JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「連続暴姦」

2018-05-08 | 映画(DVD)
「大杉 漣 追悼特集上映」

「連続暴姦」1983年 新東宝 監督:滝田洋二郎

2018年2月21日、心不全のため亡くなった大杉漣さんの追悼特集上映。
映画俳優としてのキャリア初期を彩ったピンク映画で活躍する姿をスクリーンで

12年前、当時7歳だった冬子は女子高生の姉がレイプされ、絞め殺されるのを木陰から見ていた。男には太腿に鮮やかな赤い蛇の刺青が…。連続強姦絞殺犯人を冬子がついに追いつめる。




滝田洋二郎によるピンク・スリラーの傑作でこれは圧巻の出来。滝田監督はコメディで力を発揮する印象だったから驚き。ピンクでこのシナリオの高品質度。
大杉漣は冷徹鬼畜な暴行魔をこんなにカッコ良く演じていいのか?ってぐらいだし。
映写技師に惚れちゃう麻生うさぎもシナリオライターと人違いされちゃうレズ竹村祐佳も容赦なく。



暗い中での電気スタンドプレイ。白い女体が褐色に浮かぶ。織本かおる祭 その3だ!

織本かおるが偽名で劇中映画作品「連続暴姦」の脚本を書き復讐に賭ける。
ロケ地上板橋東映の映写室、当時上映のポルノポスター「軽井沢夫人」「アンネの日記」
フィルム編集用のテープのついた白手袋が手掛かりになるなど制作サイドネタも興味深く、また巧妙なアングル使ってくる。冴えまくり。

終盤の廃墟ビルでのホラー・サスペンスな展開と結末にいたる仕掛け。



入替え無しの3本立ての3本目だったけど、もし1本目に見ていたらそのまま2回目の観賞に入ったでありましょう。流石にもう一周は辛いので退場しましたたけどね。



上野オークラ劇場


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