選手としてベンチ入りした。ピンチでは伝令に走るなど、孫のようなチームメートと一緒に試合を戦い、準優勝に輝いた。

 上中別府さんは川崎市立高津高校定時制の4年生。担任で監督の中島克己教諭(45)から昨秋、「子どもたちにいい影響を与えてほしい」と野球部に誘われた。亡き夫や息子も野球好きだったことから入部し、キャッチボールやノックを受けるうちに楽しくなった。手作りのお菓子を差し入れたりして「チエさん」と慕われる。2月のバレンタインデーでは「お返しに」とグラブを贈られた。

 決勝戦の相手は過去2年連続決勝で敗れた強豪の戸塚高校。投手戦が続いたが、6回裏に1死満塁のピンチを迎えた。「選手たちを楽にしてほしい」。中島監督に伝令を頼まれたチエさんが、83歳とは思えない元気な足取りでベンチからマウンドに駆け出すと、観客から大きな拍手がわき上がった。「落ち着いていこう」。エースの小鹿優一さん(18)のお尻をぽんぽんとたたいて励ました。チエさんの手作りソーセージパンが大好物だという小鹿さんは「あれでだいぶ楽になった」と力投した。

 だが、試合は0―4。全国大会出場を逃して泣き崩れたバッテリーに、チエさんは「よく頑張ったね」と声を掛けた。試合後、小学校以来だというメダルを首にかけてもらった。「悔しいけど、本当にワクワクどきどきした」と、笑顔で決勝戦を振り返った。

 大会の初戦、日々輝学園神奈川校戦では大量リードした5回に左翼手として試合に出場し、「ボールが飛んで来ないで」とドキドキした。「100歳まで生きるつもりだったのに寿命が3歳縮まった」と笑った。

 鹿児島県出身で尋常高等小学校を卒業し、15歳で終戦を迎えた。戦争中は芋のツルを食べるほど困窮し、空襲に備えるなどして勉強する余裕もなかったという。「英語を勉強したい」と思い続け、76歳のころに川崎市の夜間中学校に進学して念願をかなえた。高津高では弁論大会で戦争体験を交えて「もっと勉強したい」と訴えると、泣き出す生徒もいたという。

 子ども2人、孫5人、ひ孫も4人いるおばあちゃんだが、好きな言葉は生涯現役。「まだまだ勉強することばかりです」

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読んでいて、目頭が熱くなりました。偉いですねえ、チエさん(朝日のサイトで写真が見られます)。本当にすばらしい。こんな人生の大先輩と一緒に野球ができた若者は、幸せ者です。

チエさんに、乾杯!いつまでも、お元気で。


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