続・トコモカリス無法地帯

うんざりするほど長文です。

眠れないくらい怖い

2009-01-12 04:58:14 | TRPG
どうせ今日は眠れないので、寝ないで書くことにします。

D&Dキャンペーンの一つの鋼鉄城が山場を迎えました。つまりボス戦。
こちらが平均16lvで、相手の脅威度は20オーバー、しかも複数。どう見たってこちらの分が悪い。
結論から言うと勝ちました。勝ちましたが、どうして勝てたのかが分からない……。そのくらい厳しい戦いでした。

相手は5人、こちらも5人ですが、向こうはドイツもコイツもラスボスクラス。全員固有名詞付きの強敵ばかりでした。しかも、それがフルバフの最大強化済み状態でテレポートしてきての遭遇です。しかもこちらは前衛でガンガン殴り合えるのは1名だけに対し、向こうは3人が前衛可能の3枚看板体制。


真ん中で敵に包囲されてる白マントが私のキャラクター
正直、どうやって勝ったのか覚えてません。
最初に敵を殴ると、かすりもしないくらい守りが堅くって…、それをウチの術師がチェーンディスペルとうかいう呪文で解除して、ようやく当たるようになって…、敵のソーサラーが呪文を4連続化させてかけてきて、こちらの頼りの全力攻撃ができなくなって…、それもなんとか解除して…、分身した敵のソーサラーに無理矢理攻撃を当てようとして、最後に失敗して…、それをウチの術師がサイコロ振りなおしの特技でやり直させてくれて、なんとか倒して…、
あとはよく覚えてないけれど、球電を敵の足元に転がしたり、相手のかけてくる呪文を、呪文無効化のヴェイルを移動させてキャンセルしたり、石の壁張ったりしてたような気がします。あと、ひたすら殴れる相手を殴ってました。
そしたら勝ってました。いつのまにか。
必死でした。


必死の戦いの図。余裕まったく無し。


勝った後に、急に怖くなりました。
なんで勝ったか分からない。また同じ戦いしたら勝てるかどうかわからない。いや、負ける確率のほうが高い。私は熱血漫画の主人公ではないので、気合だ根性だ奇跡だなんてものは信用してません。たしかにサイコロの目は走りました。相当にサイコロに救われた部分があります。気力が萎えそうになるPLに発破かけるようにサイコロが廻り、道理を引っ込め、無理を通す、実に頼もしいサイコロ達でした。「ここでオマエがへたれてどーする!」とでも言うように。
だから今回は、めいっぱい背伸びして偶然手に入った勝利です。
でも、それは自分の力じゃない。運です。
今回は自分の力量を超えた戦果でした。だから怖くなったのでしょう。
自分がまだ到達していない領域へ、これらの戦果から既に入ったと、過大評価される怖さを感じています。


私にはD&Dで目指す領域があります。初めてキャンペーン参加して頭上で飛び交う意味不明な呪文、気付くと戦況が整い、あとは自分が殴るだけという、ウィザード達のスマートな戦場操作能力。
そんな不可思議な戦いを見て、その半分でも追いつきたくて、腹心ルールでウィザードを助手に付けました。自分の主体はやっぱりファイターなのでそこは外さないままの、半端な取り組みではありますが、今日はウチの腹心たる「イセル」さんにはずいぶん助けられたと思っています。もっとルール勉強して有効な動きができたら、こんな不安感は和らぐかとも思います。

ウチのアローガムはまだ弱いです。いや、もう弱いと思っています。戦士系の伸び代はもうさほど多くありません。あとは20lvに向けて、どれだけ腹心の援護を充実させられるかが課題な気がします。




とりあえず、勝ったはいいが首の皮どころか、髪の毛1本で持ちこたえたような戦闘でした。みんなよく頑張った、私も頑張った。サイコロで無理を通して頑張ったよ。
みんなが言ってくれました。「大金星」だと。前衛看板3枚のボスチームに前衛1枚看板チームが勝っちゃった。
すごい。うれしい。楽しい。怖い。怖いよー、寝れないよー。
そのうち、もう一度今回クラスの強敵と戦うことになるかもと考えると、怖くて眠れません。


このゲームの1週間前からアレコレ考えて、胃がきりきり痛むくらい考えて、それでも考えに見合った成果が上げられず、悔しい、情けない。ここんとこほぼ毎回術師の「ジュエル」は即死して、すぐ復活パターンに嵌まってるし。後衛のダメージ行かないように間合いをコントロールし、壁になるのが前衛だろう。まだまだ甘いよ自分の前衛。
反省することいっぱいあるはずですが、何から反省していいやら。
とりあえず呪文特技系を覚えてみましょうか。

胃が痛んで食もマトモにとおらないなんて、入れ込みすぎですか。そうですか。
でも、この理由はキャラへの愛着というのとは違うようです。
むしろPTへの連帯責任感というか、自分がしっかりしないとみんなが危ないから、みたいな部分が大きいようです。自分1人なら気楽に新キャラ作って取り替えます。



もうじき、もう一方のキャンペーンもこの領域に差し掛かるでしょう。
今はのんきにブタに跨り弓矢を撃ってるぶーぶーらいだー「ペルガとトコモン」も、この修羅道に踏み込んでいくのでしょうか。彼女らには終始のほほんとしていて欲しいものですが。


ここで、ふと思い出したのがガンダムOO戦術予報士スメラギさんの無茶な指揮で、毎回過酷な戦場に放り込まれるガンダムマイスター達。自分の役割に徹して難しい作戦をこなしていくのですが、見てて「そりゃ無茶だろ」と突っ込みたくなる状況が多々あります。つか毎回ピンチです。
あれの雰囲気を味あわされたのが今回のシナリオだった気がします。この程度で腹痛起こしてる自分のやわな精神ではソレスタルビーイングのメンバーは務まらないようです。スメラギさんが酒に逃げる気持ちがわかるわぁ。

自分は後ろで「トランザム」キリッと言ってる間に、仲間が全部敵をやっつけてくれるポジションがいいな、
……トランザムやオーライザーのような伸び代の大きい強化手段はないものかな・・・(また余計なことを考え始めたらしい)