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ああ、憎き歩道橋がやっと消えていく

2014年06月15日 06時51分36秒 | 時事放談: 国内編

かなり以前の記事ですが、歩道橋を渡れない貧乏英語塾長にとっての朗報だと思っていた記事です。記録しておきましょう。

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歩道橋:安全な歩行ルートも… お年寄り「階段つらい」
毎日新聞 2014年05月24日 15時10分(最終更新 05月24日 15時25分)

 古い歩道橋の撤去が目立ってきた「交通戦争」といわれた時代の1970年前後に安全な歩行ルートとして急増したが、老朽化に加え、「階段の上り下りがつらい」といった高齢者らの声も強まる。歩道橋は、役割を終えつつあるのか。【安高晋】

 多くの若者でにぎわう東京・原宿の表参道交差点68年に設置された歩道橋が今年1月に姿を消した。

 「ぐらぐらと揺れるのが気になる」「お年寄りには上り下りがつらい」。そんな声が元町内会連合会長の半田庄司さん(76)に寄せられ、存廃を東京都や警視庁と協議してきた。「歩道をふさぐ橋脚が、防災訓練でも邪魔になっていた」。信号機付きの横断歩道を新設することで、歩道橋の撤去が決まった。

 59年に架けられた愛知県清須市の「西枇杷島(にしびわじま)歩道橋」(2010年に架け替え)は、日本最初の歩道橋とされる。同市都市計画課の石田隆さんによると、「近くの小学校の児童が事故に遭い、『駅のホームとホームの間に架かっている橋のようなものを道路に架けよう』という話になった。人より車が優先され、渋滞の原因になる横断歩道の設置は認められにくい時代だった」という。設置当時の名前は「学童専用陸橋」だった。交通量増加に安全対策が追いつかない時代だった。全国の事故死者は55年から64年の間で約6400人から約1万3300人に倍増歩道橋の増加は交通事故の増加に重なる

 69年設置の横浜市瀬谷区の「二ツ橋歩道橋」も、近く撤去予定だ。近所の小学校の児童を除くと利用者は少ない。歩道橋の下の車道を横切る人が多く、横断歩道の方が必要だと市は判断した。

 費用負担も重い。歩道橋を新設する場合にかかる費用は数千万~1億円。補修でも10年おきに数百万円の維持費がかかる。撤去費用は数百万円が一度きりだ。ただ、市は「地域に求められているものは残す」という。

 二ツ橋歩道橋の近くに住む男性(70)は「住民の多くが高齢になり、歩道橋を渡れなくなった。時代の流れを感じるが、小学校に通う孫にとっては歩道橋のほうが安全な気がする」と複雑そうだ。

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塾長が歩道橋を渡れないのは、肉体の問題ではありません。精神の問題です。極度の高所恐怖症であるために、橋という橋が歩いて渡れないのです(実は、自転車でもダメです)。ゆえに、歩道橋を見つけると、どうにかしてそれを回避します。

思えば、1961年生まれの塾長は、歩道橋急増時代に育ち、次々と作られる歩道橋を見てはため息をついていました。友達からからかわれたこともたびたびで、数々のトラウマをこの50年間抱えて生きてきました。その歩道橋が減らされていくと聞くと、それだけで気持ちが楽になります。

こういう歩道橋恐怖症の人は塾長以外あまり知らないので、何ともいえませんが、皆無ではないはずです。歩道橋を渡りたくても渡れない人間もいるということを知ってもらえたら、幸いです。

それにしても、あの「交通戦争」にはとんでもないところで苦しめられました。


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