第23回全国中学・高校ディベート選手権が4〜6日、東京の立教大で開かれ、熊本市中央区の出水中の小橋口航さん、工藤孔志郎さん、村山竣太さん(いずれも3年)によるチームが中学の部で初優勝した。同部の全国制覇は県関係で初めて

 全国教室ディベート連盟などが主催。中学の部は、全国7ブロックから勝ち上がった24校が出場した。小橋口さんと工藤さんは1年生の頃から出場。昨年は村山さんも加わったが、いずれも決勝トーナメント1回戦で敗れていた。

 中学生に課せられた今年の論題は、国内全ての飲食店に対し全面禁煙を義務付けるべきかどうか。3人は5カ月前から論文や新聞記事などで情報収集したほか、インターネット電話のスカイプを通して他県のチームと練習試合を重ねてきた。

 否定側に回った決勝は「飲食店で禁煙にすると家庭での喫煙が増え、子どもの受動喫煙が増える」と主張。ベストディベーター賞にも選ばれた小橋口さんは「3年間の集大成として、いい結果が残せた。この経験を高校でも生かしたい」と話していた。(熊川果穂)

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出水中の 「飲食店で禁煙にすると家庭での喫煙が増え、子どもの受動喫煙が増える」という主張が理解できず、首を傾げます。まあ、記者が乱暴にまとめたせいでしょう。実際のディベートを聴いておけばよかったです。近所の池袋にある立教大学で行われていたのですから。

とはいえ、こういう論題でディベートを行うようになったんですねえ。国会議員や厚労省の役人も中学生のディベートを聴いたら、もっとましな議論ができるのではないでしょうか。少なくとも、悪質な野次はとびませんしね。

ともあれ、出水中の3人に拍手です。