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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「怪猫トルコ風呂」

2006-09-10 | 映画(DVD)
只今、シネマヴェーラ渋谷にて「妄執、異形の人々」と題するカルトな特集をやっております。

「カルト、キッチュ、モンド。哀れみの視線をその身に浴びながらも、いま映画史の闇から立ち上がる、妄執ヒーロー、異形の映画の群れに、慄きつつ刮目せよ!」

2本目
「怪猫トルコ風呂」1975東映 監督:山口和彦(ニュー・プリント)

エドガー・アラン・ポーの「黒猫」ポルノ、怪談が夢の合体。SMの女王、谷ナオミの化猫。トルコ風呂の名と共に消えた幻の怪作と来れば、嫌が上にも興味深々。
いいですね。トルコの題名復活です。
にっかつにも随分「トルコ」を冠した題名作がありますが、どんどん上映しましょう。他国の文化風俗にいちゃもん付けないでください。ソープランド王国様。
日韓W杯で負けた時「チクショー、ソープランドごときに負けおって」と罵ったが最早通じなんだ。(悲)

昭和33年3月31日、親の命日を忘れてもこの日は忘れないという1日から物語は始まります。
メ●スの上がった女議員がバカな事を決めてくれたおかげでこの国にトルコという世界に誇れる(?)文化が生まれたのですね。

こちらはジョン・ルイス室田日出男が悪行の限り。
イロの妹を手篭めにして、「出来ちゃった物ぁしゃぁねぇだろう」と開き直る。
トルコ社長の女房と出来て店を乗っ取ろうとする。
トルコのしみったれ社長はやっぱり殿山泰司が好演。この人しかいないでしょ。
東てる美も清純ビッコ娘役で登場。



にっかつロマンポルノについてですが、
私、真面目に18になるまで我慢していたので、ギリギリ谷ナオミさんに間に合っていますが東てる美さんは間に合ってない。高校時代、興味深々、あこがれでした。今回初めて劇場でその肢体を拝まさせていただきました。
当時新人、大原美佐がメイクのせいか谷ナオミの妹役が実に自然。本当の姉妹みたいです。



お約束の女王、緊縛シーンもあります。しかしSMでなく酷いリンチで殺害してしまうのはいけません。
谷ナオミ(雪乃)が可愛がっていた黒猫が妹の危機に「ギャーオ!」と助けに入ったりしますが、ジョン・ルイスに鉈で首を飛ばされ絶命。壁に塗りこめられていた雪乃に乗り移ったか、谷ナオミが化け猫になって現れる。但し、黒猫じゃなく何故か白猫。化け猫メイクで女王もがんばっております。
化け猫の首が飛ぶのもお約束でしょうか。
この辺のバカバカしさが悪趣味映画を救うわけです。
最後は吉原炎上雪乃昇天・・・

それにしても欲にくらんだ乗っ取り映画の2本。
その悪趣味ぶりにちょっとあてられました。

また行くつもりですので報告します。



シネマヴェーラ渋谷

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