東京都議会厚生委員会、努力義務ながら、子どもを受動喫煙から守る条例案を可決

自民党は、「努力義務」の条例までも反対しますか。どこまでタバコ権益まみれなのでしょう。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

子の受動喫煙防げ　禁煙、自宅も努力義務　都委員会可決

10月03日 14:40

　東京都議会の厚生委員会は３日、子どもの受動喫煙を防ぐために自宅などでの禁煙を努力義務とする条例案を賛成多数で可決した。５日の本会議で可決、成立する見通し。私生活の空間での喫煙に歯止めをかける都道府県条例は全国初となる。

　条例案は都民ファーストの会、公明党、民進党が共同で提案した。都議会で議員提出の条例案が成立すれば、２０１１年以来。

　条例案では、受動喫煙から守るためとして、子どもがいる自宅や自動車の中などでの禁煙を努力義務とする。当初、自動車内で「喫煙をしてはならない」とする案が検討されたが、反対意見に配慮し、努力義務とされた。保護者には、受動喫煙を防ぐ措置のない施設に子どもを立ち入らせないよう努力義務も課す。いずれも罰則はない。

　この日の採決では、都民ファースト、公明、共産が賛成し、自民は「行政が家庭内に踏み込むことには慎重であるべきだ」として反対した。（野村周平）

子どもを受動喫煙から守る条例案可決 都議会委員会

10月03日 16:14

子どもを受動喫煙から守ることに特化した条例案を審議している東京都議会の委員会が開かれ、条例案は賛成多数で可決されました。５日の本会議で成立する見通しです。

東京都議会の都民ファーストの会と公明党、それに、民進党は、子どもがいる部屋や車の中などでの喫煙を避けるよう求める条例案を、来年４月の施行を目指して開会中の定例議会に提出しています。

３日開かれた都議会の厚生委員会では、各会派が条例案について意見を表明し、自民党の小宮安里議員は「条例案の周知が不十分で、家庭内という都民の私的空間に行政が立ち入ることについて審議が尽くされていない」と述べ、継続して審議するよう求めました。

これに対し、都民ファーストの会の岡本光樹議員は「条例案は、罰則のない努力義務で、子どもの健康を守るためにまずは啓発を進めるべきだ」と述べ、早期に条例を制定することが必要だと主張しました。

このあとの採決で、自民党を除く各会派が賛成し、賛成多数で可決されました。

条例案は５日の本会議で成立する見通しです。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ほぼ15年前までは、貧乏英語塾長もタバコを吸っていました。幼い子供が3人もいたのに、その面前で吸っていました。深刻な受動喫煙被害を与えていたのです。恥ずかしくてなりません。

いまでも、これだけ受動喫煙被害の深刻さが明かになったのに、タバコを吸う親御さんがいて、それをとがめない自民党があるというのも、悲しい現実です。罰則のない努力義務ではありますが、お子さんの健康のことを考えて、親御さんにはタバコを我慢してもらいたいものですし、自民党も早くタバコ権益を手放してもらいたいものです。

この際、スモーカーの方はタバコと縁を切るのも悪くありません。離煙生活は、それはもう最高ですから。

次は、厳しい罰則つきの公共屋内全面禁煙化をお願いします。