JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「猟色 サロメの唇」

2019-09-14 | 映画(DVD)
「猟色 サロメの唇」1984年 日活 監督:藤井克彦

ファッションデザイナーの飯倉江利子の一人息子・幸彦の家庭教師を務める女子大生の美加子は、初日に幸彦から太腿を撫で付けられるという洗礼を受けた。「前の家庭教師は3日で逃げ出した」との彼の言葉から行動は更にエスカレートしていく。外は激しい雷雨。泊まることになった美加子がベッドに横たわると、誰かがドアをする音がして……




公開当時、観たかどうだか分からないやつでしたが、観たことないやつでした。
当時、渡辺良子は健康的にスタイルがバツグンでそれが返って瑕に感じたりしてたもんだが、現在こうして観ると、美しいものはやはり美しいのですなと、素直に堪能。
80年代のファッションは男も女もとても苦手なものありますが、スタイルの良い渡辺良子はファッション的にもよろしい。難点はヘアスタイルのみ。これは共演の志水季里子しかりね。



渡辺良子の美加子は大学で高飛び込み選手。競技用水着も似合うひきしまった肢体。
オープニングから多くの飛びこみシーン。おそらく吹替でしょうがレベル的には国際級というわけではない。むしろ息子役が海に飛び込む方が見事だったりする。

その岩場に幸彦を探しにくる渡辺良子のノーブラワンピも良い。
部屋で恋人のコーチを誘うノーパン部屋着も良い。
ブティック経営の母親からプレゼントされる高価なドレス。何を着ても似合う百万弗のナイスバディ?
色黒な美しい肌なので母から付けられる印(キスマーク)も効果的。



作品としては息子(依田浩介)とママと家庭教師という微妙な三角関係で、息子くんの悩みは意外と深刻なものだったりする。
依田浩介もジャニーズばりのイケメン高校生で、極端な短パンで夏を過ごしてる、もっこり。
マザコン少年は「僕だけのママが家庭教師の女に盗られてしまう」と不安。天窓からレズる二人を覗き見ている。渡辺良子と目と目が合う。
母親は母親で自分のパンティーを息子が愛玩していることも寝入った自分の乳房をまさぐっている事も承知。
渡辺良子に対して「淫らな私を鞭でぶって!」「ぶちなさい!」と絶叫する凄まじさ。
母親からレズ、SMの世界に引き入れられる家庭教師の渡辺良子が、息子の筆おろしおよび近親相姦成就に一役買うという魅惑の極致を浜風や雷光の外連味な演出で見せる。
ラストシーンはなかなか好ましいものがある。

幸彦の友達。トランペットの彼はどうでも良いが、その彼が孕ませた同級生に中山あずさ(新人)と幸彦に思いを寄せる女子が早坂明記(新人)
出番は少ないが特に中山あずさはかーいー。ただ出演作はほぼこれっきり。早坂明記も。

シリーズ1本目「猟色」は確実に観てるけれど内容はまったく覚えてませんので再鑑賞したいものです。



シネロマン池袋

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