夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

カリフォルニアでは、フォアグラもフカヒレも食べられない

2013年01月02日 08時21分19秒 | 時事放談: 海外編

食通は、カリフォルニアには行けません。フォアグラも、フカヒレも食べられないのです。

**********

米「フォアグラ禁止法」に仏反発、中国も参戦で“世界大戦”(産経新聞) - goo ニュース

2012年12月31日(月)19:08

 米カリフォルニア州で7月、高級食材で知られるフォアグラの生産・販売、レストランでの提供が法律で禁止された。施行直前には駆け込み需要があったほか、特別メニューを出すレストランも。一方で、同州を相手取って禁止法の差し止めを求める団体が現れたり、米ブルームバーグによると、フォアグラの主要産地フランスで、国内のレストランに同州産ワインの提供をやめるよう呼びかけるなど反発も起こった。そのうえ、騒動は広がり、ついに世界一の「パクリ国家」のあの国も登場する始末で…。(篠田丈晴)

■禁止、提訴… 「米仏戦争」勃発

 キャビアとトリュフと並び「世界三大珍味」といわれるフォアグラは、肥大したガチョウやカモの肝臓。ただ、のどに管を通して差し入れた大量の餌を食べさせて生産することから、動物愛護団体から「残酷だ」との批判の声があがっていた。このため、カリフォルニア州では2004年のシュワルツェネッガー知事時代に禁止法が成立し、8年の猶予期間を経て施行された。違反者には1日当たり1千ドル(約8万円)の罰金が科される。

 こうした動きに対し、罰金覚悟でフォアグラを提供する飲食店もあったほか、法の施行停止を求めて州を提訴する動きも。反発は遠くフランスにまで及 び、名産地で知られる南西部ジェール県の政治家や業者らは、国内のレストランに対しカリフォルニアワインの提供停止を呼びかけた。

 一方、法案提出者のバートン元州上院議員は米紙ロサンゼルス・タイムズに対し、「(長い準備期間があったのに)彼らは寝ていたのか」などと、反発派の動きを揶揄(やゆ)している。ただ、米国ではシカゴ市が06年にフォアグラの販売を禁止したが、反対の声が相次いで2年後に解禁した経緯があるが…。

■フランス文化の遺産

 そもそも、フォアグラをめぐってはヨーロッパでも古くから不自然な食材として動物虐待論があった。欧州評議会加 盟の関係35カ国では1999年、「すでに定着している場合を除き」生産が中止された。その例外の代表格がフランスなのだ。世界のフォアグラ年間生産量の 4分の3を占めるとされ、最大の消費国であり、輸出国である。2005年には、同国の国民会議は「フォアグラは仏文化の遺産である」とした法案を全会一致 で可決している。

 仏南西部ジェール県が、カリフォルニアの禁止法に反応して同州産ワインをボイコットするのもうなずける。ただ、この“ワイン大国”で他国のワインが多く飲まれているとは思えないので、無理矢理に外交介入するフランス一流のポーズとも受け取れる。

■フォアグラにも登場 パクリ国家・中国

 フォアグラの生産をめぐっては中国の怪しい動きもある。

 仏経済日刊紙ラトリビューン(2010年10月21日付)よると、仏食品大手「ユーラシス」が、中国で農家と契約してフォアグラの材料となるカモやガチョウを飼育し、中国産フォアグラを「ルージェ」ブランドとして世界の高級飲食店に販売しているというのだ。

 ただ、中国の場合、さまざまな分野でノウハウを取得したあとに相手国企業とたもとを分かち、そのあとは品質が劣化する傾向がある。富裕層が増え、 国内需要の高まりで大量生産の劣化品が中国人のおなかを満たすのはかまわない。しかし、それが高級品として世界中に出回ることのないよう祈りたい気分だ。

■食い道楽・大阪

 さて、インターネットで「フォアグラ 大阪」と検索してみると、200万件以上のヒットがあった。定番のソテー以外に、「フォアグラとんかつ」「フォアグラ丼」「フォアグラ鍋」…。果たして、ここまでアレンジして食す国民はいるのだろうか。

フォアグラの次はフカヒレ禁止=食文化差別と反発―米カリフォルニア州(時事通信) - goo ニュース

2012年12月29日(土)15:38

  【サンフランシスコ時事】米カリフォルニア州で2013年7月1日、中華スープなどに使われる高級食材フカヒレの所持・販売がハワイ州などに続き 全面的に禁じられる。フランス料理などで使われる世界三大珍味の一つフォアグラの「禁止令」に続く措置。ニューヨークと並ぶ美食都市サンフランシスコでは 中国系NPOが「特定食文化を狙い撃ちにした差別」と訴え、施行差し止めを求め提訴するなど反発が広がっている。

 州当局によると、禁止 令は飲食店と小売店で12年1月1日時点の在庫利用を1年半猶予した上で、7月からは家庭内消費も対象とする。違反者には罰 金1000ドル(約8万円)、最長禁錮6月を科す厳格規制だ。在庫切れを理由に新年にはメニューからフカヒレスープを削除する店が少なくない。

**********

鯨を取り上げられた日本人としては、フォアグラやフカヒレを禁止することに首を傾げてしまいます。

しかし、これが現実世界。自分たちが正しいと思ったものは、他国や他人がどう思おうが権利を主張するのです。よい子ぶって譲歩ばかりしていたら、世界で自分の意見を通すことはできません。

反対派がどうやって巻き返すか。カリフォルニアのグルメたちはどう反応するのか。注目していきたいと思っています。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« INDEC塾長から新年のご挨拶 | トップ | ベランダ喫煙は、罰せられて当然 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事放談: 海外編」カテゴリの最新記事