JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

Makoto Kubota presents 金延幸子 半世紀 の”み空”

2023-11-23 | 音楽
Makoto Kubota presents 金延幸子 半世紀 の”み空”
晴れたら空に豆まいて day2
2023年11月20日

日本の女性シンガーソングライターの草分け的存在、金延幸子。
失礼ながら最初名前を聞いた時、誰それ?だった、調べて解った。
当方フォークソングとの出会いといえば中坊の頃の歌謡曲からの吉田拓郎ちゃんなので、期間的にも短かったため、それ以前の方々の大レジェンドとなると疎いのであります。
御年75才でアメリカ生活の中、いまでも現役で新譜とかも出すというのは凄い人ではないですか。その方のライブのオープニングにカネコアヤノ。
これは行かない手は無い。
想像するに普段よりも観客の年齢層がかなり高い所でカネコアヤノが観られるという最近には少し無い安心設計なのだ。
「ひょっとしてオレ最年長?」という危惧が無いのは気が軽い。(それもぜんぜん平気だが)
しかもライブMIXに久保田麻琴の名が!!
ま、今回はMakoto Kubota presentsで前面には出ないんだろうけど久保田麻琴、エリック・クラプトンの武道館前座で夕焼け楽団見て、良かった記憶あるもんな。(何年前よ、50年近い)
見た外タレ前座では一番良かったと記憶してる。その後はラッキーオールドサンの命名由来くらいだけども。


さて
会場に入ると丸椅子が並べられてて、スタンディングじゃないのか。やはり高年齢層に優しい安心設計。
・・・しかし、この丸イスが難点で、休憩中もずーっと座ってたら終盤、腰に来たw

カネコアヤノのオープニング
大きな口を開けて大声で歌う圧巻。
最近口を歪めながら感情込めるところがより多くなった気が。本来美的にはマイナスのはずなのに歌の力で鳥肌立ちあげられまくり。

「長く聴いてた幸子さんなので今日演れて嬉しかったです。ありがとう。」
関心があるものにアクセスしやすくなってる時代とはいえ、30歳カネコアヤノの音楽嗜好が良すぎる。
「今、一番生まれる時代を間違えた女」と言われていたことは躍如として面目ない。

金延幸子さん
白髪ロングに丸顔老眼鏡。お婆ちゃんというよりかは明るい関西おばちゃんの雰囲気。
「最近指が動かなくなった」そりゃ仕方ないでしょと、最初指の運動と始めた曲のギターでいきなり「ウワッ」となった。カッコイイ。
日本のジョニ・ミッチェルと言われてますね。
森羅万象引きつれるような歌詞と擬音を多用するフォーク・スキャットは、気候の良い頃に屋外で聴いてみたくなる。

西海孝のアコースティックギターをサポートに迎える。この方のギターがまた超絶。
さらにサポートバンドとして「私の孫たち」を迎え入れる。
ベースの悠太くんは細野晴臣のお孫さんだと!
パーカッションはクレジットされてなかったけど海老原さんと紹介されていた。

第2部の後半になるにつれバンド形態の演奏が熱を帯びてくる。ここらは久保田麻琴氏のなせる技なのか。
幾何学模様からシタール奏者を迎え入れるとサイケ度を帯びてくる。ガチインド風でないのがよろしく、個人的にはラヴィ・シャンカールより好ましい。

1部2部休憩の間にかかっていたI NEED YOUなどの曲が良いなと思っていたら金延幸子さんの曲だったのね。

ライブの雰囲気も温かく和やか。投げキス可愛い。
おしゃべり好きの関西おばちゃんなんやね。
張り詰めたステージのカネコアヤノとは対照的。
西海孝とのデュオ「み空」で締めると、アンコールには
愚のメンバー松田幸一さんがハモニカで参戦。シビレルなぁ。
全員で「時にまかせて」でお開き。
白髪ロングが神々しくさえ。




金延幸子 歌とギター
西海孝 ギター
細野悠太 ベース
海老原? パーカッション
ゲスト:Ryu Kurosawa (幾何学模様) シタール

LIVE MIX 久保田麻琴

オープニング:カネコアヤノ(弾語り)

栄えた街の
朝になって夢からさめて
エメラルド
もしも
気分
閃きは彼方



金延幸子

ほしの伝説(ソロ)
春一番 w/西海
道行  w/西海
雪が降れば w/西海、幸子歌のみ
あなたから遠くへ w/西海、海老原、悠太
青い魚 w/西海、海老原、悠太

休憩

連れていって海に w/西海、Ryu
カゲロウ w/西海 幸子歌のみ
夕陽を見たとき w/西海
FORK IN THE ROAD w/西海、海老原、悠太
I NEED YOU 全員
光の翼 w/Ryu
み空 w/西海

en.
おまえのほしいのは何 ゲスト松田幸一(Harp)全員
時にまかせて 全員



こりゃ物販でLPレコード買わねばと思ったけど終演で時計を確認するともうこんな時間。懐の寂しさと空腹もあってね。ごめんなさい。
理想ばかりじゃ生きられないね。帰ろう。

関係者席で最後までご観覧のカネコ氏。ステージ衣装の上から古着っぽいワンピース着てて、ステージでは口が裂けても言えない「可愛い」
アフターライブや普段のお召し物のセンスが素晴らしいっす。




25年前の金延幸子 @シールズレコード

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