そうでしょう、そうでしょう。地球温暖化を止めないと、オリンピックもやれなくなります。
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温暖化で夏季五輪の開催地激減? 熱中症の懸念 米研究
朝日新聞 2016年8月21日15時45分
地球温暖化が進めばアジアで夏季五輪が開催できるのは2085年には2都市だけになる――こんな研究結果を米カリフォルニア大などのチームが英医学誌ランセットに発表した。熱中症のリスクが高まり、マラソンなどの競技が難しくなるためだという。
標高1600メートル未満で人口60万人以上の北半球の645都市について、温暖化対策をとらなかった場合の2085年の7~8月の気温と湿度を予測。気温や湿度などから算出される「暑さ指数(WBGT)」が日陰で26度以上になると、マラソン競技が中止になるリスクがあると仮定した。
すると、リスクが低いのは33都市に限られ、そのほとんどは西欧の都市だった。アジアではウランバートル(モンゴル)とビシケク(キルギス)だけ。温暖化が進んだ22世紀初めには、ベルファスト、エディンバラ、グラスゴー(いずれも英)、ダブリン(アイルランド)の4都市のみになるという。
07年のシカゴマラソンは猛暑で数百人が手当てを受け、レース途中で中止になった。研究者は「将来的に五輪はすべて室内でやるか、冬にやるか、あるいはマラソンなどの持久競技なしでやることになるかもしれない」としている。
20年の東京五輪・パラリンピックでも酷暑が予想されるため、政府は暑さ対策のための連絡会議を設置。道路緑化などの暑さ対策や、救急医療体制の整備などを含む中間とりまとめを公表している。(香取啓介)
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2020年の東京五輪ですら、ゾッとします。
最低気温が25度を超える熱帯夜が続くこの季節の東京です。しかも、夜が明けたら、あっという間に30度、35度になります。これで、マラソンなどの屋外競技ができるのでしょうか。1964年の東京五輪は、10月の話です。比べようもありません。
温暖化を止めて、快適な五輪運営ができるように、日本政府は、世界各国と連携して強力な策を施行すべきです。東京五輪がその契機になるとよいのですが。
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