気象庁は21日、2017年の日本と世界の天候まとめを発表した。11月までの観測に基づく速報値によると、世界の平均気温は平年(10年まで30年平均)より0.39度高く、1891年の統計開始以降3番目に高かった。太平洋赤道域東部の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が起きていない年では最も高く、世界各地で異常高温が見られた。

 日本は平年を0.38度上回り、1898年の統計開始以降で10番目に高い。今月20日までの観測で各地の気温と降水量を見ると、平均気温は沖縄・奄美が平年より0.5度高く、北日本(北海道・東北)と東日本は0.2度、西日本は0.1度高かった。降水量の平年比は北日本103%、東日本102%、西日本100%と平年並みで、沖縄・奄美は92%と少なかった。

 6〜7月は九州北部豪雨など記録的大雨があった。8月は北、東日本で天候不順が続き、東北で梅雨明けの時期が特定されなかった。台風の発生は平年並みの27回。日本への接近は8回(平年値11.4回)と少なかったが、上陸は4回(同2.7回)と多かった。 

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エルニーニョ現象なしでも、この高さ。まったくもって、地球はどうなってしまうのでしょう。

今年の日本は、というか東京は例年よりも過ごしやすかったですが、それとて来年はどうなるのか。そもそも2020年の東京五輪は、本当に東京の真夏の酷暑の下でやれるのでしょうか。

全世界で協力体制がとれないとしても、日本だけでも、化石燃料を使った自動車や発電の制限を一日も早く急ぎ、地球に優しくあるべきです。