goo blog サービス終了のお知らせ 

JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「blue」

2025-04-07 | 映画(DVD)
「blue」2003年 オメガミコット 監督:安藤尋 脚本:本調有香 原作:魚喃キリコ

高校生の桐島カヤ子(市川実日子)は、不思議な魅力を持つひとつ年上の同級生・遠藤雅美(小西真奈美)と知り合い、やがて彼女のことを想うようになり、キスまで交わす仲になるが……。



ずっと前から見たかった小西真奈美と市川実日子のやつが劇場でかかっていたので時間の都合で休みを取って観に来たが、休んだ甲斐があった。
授業中の居眠り冤罪で叱責されて泣いちゃう実日子なんてそうそう観れん、泣き虫実日子。



同性愛感情の物だけどピンクやVシネじゃないからキス止まり。レズと言うより憧憬の感じが好ましい。姓で呼び合うJKも好ましい。
前半は市川実日子の桐島に感情移入してたけど後半は小西真奈美の遠藤への感情移入してしまうキモ爺ですが。
絵の撮り方や色、光の使い方、ゆったりとした長回しも好き。



一緒に過ごせない退屈な夏休み、思い立って静物画を描いてみる時の障子扉で外光調整するカットや海辺の自販機のカットにハッとさせられる。
ブルーの色使い。ビデオレター、溶け合いぼやける水平線。
傷つきやすい年頃のblueはエンドロールの文字色さえ好き。

色ではないけど遠藤が着てないワンピを桐島にあげると言って寸法を確かめるシーンが渡辺真知子のBlueになってて微笑ましくも可愛い。

産業革命の授業は懐かしいけど4人や5人で分けれても3人では分けれないバターサンドの算数に暫し悩んでしまった、飛ばして行こう。



唐突な笛の劇伴が城定Vシネっぽいけど大友良英か。なんでも原作の魚喃キリコが製作中ずっとフォルクローレを聴いていた事に由来するらしいが、フォルクローレはケーナよりシクーリ、サンポーニャ派なのでそこは個人的にはバツ。リコーダーとケーナは大違いだしw

また一つ好きな映画が出来ました。

 

 


目黒シネマ
2025年1月

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「嗤う蟲」 | トップ | 「Red」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

映画(DVD)」カテゴリの最新記事