JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

傷だらけの天使 「街の灯に桜貝の夢を」

2017-03-09 | 映画(DVD)
BS12の放送もそろそろ終盤ですに差し掛かってきました。

録画もせずに在宅で見る事ができる時だけ見るという観賞法にシフトしたので、まぁ、なかなか観る事ができませんが・・・
この日は「悪女にトラック一杯の幸せを」の時同様、2カ月連続の日帰り青森出張だったのではやてで一目散に帰って観賞。

「街の灯に桜貝の夢を」 監督:恩地日出夫 脚本:市川森一

不景気のせいか修と亨の兄弟分には仕事がなく、亨はクラブホステスの明美(関根恵子)のヒモになり下っている。亨と明美の希望はスナックを開くこと。この資金稼ぎのため、明美の提案で修のペントハウスをジュータンバーに改装することになった。ホステスは明美一人で勿論“自由恋愛”OK。修と亨はポン引き役をひきうけ「正真正銘の女子大生」のふれこみで客を引き商売はけっこう繁盛した。こうして三人がいい気になっているところに辰巳から「建設会社の社長の板倉をうまくたらしこみ、濡れ場をカメラに収めること、成功すれば報酬は100万円出す」との依頼がきた。三人は早速実行に移すことになった。

1話完結が良い所だけれど、今回のように唐突に亨に女ができていてヒモ生活を送ってるという強引な設定の回もあるね。
亨って童貞キャラじゃなかったのか?
やはり女優ゲストが良い回はお話も乗れる。中谷一郎、今井健二の回もゲストに痺れたけど女っけ無くていけねぇ。
関根恵子サーンご登場。ヨイ!
この当時の関根さんは微妙に大人びていてあまり好きでなかったのですが、今、観直すと絶品ですな。
居酒屋ではケバい顔で亨に「アケミちゃんももっと俺に貢いでくれなくちゃ」なんて言われてますけど・・・
ペントハウスを絨毯バーにしようとやってきた時の美しさ。ギャップは美の基本ってか。



「薄化粧にすれば充分女子大生でも通る」とおっしゃる。なんせ20代半ばの関根さんですから。
「太陽にほえろ」のシンコからの縁で後に女優として迷走してしまう関根恵子に事務所を紹介してあげたというショーケン(修)も亨とあけみのために奔走。

関根恵子は高橋恵子になるきっかけの「TATOOあり」がベストだと思いますが若い頃の映画も見たくなりました。

客引きが胴に入ってる修ちゃん。関根さん以外では、客引きシーンのカメラが見所ですね。ショーケンの演技は今回も光る。
あの絨毯バー「女子大生の部屋」ってお酒飲ませるだけなん?

亨の悲恋物語でもあります。「所帯を持つって温かいもんな。今回は8分2分、8分がお前の取り分だ・・・」
結末は例によってせつない。
シリーズ全体の流れからやや浮いたエピソードになってますけど、良かったです。
綾部貴子は留守で絵ハガキが届くだけ。これは残念。ホーン・ユキのスケブラウスで許して。

BS12は4月9日からの「傷だらけの天使」リピート放送を発表。今度は毎週日曜の夜。
今回見逃した、中山麻里の回や高橋洋子の回を見なくっちゃね。
ショーケンのインタビューもリピート放送するよん。

今回、今のところ観賞できた回は以下

「悪女にトラック一杯の幸せを」
「殺人者に怒りの雷光を」
「偽札作りに愛のメモリーを」
「金庫破りに赤いバラを」
「非情の街に狼の歌を」
「可愛い女に愛の別れを」
「つよがり女に涙酒を」
「リングサイドに花一輪を」
「街の灯に桜貝の夢を」



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「みれん」 | トップ | 追悼 ラリー・コリエル »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事